デジタルリマスター 2022年3月4日

書き間違えてもごまかせる文字を探す(デジタルリマスター)

こうやってごまかせる数字や文字を調べてみます。

4と書くところを2と書いてしまい、線を足して無理矢理4にすることがよくある。

その場合はなんとかごまかせてる(と思う)からまだいいが、 他の数字の場合はどうだろう。1をごまかして7にするのはできそうだが、 8にごまかすのは無理そうだ。

そういうのを全部試してみて、できるできないを表にしたら便利だと思う。

なのでどの文字がどの文字にごまかすことができるのか調べてみた。 ただし今回調べる文字は、ひらがなや漢字は多すぎるので数字とアルファベットの二つです。

2007年9月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1985年生まれ札幌市出身。髪がとても硬いため寝癖がなかなか直りにくい体質。そのためよく帽子をかぶっています。

前の記事:箸が転がるのは本当につまらないのか(デジタルリマスター)

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マス計算みたいなチェック方式

まず数字のなかでごまかせる文字を探していく。その効率的な方法としてこんな紙を用意した。

書き間違え03_photos_v2_x2.jpg
脳を鍛える計算じゃないです。
書き間違え04_photos_v2_x2.jpg
縦軸が書き間違えてしまった数字で、横軸が線を足したりしてごまかしたい数字になってる。

これでどうやってごまかせる数字を調べるかというと、

書き間違え05_photos_v2_x2.jpg
0に一本線を足すと6にごまかせました。
書き間違え06_photos_v2_x2.jpg
8、9にも出来ました。

こんなふうにプリントされた数字に線などを書き足してごまかしたい数字に出来るかどうか、一つずつ調べていくというわけです。

書き間違え07_photos_v2_x2.jpg
0を1にはどうやってもごまかせない。
書き間違え08_photos_v2_x2.jpg
そういうものにはバッテンを付けていきます。

いくら考えてもごまかせない数字には、こうやって赤いバツマークを付けていく。これが最終的に真っ赤にならないことを祈りながらやっていきます。

書き間違え09_photos_v2_x2.jpg
ちなみに0は上の6、8、9以外は全滅でした。
書き間違え10_photos_v2_x2.jpg
4とか頑張ったんですけどさすがにこれは無理。

 

書き間違え11_photos_v2_x2.jpg
2まで調べてこんな感じです。思ったほどごまかせそう。

1はかなりごまかせる。2も割とごまかせる

そんな調子で一気に2の段までやった。

1は縦棒一本だからかやはりかなり多い。3と8以外はなんとかなった。

それで2はごまかせる数字は3、4、8の三つが存在した。でも相当苦しい。ごまかせたとしてもものすごく数字を書くのが下手な人に見られるのは確実だ。

あと1を2にするのも厳しい。どれぐらい厳しいかというとこんな具合です。

書き間違え12_photos_v2_x2.jpg
個人的には許容範囲なのでOKにしましたけど。
書き間違え13_photos_v2_x2.jpg
こうごまかした場合の責任は負いかねます。
書き間違え14_photos_v2_x2.jpg
調査風景。秘密の古文書や暗号を解いてる気分です。たぶんこの後電気を付けたら後ろにハンマーを振りかぶった男がいるんだと思う。

 

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3、4、5、6で一気にバッテン率アップ

この後3から6までやってみたが、ここから急にごまかせなくなってきた。どのくらいダメだったかはとりあえず置いといて、まずはごまかせた数字を見てください。

書き間違え15_photos_v2_x2.jpg
3は8になる。これはさすがに王道。でもこれ以外がありませんでした。
書き間違え16_photos_v2_x2.jpg
4は全滅だった。なんとか6にならないかとあがいたけど敗北です。
書き間違え17_photos_v2_x2.jpg
個人的には許容範囲がかなり甘いことが分かりました。
書き間違え18_photos_v2_x2.jpg
僕には見えます。

3、4、5、6の中でごまかせた(それもかなり無理のある)数字は上記の5つのみ。表には一気に赤バツが増えてしまいました。

書き間違え19_photos_v2_x2.jpg
思ったほどごまかせなさそう。

 

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7は意外とイケます

紙が俄然赤くなりだしたところで残りは7、8、9の三つ。4や6がダメだっことを考えるとさらに望み薄な数字だ。

でも7をやってみるとこれがなかなか懐の深い数字で、結構いろんな数字にごまかすことが出来た。

書き間違え20_photos_v2_x2.jpg
手書き文字とプリント文字の違いを考慮すれば完璧に2になってると言っていい。
書き間違え21_photos_v2_x2.jpg
4の上の方をちょっと跳ねる人っていますよね。
書き間違え22_photos_v2_x2.jpg
6の上の方をちょっと跳ねる人っていますよね。
書き間違え23_photos_v2_x2.jpg
これは自信を持ってごまかせたと言えます。

以上の5つの数字にごまかせた。これは1に次ぐ多さ。そういえば1と7は形が似てる。そこら辺何か関連性があるのかもしれない。

ちなみに8と9は案の定ほとんどダメで、8は全滅、9はかろうじて8に出来た程度でした。

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最終結果発表

書き間違え24_photos_v2_x2.jpg
調査終了した紙。赤い。

恐れていたようにかなり真っ赤になってしまった。90個の数字のうち24個のごまかせる数字があったわけだから、90点満点のテストだとすると相当少ない。

この結果を参考に、書き間違えた数字とごまかせる数字の関係を表にしてみました。

書き間違え25_photos_v2_x2.jpg

ごまかせる数字の数は少なかったが、こうやって表にすると1のごまかせる数字の多さと、ほとんどの数字が8にすることが出来るという真事実がハッキリ現れた。

これからは別の数字を書くときに間違えて1を書いても、取り返しの付く可能性は高いからあきらめなくていい。

そしてもし8を書こうとして違う数字を書いてしまっても、大抵の数字は8になるので修正液で直さなくたっていいんだ。

71320を47836に

ちなみに上の表を参考にするとこんな致命的な失敗も取り繕うことが出来ます。

書き間違え26_photos_v2_x2.jpg
「47836と書くところを71320と書いてしまった!」となっても慌てなくたって大丈夫。
書き間違え27_photos_v2_x2.jpg
表を見るとすべて対応した数字だからこうやって線を足せば、
47836にごまかすことが出来ました。(カーソルを画像に載せると元の数字を表示)

 

でもごまかせる数字の数は少ないので、なるべくなら間違えないほうがいいです。

次はアルファベットを調べました。

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また同じ方法で調べます

アルファベットも数字でやったのと同じ方法で調べていく。

ただ数字よりアルファベットのほうが倍以上多いので必然的にこんなことになります。

書き間違えP201_photos_v2_x2.jpg
細めで見ると全部混ざり合って灰色の四角になります。
書き間違えP202_photos_v2_x2.jpg
今回の記事は写真も文字ばかりですみません。

これをまた一つずつごまかせないかチェックしていく。

さすがにその様子を写真に撮りながらやっていくのは時間がかかるし辛いので、ここは短時間集中で一気にやってしまおう。

で、チェックしました。

書き間違えP203_photos_v2_x2.jpg
細めで見ると全部混ざり合って赤色の四角になります。

やっぱり真っ赤になった。それでもいくつかごまかせるものや気づいたことがあったので、そういった部分を以下ハイライトでどうぞ。

書き間違えP204_photos_v2_x2.jpg
aはこれ一つだけ。手書きならもう少しごまかせると思う。
書き間違えP205_photos_v2_x2.jpg
cはこの他、oとsにすることが出来た。
書き間違えP206_photos_v2_x2.jpg
hの下に一本横線を引いてb。
書き間違えP207_photos_v2_x2.jpg
iとlは形が同じなのでまったく同じ文字にごまかせる。
書き間違えP208_photos_v2_x2.jpg
プリミティブな形の物ほど後でごまかしやすいようだ。
書き間違えP209_photos_v2_x2.jpg
nをもう一つ足したらmになるのは有名(ですよね?)。
書き間違えP210_photos_v2_x2.jpg
mの中には二つ、nには一つのrが隠れてます。
書き間違えP211_photos_v2_x2.jpg
女子高生っぽいgだと思いました。
書き間違えP212_photos_v2_x2.jpg
wはvが連なったもの、xはvが上下反転したもの、yはvに毛が生えたものであることを発見。
書き間違えP213_photos_v2_x2.jpg
yはxにだけなれました。歩き出してるみたい。

 

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ごまかせるアルファベットとその対応表

以上のチェックした結果をまとめて表にしてみました。すごい細かくて作るの(主に線を引くの)が大変でした。

sheet02_photos_v2_x2.jpg
クリックするとおおきく表示されます。

この表を参考にするとこんなことができるようになります。

書き間違えP215_photos_v2_x2.jpg
”home”て書こうとしたら”none”て書いちゃった!
書き間違えP216.jpg
でも表を見ると”n”は”h"と”m”にできるので、
書き直さなくたって”home”になるんです。(カーソルを画像に載せると元の字を表示)​​​​​

 

ごまかしやすい数字とアルファベットの類似性

ここまでごまかせる数字とアルファベットを調べてきたが、ここで振り返ってごまかせる文字の対応表を見直すとある類似性が見えてくる。

それがなにか分かりやすいように円グラフにしてみました。

書き間違えP218.jpg

数字は”1”が全体の29%で最もごまかしやすい。

そしてアルファベットは"i"と"l"が28%で最もごまかしやすい。

つまりどっちも縦棒一本で書く字が最もごまかしやすいということだ。 これはひょっとしたら全ての言語に適用できる法則かもしれない。

これが確かなことかどうか、ひらがなで試してみよう。 ひらがなで最も縦棒一本に近いのは「く」だから、 「く」で他のひらがなはどれくらいかけるだろうか。

11文字も書けました。(カーソルを画像に載せると元の「く」を表示)

縦棒一本の法則をここに提唱します。


アルファベットをひらがなにするのもやってました

間違えてもあとからごまかせる文字を探し始めたら最終的に法則を提唱するまでに至ったが、この他に数字やアルファベットをひらがなにごまかせるかということも調べていた。

例えば下の「はちまき」という単語は「1tfzc」という文字から出来ているがそれらがどこに隠れてるかわかるだろうか。たぶんすぐ分かると思います。

今回は見送りましたがいつかひらがなとかでもやろうと思います。プリントした紙のマスが目に見えれば。

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