デジタルリマスター 2022年2月15日

箸が転がるのは本当につまらないのか(デジタルリマスター)

「箸が転んでもおかしい年頃」ということわざは、別段なんでもないことをおかしがって笑う年頃(だいたい十代後半の女性)のことをいうらしい。それはいいとして気になるところは、箸が転がることはなにも面白いことではないと言っている点だ。

このことわざは古くから存在しているからいままでの人生で何の疑問もなく受け入れてきたが、本当に箸が転がることはつまらないことなのだろうか。

ひょっとしたら面白いかもしれないので箸を転がしてみました。

2008年4月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1985年生まれ札幌市出身。髪がとても硬いため寝癖がなかなか直りにくい体質。そのためよく帽子をかぶっています。

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道に箸が転がってたらどうなのか

箸が転がってるという言葉から連想されるシチュエーションは、やはり普通の道に箸がコロッと転がってるイメージだ。

そのイメージを頭に浮かばせると、ことわざ通りのなんでもない風景が出てくるが、現実は実際にやってみないと分からないことだらけなのだからやってみよう。

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あ、箸が転がってる!おもしろい!
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また転がってる。おもしろい!
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ここにも。おもしろいなー。
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あーおもしろい。

おもしろくない。

キャプションで無理やりおもしろいと書けばおもしろく見えるかと思って書いてみたが、どうみてもゴミが落ちてるようにしか見えない。落とし主はここでコンビニ弁当でも食べようとしたのだろうか。

たしかにこれを見て笑う人はことわざで揶揄されても仕方ないと思うが、個人的にはいくら年頃でも笑わないと思う。これには。

転がるさまはおもしろいはず

さっきの箸が転がってる写真はおもしろくなかった。(おもしろかった方がいたらそれでいいです)

しかしあれは転がってるというより落ちてると言ったほうが近い。だから「箸が落ちててもおかしい年頃」なら確かにそのとおりだが、箸が転がるのがつまらないとはまだ言えないはず。

次はちゃんと箸が転がってる姿を見るために、坂から箸を転がそうと思います。

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河原沿いで見つけた抜群の傾斜。

これはおもしろいのかどうか。

でも転がした本人の感想を素直に言わせてもらえば、ちょっとおもしろかった。なにがと聞かれると答えに困るけど、まっすぐ転がらずいろいろと曲がって転がり落ちていくところとかが。

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たくさん転がしてみる

次は転がす本数を増やしてみよう。

一本転がしてちょっとおもしろかったなら、数を増やせばもっとおもしろいかもしれない。

 

転がした分だけおもしろさ倍増!とまではいかなかったが、箸をどんどこ転がす行為はなんだか変な背徳感があって妙に顔がにやける。

ただ客観的に見ておもしろいところまではいけてないのでもう少しあがいてみたい。

笑い声を付けてみる

転がしてる僕自身は多少なりともおもしろいと思えた。しかし動画自体はどうしても空しい感じがしてぜんぜん楽しくなさそうなのは否めない。

そこで見てる方も楽しくなれるように動画に笑い声のBGMを付けてみよう。ドリフでよく使われてた手法だ。これなら思わずつられて笑ってしまうのではないか。

音素材集のCDには女性の笑い声がなぜかこれしか入っておらず、やむなく使ってみたがさすがに無理があったようです。

でもおかしな動画にはなったと思う。笑えるという意味ではないけど。

橋幸夫が転んでもおかしい年頃

たくさん転がしたり笑い声を付けたりと策を凝らしたが、結果はあまりパッとしなかった。この状況を打開するためには目線を変えて考えよう。そもそもハシが違うのではないか、と。

いままで箸、箸と言ってきたが、それは本当にお箸のことを言っているのだろうか。もしかしたら橋幸夫さんのことを言ってるのかもしれない。ハシ違いで。

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写真は使えないので描きました。橋幸夫です。
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恐縮ですが転がってもらいます。

絵が全然似てないとか不毛なことは言わないでもらいたい。横に「橋幸夫」と書いてあるのだから問答無用で橋幸夫さんなんです。

 

橋幸夫さんは最初に右に進んでから、予想だにしない動きで左へと転がっていった。

またしても見てる方にとってはよくわからない映像になってしまったが、現場にいたそのときの僕はちょっと笑ってしまった。橋幸夫と書かれた誰でもないおじさんの絵がくるくる転がってるのは近くで見てるとおもしろかったです。

箸を車輪にして転がす

目線を変えたら少しというかかなり脱線してしまったが、やっぱり転がってるのはどうかんがえてもお箸の箸なんだろう。箸に戻ります。

で、転がるといえば車輪を差し置いて他にないと思う。車にも車輪、自転車にも車輪、世界中どこを見ても車輪が転がっている。

なので箸を車輪にしてみます。

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お箸車輪の制作風景。箸で四角い枠を作る。
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それを角度をつけながら繋げて、
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おおよそ丸くします。
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これがお箸車輪。

作る前に角度などの計算をなにもしなかったので最終的に出来た車輪はかなりいびつ。これで転がるのかどうか不安だ。でもこれがうまく転がったらおもしろい。

 

あ、これおもしろい。というよりうれしい。

夜中にちまちま「ここはこうした方がいいのか」と自問自答しつつ作ったものが、狙い通りに転がってくれた達成感。

この箸が転がる様を見て、おかしいと思えるかどうかは全く自信がないが、少なくとも箸で車輪を作って転がすのは楽しかったです。


実は「倒れても」という意味だったかもしれない

箸はそのまま転がしてもそんなに面白くはなかったが、車輪にして転がすと面白かった。そういう意味ではことわざは正しいし、「箸を車輪にして転がしてもおかしい年頃」という新しいことわざも出来た。これは全年齢のことです。

ただ最後になって気づいたことがある。それは「箸が転んでも」の「転んで」はコロコロ転がるというより、倒れるという意味の転んだに近いんじゃないだろうか。「転んでケガをした」と言うし。

気づいてしまったのでやってみた。

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はい、特におもしろくないです。

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