デジタルリマスター 2024年3月19日

5分間で世界を変える(デジタルリマスター)

ぼやっとしているとすぐ過ぎてしまう、時間。このまま過ごしていたら、何も無いまま全てが終わってしまうのではないだろうかと、不安になることもある。

5分くらいで何か世界が変わったりしないものだろうか。

2011年2月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。(動画インタビュー)

前の記事:独自のクリケットで遊ぶ(デジタルリマスター)

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意外とすごい5分の力

ある日の夜中のことだった。例によって一人でお酒を飲みながらインターネットをしていた。

するとだんだん暗い気分になってきた。なんというか、閉塞感?みたいなものが襲ってくるのであった。やることなすこと全てが否定されているような、そんな気持ちである。

肺に吸い込まれる空気が、どろどろと重く感じられた。

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写真は昼ですが、その体験は夜でした。

どうすればいいのか分からなくなって、とりあえずぷるぷると震えて携帯電話のモノマネをしてみたが、何も解決しない(当然だ)。これはまずいと思った僕は一目散に走りだした。

なぜと言われてもわからないが、なんとなく走りだした。

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衝動に駆られて走りだそうとする僕。
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はしれはしれ

5分後、僕は紳士服のAOKIの前に立っていた。家からおよそ1kmの場所である。ほぼ意識のないまま1kmワープした気分だ。

「寝坊した!」と、慌てて家を出て、気がついたら起床後10分で電車に乗っていた…という経験がある方は多いと思う。アレに近い。

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5分で世界が変わった瞬間である

5分前まで椅子に座ってインターネットをしていた。そこから考えると、AOKIの前で息を切らせている今の自分の存在はおかしい。

距離にしたら1kmだが、ストーリーの分岐として考えたらだいぶ遠くに来た気がする。

もしかしたら、今AOKIの前で疲れている僕とは別に、家にはインターネットを続けている方の僕が残っているかもしれない。そんなパラレルワールドが頭に浮かぶ。

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5分でいける面積を考えると、けっこう広い気がする

5分で世界が変わる!というのはこういうことではないのだろうか。

閉塞感に苛まれていた僕だったが、どの瞬間からでも5分あればでできることは結構ある。その範囲というのは意外と大きいのではないか、という考えに至った。

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ちなみに自転車だと
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1.5キロくらい移動できた

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