デイリーポータルZロゴ
このサイトについて
イッツコムロゴ


ロマンの木曜日
 
5分間で世界を変える


光陰矢のごとしである

ぼやっとしているとすぐ過ぎてしまう、時間。このまま過ごしていたら、何も無いまま全てが終わってしまうのではないだろうかと、不安になることもある。

5分くらいで何か世界が変わったりしないものだろうか。

藤原 浩一



意外とすごい5分の力

ある日の夜中のことだった。例によって一人でお酒を飲みながらインターネットをしていた。

するとだんだん暗い気分になってきた。なんというか、閉塞感?みたいなものが襲ってくるのであった。やることなすこと全てが否定されているような、そんな気持ちである。

肺に吸い込まれる空気が、どろどろと重く感じられた。


写真は昼ですが、その体験は夜でした。

どうすればいいのか分からなくなって、とりあえずぷるぷると震えて携帯電話のモノマネをしてみたが、何も解決しない(当然だ)。これはまずいと思った僕は一目散に走りだした。

なぜと言われてもわからないが、なんとなく走りだした。


衝動に駆られて走りだそうとする僕。


はしれはしれ

5分後、僕は紳士服のAOKIの前に立っていた。家からおよそ1kmの場所である。ほぼ意識のないまま1kmワープした気分だ。

「寝坊した!」と、慌てて家を出て、気がついたら起床後10分で電車に乗っていた…という経験がある方は多いと思う。アレに近い。


5分で世界が変わった瞬間である

5分前まで椅子に座ってインターネットをしていた。そこから考えると、AOKIの前で息を切らせている今の自分の存在はおかしい。

距離にしたら1kmだが、ストーリーの分岐として考えたらだいぶ遠くに来た気がする。

もしかしたら、今AOKIの前で疲れている僕とは別に、家にはインターネットを続けている方の僕が残っているかもしれない。そんなパラレルワールドが頭に浮かぶ。


5分でいける面積を考えると、けっこう広い気がする

5分で世界が変わる!というのはこういうことではないのだろうか。

閉塞感に苛まれていた僕だったが、どの瞬間からでも5分あればでできることは結構ある。その範囲というのは意外と大きいのではないか、という考えに至った。


ちなみに自転車だと
1.5キロくらい移動できた

つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
©its communications Inc. All rights reserved.