久しぶりに新入生気分を味わう
「競技には、3種類あります。『フルーレ』は首、手足を除く胴体部分を突き合います。決闘用の武器から転じた『エペ』はやはり突きだけですが、全身が有効です。『サーブル』は上半身が有効ですが、突きだけでなく斬ることもできます」
剣を持ってみると、意外に軽い。 持ち方などは後で説明するとして、 最初にお道具を拝見だ。
今回私がやってみるのはフルーレだが、どこをついても有効なエペなど昔は「血が出れば有効」、という競技だったという。 たまんない。
お道具拝見で、なんだか体と心がもぞもぞしてきた。早く、剣を持ちたい。マスクかぶりたい・・・。でもまだ構え方も教わってない。あ、それもそうだが、センサーで審判する「電気審判器」も見なくては。
いったん広告です
剣を持つぞ
いろいろ心は移るが、まだ構え方も教わってない。そこへ先生が、フルーレの剣を私に持たせる。
剣を持てた!でもまずはどっちが利き腕かの判定に使うのだ。剣を壁の目印に合わせたら、片目ずつ隠して、どっちの目で見たほうが目印に合っているかを確認し、立ち方を決める。
剣は、前も言ったように、軽い。でもほぼ2本の指で持つとなると、たこができそうである。
突きのタイミングで左手を後ろに放り投げるようにするのだが、いつもそれを忘れる。この日はとうとう忘れっぱなしで、突いてから思い出したように一呼吸遅れて放り投げ続けていた。外から見たら、妙な雰囲気だったろう。