日本の食文化は持続可能なのだろうか?
ビュッフェ。その響きを聞くだけで胸躍るものでございます。色鮮やかな前菜に各国の趣向を凝らした料理、シェフが切り分けてくれるローストビーフ。デザートも豊富に取り揃えられており、桃源郷とはこのことかと思ってしまいます。
しかしながら日本の食料自給率は低下する一方。不漁や不作のニュースも毎年のように聞かれるわけでございます。
私達の食文化は持続可能なものなのでしょうか?今回はSDGs的観点から、近い将来訪れるかもしれないビュッフェの形を具現化してみました。
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品数の少ない料理店
三月某日某所。私は1日限りの特別なレストランをオープンした。
お招きしたゲストは3名。貸し切りである。
さあ皆さん。ビュッフェ形式のお食事を召し上がれ!
そう、私のビュッフェは大根の煮物、たった一品しかない。「大根料理」ですらなく、大根の煮物ただ一品。これが私のSDGs(さあ、大根、がんがん食べようぜ)だ!
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どんどんお食べ
さあ、林さん。こちらにいらっしゃい。どれでも好きなのを選んでくださいよ。
ほほう。そう来ましたか。それでは私がサーブ致しますので、少々お待ちを。
トルーさん、慌てなくても大根はたくさんありますからね。