ちなみに「防ポ地図」は「防火水そう・ポンプ庫設置場所の地図」の略で、勝手に作った造語です。この記事を読んだ人以外には通じないのでご注意ください。
公園へ行く機会って、大人になってからあまり多くなかったのですが、あえて立ち寄ったりしてみると色々な気づきがあって楽しいです。
今回もそんな、ふと公園に通りかかったときに新たな発見をしました。
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公園の端っこに、たまに設置されている「防火水そう」の標識――
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その下に、なにか小さくて丸いものが!
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それはどうやら、デフォルメされた公園の地図!
上には「防火水そう・ポンプ庫設置場所」と書いてあったので、防火水そうとポンプ庫の位置を知らせるためにある地図のようでした。
消防的な観点からすればとても重要な設備ですが、なんとなくRPGのマップみたいですし、ブランコとかも描いてあったりして、思わずほっこりしちゃいました。
防火水そうとポンプ庫がある公園にしかないので、意外と集めるのに手こずりましたが、とりあえず大阪市内でそこそこ集まったので、厳選して発表したいと思います。
1、ノーマル系
まずはベーシックなものを。
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まずは使われているアイテムが多そうな、関目中央公園の防ポ地図。
ブランコや滑り台があって、上のはしごみたいなのは藤棚でした。
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こちらの日本橋公園は、マップがドットっぽくてファミコン的。
なんとなく地下のダンジョンみたいですね。
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善源寺楠公園は公園の形が特殊。
チーズとかピザとか、食べ物しか浮かびませんでした。
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鶴見北中央公園にはグニャグニャの道が。
長く使われているt地図なのか、外側のカバーが割れて色も薄くなっていました。
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五条小公園では、見た瞬間「亀!」と思っちゃいました。
しかも対称的なので、図形としても綺麗ですね。
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生江東公園はポンプ庫の位置が変わったのか、シールが貼られていました。
前のポンプ庫が消されていないのはご愛敬。
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ラストは衝撃的な形をしていた、加美西公園の防ポ地図。
抽象的な横顔のようにも見えますし、会館の左の土地だけちょっと出っ張ってるのも不思議でした。
2、波線系
防ポ地図を探し続けているうちに、波線があるものも見つけました。
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例えばこんな感じ。
公園が横に長くて防ポが端に寄ってる場合、波線で省略されることもあるようです。
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ちなみに実際の小路南公園の左側は波線ではなく、ちゃんと存在していました。
次はそんな波線系を。
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永田公園の地図にもポピュラーな波線が。
藤棚も途中で切られちゃってます。
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もっと広い公園になると、波線の数が増えたりする場合も。
これは松島公園にあった防ポ地図で、ジグソーパズルの端っこのようでした。
グラウンドが「グランド」表記なのも見逃せないところ。
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空清町公園も2波線タイプ。
黄色い部分が靴下や音符のようで、楽しそうな印象があります。
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そして東小橋公園では、波線が太くてはみ出してるパターンも。
存在しないはずの波線なのに、存在感がすごい!
あとは地面の部分が細いというか、謎の模様みたいでビックリしました。
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波線ラストは平野公園の3波!
しかも左の波線は半分だけというなかなかの特殊さです。
ある程度広くないとこうは切り取られないと思うので、特別感がありました。
3、オリジナルの地図を作りたい!
ここまでいくつか防ポ地図を見てきて、自分の好きなように配置できたら楽しそうだという欲が湧いたので、ちょっと作ってみたいと思います。
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まず、気になったパーツを描き写したり似せて作ったりして収集。
後から登場するパーツもいくつかあるので、お楽しみに。
収集だけでもかなりの満足度ですが、これを防ポ地図風の画像に当てはめていきます。
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まずはとりあえず全部入れてみることに。
ついでに面白半分で増やしたりしてみましたが、なかなか楽しい!
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続いては、一台の滑り台をむっちゃ長くしました。
こういう迷路を自由帳に書いていた頃を思い出して、妙に懐かしい気分に。
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ラストは無限防ポ!
とにかく防ポを主役にし、それオンリーの公園にしました。
なんとなく中央に向かって小さくしていったら、吸い込まれそうな感じに。
防ポ地図は平面的だからいいと、改めて気づかされました。
それではまた防ポ地図紹介に戻ります。
4、実際の遊具と比べてみる
ここまで防ポ地図を見てきて、やはり気になるのが実際の公園はどうなのかというところ。
ここからは気になった部分と見比べたいと思います。
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最初は古市中公園の地図に描かれている遊具から。
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本当にこんな感じに並んでいるのか、ブランコの左側へ行ってみると――
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ブランコと滑り台の位置はこんな感じ。
ほぼ絵と同じ配置でした。
ただ、あくまで位置を知らせるために描かれているようで、向きはアイコンとだいぶ違っていました。
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この新森中央公園も、丸いのが多くて非常に気になるところ。
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この大きな丸の正体は――
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木!というか植物が植えてあるところ!
上から見ると確かに丸いですね。
木のために作られた区画なのに、地図上では木の存在が消されているのがなんとも……
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そしてこの滑り台の方へ向かうと――
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キリン!
こんな目立つ代物が普通の滑り台として記されているとは。
そぎ落とされた部分がデカすぎでした。
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西放出公園には、中央にヘソみたいな二重丸が。
さっそく近寄ってみると――
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これだ!すり鉢状の滑り台!
大阪でも大きめの公園だとまだ残ってることが多い遊具です。
これは緑とピンクという、ジョジョっぽいカラーリングでした。
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六原公園ではこんなパターンも。
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地図には鉄塔の文字が!
公園に鉄塔は珍しいと思い、現場へ向かって見ると――
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ない!
ポンプ庫の右のはずなので、たぶんここだと思うのですが見当たらず。
地図だけに残る幻の鉄塔となっていました。
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木川南公園で気になったのは、現在位置の近くにある階段状の謎の物体。
現在位置から後ろに下がってみると――
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公園の端っこが本当にジグザグ!
間に木も植えてあって、これは他では見たことない形でした。
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実際見てみる系ラストの古市西北公園は、見た瞬間に目を疑った1枚。
どう見てもデッカい板チョコが鎮座しています。
これはもう確かめるしかないですね!
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ありました、これが板チョコの正体!
藤棚のような感じで、木を囲むように棚がありました。
薄々そうじゃないかとは思ってましたが、板チョコであってほしかった……
5、特殊系
これだけ色々見ていくと、中にはかなり変わった防ポ地図もあったのでまとめてみました。
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まず最初は千林公園。
地図そのものは普通ですが、空白に注釈があります!
「可動式ポンプ収納庫設置 今市公園です。」と書いてあったので、可動式ポンプ収納庫は今市公園にあるっぽいです。
ちなみに若干離れたところにある今市公園に、防ポ地図はありませんでした。
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2つめは新森東公園。
パッと見て防ポ地図が見つからなかったので、ここはないパターンかなと思いきや――
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なんと、横についていました!
正面ではないタイプはここでしか見つかりませんでした。
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防ポ地図はこんな感じ。
波線系で、おちょぼ口の灰色パックマンみたいなものがあります。
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ちなみにこのおちょぼ口灰色パックマンは、以前に書いた記事『滑り台の多様な進化を集めました』にも載せた山型の滑り台でした。
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そして3つめの、鞍作公園の防ポ地図は真っ白!
なにがどうなったのか、全くの無です。
地図がないことはありましたが、あるのに描いてないのは他にないですね。
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最後は中津東公園。
年季が入っていそうな見た目ではあるものの、割とポピュラーな防ポ地図です。
ですが後ろに下がってみると――
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公園じゃない!完全に工事現場!
この向かいも大規模な工事中だったので、それと関係があるのかも。
では完全に公園がなくなってしまったかと言えばそうではなく、裏に回ってみると――
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公園は半分ほど残ってました!
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建物の後ろにはファンシーな絵と、イラストが描かれた山型の滑り台もありました。
工事現場によって公園と分断されているという、今だけしかないレアな防ポ地図でした。

