食の安全は守られた
気がつけば記事中が僕の顔だらけで気持ち悪いものになってしまいました。
そもそも偽の生産者シールを貼ればなんにでも生産者になれるかという今回の試み。結論として、「青果物にしか自然に溶け込まない」、「写ってる人間が明らかにふだん農作業してないというのが分かる」ことを考えると、シールを変えただけではなかなか難しい。
今回のこの結果により、生産者偽装という手が今後使われる可能性は低いだろう。そういう意味ではとても喜ばしい結果だったと思う。
近ごろ食物の安全性や信頼性などの理由により、農作物に生産者が写ったシールが貼られているものがある。大抵「私が作りました」と書いてる。
それは大変良いことだと思うが、シールというのが気になる。簡単に貼って剥がせるものなのだから、自分が写っているシール作って貼っちゃえば、それだけで自分が生産者に見えてしまうのではないだろうか。
でもそれはそれで面白そうなので自分のシールを貼ってみました。
2007年6月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
まず最初に自分が写った偽の生産者シールを作る。
参考のために各地のスーパーでシールを見て回ったが、大まかな傾向としては、写真の背景は畑で「私が作りました」と書いてあるのがメインストリームのようだ。
とりあえずその点を真似て作ってみた。
いきなり自分の顔が四つもで出てきて申し訳ない。ですが企画の都合上、ずっとこんなのが続きます。どうかお付き合いください。
というわけでさっそくシールを貼ってみました。どうぞ私が作った野菜を見てください。
どうだろうか。エビはさすがに無理があるとしても、パセリとみょうがはなかなかそれっぽいと思う。
ただこの生産者の顔色はあまりよくないので食の安全とか信頼でいうと逆効果になりそう。ふだん外に出てないのがバレバレ
エビでも分かることだが、このエセ生産者シールの問題点として、野菜以外に貼るとかなり違和感があるというのが揚げられる。
悪あがきとしてこんなことをやってみた。どこが違うかわかるだろうか。
これならウソはついてない。ウソはついてないが、これだとただの変なシールだ。生産者とかぜんぜん関係ない。
家にあるものだけでは限界があるので、今度は外で使ってみよう。
実は私は芸術家で、市に依頼されて作った私の作品が街の中にはたくさん置かれているのです。その証拠にシールを貼ってます。
今日はその一部を紹介したいと思います。
気づいてしまったが、この行為は ちょっと待ったおじさんではないか。
もちろん撮影したら全て剥がしてるからまだそこまでいってないが、深みにはまる前にやめておきます。
最後におまけとして、こんな生産者シールあったらいやだというのを紹介します。
ということでした。
気がつけば記事中が僕の顔だらけで気持ち悪いものになってしまいました。
そもそも偽の生産者シールを貼ればなんにでも生産者になれるかという今回の試み。結論として、「青果物にしか自然に溶け込まない」、「写ってる人間が明らかにふだん農作業してないというのが分かる」ことを考えると、シールを変えただけではなかなか難しい。
今回のこの結果により、生産者偽装という手が今後使われる可能性は低いだろう。そういう意味ではとても喜ばしい結果だったと思う。
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