ベイブレードXにはまっている
ベイブレードとは1999年に発売されたベーゴマのようなおもちゃで、コマ(ベイと言います)とランチャ-(ワインダーをひっぱることでベイに高速回転を加えながら撃ちだす機械)を使って遊ぶおもちゃだ。
もう20年以上も前に発売されたおもちゃだが、色々と進化し、2023年にベイブレードXというものが誕生した。(「大人だっておもちゃを買いに行きたい」より引用)
それがめちゃくちゃ楽しくて大会に出るほどハマってしまった。結果128人中8位です。ベスト8位の人だと思って今後は接してください
そんなベイブレードは、ベーゴマが元になっている。幼少の頃に遊んだ人も多いと思う。
ベーゴマを買いに行く
ベーゴマをベイブレードと戦わせたい。そう思ってベーゴマをヨドバシやビッグカメラに買いに行ったのだが売っておらず、近所でも売っている場所がない。どうしようか。
佐野市は「鋳物(いもの。高温で溶かした金属を、型の空洞部分に流し込み、冷やして固めた製品のこと)」の町で、ベーゴマを作っているお店があるらしい。
佐野駅から歩いている途中、会社の人からパソコントラブルの電話がかかってきて、ぶち切れながら対応をしていたら着いた。もし、今後、ランプの魔人に出会ったら「休日に障害対応の電話をしてこないでほしい」と願いたい。もしくは100億円欲しい。
現在、ベーゴマを作っているのはこちらにある「栗崎鋳工所」と埼玉県川口市にある「日三鋳造所」の2軒しか残っていないそうだ。貴重な存在となっている。
おそるおそる入ってみると、奥からお店の方が出てきてくれた。「ベーゴマが欲しいんですけど…」と聞くと「あらそうなの! こちらで待っていて」と中に入れてもらった。
多くの作品や商品を見ながら待っていると、ケースに入ったたくさんのベーゴマがやってきた。ベーゴマってこんなに種類あるのかと驚く。小学生の頃にベーゴマをやっていたことがあるが、おもちゃ屋で売られていたの1種類ぐらいしかなかったもんな。
どれも同じように見えるかもしれないが、彫ってあるデザインが違っているのはもちろん、形や大きさ、高さなどいろいろと違う。どれが強いのだろうか。聞いてみた。
---ベーゴマってどんなのが強いんですか?
店員さん:そうですね。大きくて背が低いコマが強いですね。大きいコマは重いので、相手を弾き飛ばしやすくて、自分は飛ばされにくいです。
背が低いと、背の高いベーゴマの下に潜り込める為、すくい上げるように攻撃ができるので、弾き飛ばしやすいんですよ。
店員さん「あと、中には先がとがっているベーゴマが欲しいという人もいますね。とがっていると、他のベーゴマよりも回り続けたり、回っているときに傾いて相手をはじいたりするみたいですよ」
そこで買ったのが「大引四引」というベーゴマである。埼玉県川口市でベーゴマ名人として有名だった後藤名人という方と共同で作ったコマだ。
強いのは「先がとがっていて、大きく、背が低いベーゴマ」ということになる。ただ、そんな都合のいいコマはないので、こちらのお店にあるベーゴマで一番重くて、背の低いコマを買った。
また、練習をするために初心者用のベーゴマも買った。ひもが滑らないようにゴムがついており、ひもがひっかけやすいようなみぞもついている。
家で練習をする
その後、家でベーゴマの練習をする日々を過ごした。ベーゴマを回すコツは、ひもの巻き方である。ちょっとでもゆるかったり、変な巻き方をすると全然回らないのだ。
そして、ひもの巻き方も様々な種類があり、女巻きや男巻き、十字巻きなどいろいろとある。
ひもにこぶを2つ作り、そこにひもをぐるぐると巻いていく。詳しい巻き方はネットに色々詳細があるので調べてほしい。動画とか見るとわかりやすいかも。
普通のコマは回せるので「ベーゴマなんて余裕で回せるだろう」と思っていたが、毎日練習をしていても全然回すことができない。夜遅くに仕事から帰ってきて練習をする。撮影日まで日数も少ない。
そして、練習を始めてから5日後、とうとう回せるようになった。
このあと、大きくて背の低いベーゴマも練習をしたら回せるようになった。これで準備は整った。