ちょっと聞いてよ 2023年4月21日

沖縄の大衆食堂でビーフストロガノフを頼む

沖縄の大衆食堂には和洋中琉(琉は沖縄料理)ごっちゃ混ぜのものすごいメニューが多いところが結構ある。
そういった食堂であえて王道メニューではないマイナーメニューを頼むとちょっと面白い。先日公開した那覇市の「やんばる食堂」のチキンナゲット定食「軽食の店ルビー」のウインナニンニク焼きに続いて今回は同じ那覇市にある「高良食堂」にあるというビーフストロガノフを注文してみたいと思う。

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前の記事:沖縄の食堂の謎メニュー「ウインナニンニク焼き」に挑む


ザ・大衆食堂の高良食堂

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 さっそくやってきたのは那覇市の若狭(わかさ)にある「高良食堂」。リーズナブルでボリューミーな定食が有名でいつもお客さんで混み合っている。割と那覇空港からも近いので、観光客にもおすすめだ。

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店内は完全に沖縄でよくある大衆食堂の佇まいである。ビーフストロガノフといえば、ちょっと小洒落たカフェとかで出てきそうな料理だと思うのだが(著者の偏見です)、本当にここにあるのだろうか。

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 注文は先に食券を買う形式。メニューは沖縄そばからチャンプルー、カツ丼、カレーなど幅広いラインナップ。

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食券機にボタンが無かったので一瞬焦ったが、横にもメニューが張り出されており確かに「ビーフストロガノフ」の文字が。
中身汁(豚の内臓の吸物)、てびち汁(豚足の入った汁物)など沖縄の郷土料理にまじってひときわ異彩を放っている。
沖縄の大衆食堂だとたまに沖縄料理+ステーキなどの洋食がメニューにならぶお店があったりするのだが、ビーフストロガノフは初めてだ。どういう経緯でメニューに並んでいるのか気になるところである。

しかも50円プラスすると沖縄そばがついてくるらしい。沖縄そばとビーフストロガノフ…全然組み合わせの想像がつかないのだがどうなっちゃうのだろう。せっかくなのでそば付きセットを頼んでみた。

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ボリュームとビジュアルがすごい

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注文してやってきたのがこちら。ビーフストロガノフと野菜サラダ、そして思ったよりも大きな沖縄そばである。
なんだろう。間違えて2人前頼んでしまった人の写真みたいになってしまった。

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実のところビーフストロガノフというものをそんなに食べた事がないので正解が全然分からなかったのだが、具材はマッシュルームとタマネギ、結構ゴロゴロ牛肉が入っている。
味はハヤシライスのような、ビーフスープのようなしっかりとした味付け。

なかなか味の表現が難しいところだが、ちょっとクリーミーなハヤシライスみたいな感じだろうか。これはめちゃくちゃご飯が進む…!

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セットで出てくる沖縄そばも結構な大きさで、ちょっと油断していたら食べきれないくらいの量があった。

これで800円はかなりお得な気がするのだが、ビーフストロガノフのサイドメニューとして沖縄そばは適切なのだろうか。
単体としてはどちらもおいしいのだが、両方食べ進めて行くと俺は今何を食べているのか…という不思議な気分になった。


なんだか腑に落ちないがうまかった

調べてみるとビーフストロガノフとはロシアの牛肉料理らしい。なぜに沖縄の大衆食堂でビーフストロガノフがメニューにあるのかは不明だが味は普通にうまかった。ひょっとしたら通ってしまうかもしれない。

そしてまだまだ沖縄の大衆食堂には謎メニューが存在する。引き続き調査を進めていこうと思う。

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