意外と近場にも知らないものがある
足王神社へ向かう途中にも知らないものがたくさんあった。あの丸い丘はなんだ?(古墳かな)仕事に遅れてしまうのでまた今度ゆっくり行って見よう。
岡山県赤磐市には狛犬の加えて狛“足”が鎮座する神社がある。その名も足王神社という。
足の神様として有名な足王神社へ行ってきた。
※この記事は4月1日はテキストなしで公開されていました(テキストなしバージョンはこちら)。
なんだか教科書の例文のような文章と、いきなりのお見苦しい写真で恐縮だがこの写真は僕の足である。
僕は足に関してはなぜか褒められることがあって、
「“足かくあるべし”みたいな足だね」
「靴の制約を受けていない」
「山に住む子の足」
などと、改めて考えると褒められていたのかは微妙だが、この僕の足にもご利益があった…かもしれない神社、足王(あしおう)神社へ向かう。
さて足王神社は「足の王」という立派なお名前のとおり、足の怪我や病気など足にまつわることにご利益があるといわれている神社である。地元の人からは「足王さま」とも呼ばれている。
ご覧の通り観光地として大々的にプッシュされている訳ではない。知る人ぞ知る神社だ。
かつては山あいに位置していたであろう足王神社だが、裏が新興住宅街として開発され結果的に住宅街の手前に神社がある。
特筆すべきは鳥居の前に置かれた一対の黒光りする足の像である。
足が神社の前に並んでいて狛犬みたいに鎮座している。まるで“狛足”という感じ。(奥にはちゃんと狛犬もある)
神様の足という感じで神々しささえもある。
足の裏?には「平成」と書かれていてこの狛足自体は比較的新しいものだと分かる。
足の神様は全国的にも珍しく、そのため岡山県外からも参拝に訪れる人が絶えないほどに信仰を集めている。実際、この日は普通の平日だったが僕の他にも2組参拝者がいた。
参拝者の人たちは帰るときにこの足の像をさすって帰って行った。足の像を触るとその部分が良くなるそうだ。
そして冒頭の僕の足の話に戻るが、僕は子供の頃に心配になるほどよく転んでいたそうだ。母が転ばないよう「こんな安定した足になる様に」と足をさすってお願いしたと言っていた。
少なくとも今は滅多に転ぶことはない。
神社自体は江戸時代の終わりごろにまで遡る。
三角コーンが置かれていたので注意したほうが良さそうだが、いまいち何に注意すれば良いのか分からなかった(無事にのぼれた)。
鎌には病を断ち切るという意味が込められているらしい。
なんとなくお気づきかも知れないが、足王神社は僕のほぼ生活圏と言って良いくらいの近場にある。
今回の撮影も仕事へ行く前に寄ったくらいだ。
しかし近くても取り立てて行かないのが神社なのかもしれない。現に訪れたのは今回がほぼ初めてだ。
考えてみれば足に大きな怪我とかもなく、転びもしなくなったのはご利益があったからだろう。全然来たことがなかったので申し訳ない気持ちになった。
転ばないようにというのは足に関係するからご利益があったのだが、記事がすべらない様にというのは足は関係ないので難しそうだ。
足王神社へ向かう途中にも知らないものがたくさんあった。あの丸い丘はなんだ?(古墳かな)仕事に遅れてしまうのでまた今度ゆっくり行って見よう。
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