幼少期から朝起きるのが苦手だ。
目が開かないどころか、貧血みたいにフラフラして立つことができない。外は気持ちの良い快晴、新しい朝が輝いていても、室内にはゾンビのように床を這って移動する自分がいる。
朝が苦手仲間の皆様におかれましては、「朝起きた時に食べるご褒美を用意しておけば、楽しみで起きられる」というライフハックを実践する方も少なくないだろう。
その「ご褒美」候補として今おすすめしたいものがある。これだ。
左から「焼きさつまいもスープ」、「マロンクリームスープ」、「紫いもポタージュ」。
レトルトのsoup soupシリーズは以前から売られていたが、おそらくこれらは秋限定。筆者も先週初めて目にした。
前述の「ご褒美を用意して目覚める」ハック、成功率は高いのだが、一つ問題を孕んでいる。
人間が夜寝る前に食べたくなるような……例えばミスドのドーナツやコンビニスイーツなどを「明日の朝の自分が喜ぶはず!」とセットしたところで、翌朝に待ち受けるのは胃もたれ。
夜の自分と朝の自分の身体が別物だということを、何故か人は学べない。寝起きでオールドファッションシュガーなんて食べようものなら、その後数時間苦しむことになるというのに。
これは「焼きさつまいもスープ」。スープの表面に注目していただきたい。ほぼピューレだ。
soup soupのこの3種は、ほんのり甘く、でもしょっぱくもあり、濃厚で、胃もたれしない。しかもまあまあお腹にたまる。
これを秋の朝の救世主と呼びたい。
「焼きさつまいもスープ」がどんな味かと聞かれたら、もう焼いたさつまいも、そのまんまだ。液状のさつまいもを飲んでいる。
ほんのりと感じる塩味と、朝飲むのに重過ぎないコク。しっかり朝ご飯を食べる元気がないときにベストの味。
「焼きさつまいもスープ」より、焼き芋の皮の部分っぽい印象を受ける。焦げたような酸味と、香ばしさ。
酸味のあるタイプのパンと合わせるとおいしい。
しっかりと栗だ。ホクホクして、やや粉っぽいところまで全部栗。今回紹介した3種の中でも、特に塩気が絶妙だなと感じる。
栗が好きな方は、何も考えずいちど飲んでみてほしい。
「焼きさつまいもスープ」、「マロンクリームスープ」、「紫いもポタージュ」、どれも一袋206円(税込)でカルディに売っている。この濃厚さで約200円は安いくらい。
朝が苦手で朝食をパスしてしまいがちな方、ぜひいちどカルディのレトルトスープをお試しあれ。