じゃんけんの前の謎儀式
私は子どもの頃、じゃんけんをする前に組んだ手をひっくり返して穴を覗く儀式をしていた。
というように、手を組んで覗いた穴が大きい1個ならパー、2個ならチョキ、小さい1個or見えなかったらグーを出すと決めていた。
私の地域では同年代の子どもたちも同じような基準でこの儀式をしていたと思う。
んちゅたぐい(東京都、20代)
見る場所:手を組んだ指の間
判断基準:見えた穴の大きさと数(小さい1個はグー、2個はチョキ、大きい1個はパー)
見えるもの:自分が出すべき手
ちなみに母に聞いたら全く同じやり方だった。母に教わった可能性もあるな。
多かったのは「なんとなく真似していた」パターン
編集会議でこの儀式の話を皆さんに聞いてみた。このときに最も多かったのは「やってなかった」「みんなに合わせて手を組むポーズだけとっていた」というパターンでした。
新説:手首から覗く・手のシワを見る
ところが、ライターの文園うどんさんから新しい説が出てきた。
組んだ手ではなく、手首のあいだの穴を覗くスタイル!初めて聞いた。指の穴を覗くというのは共通の前提だと思っていたので、根底から覆されて衝撃的だった。
文園さんによると、この穴から覗くと相手の頭の上にその人が出そうとしている手が見えるという設定だったのだそう。
相手が大人数の場合は、舐めるように見渡して全員分を見ていたらしい。なんだその楽しそうな設定は!
そして注目すべきなのは、これで見える(つもりな)のは相手が出そうとしている手だということです。私は自分が出すべき手を勧められていたけど、文園さんは相手が出す手を読んでいる。前者を「(上位存在からの)啓示タイプ」とするなら、後者は「エスパータイプ」だといえよう。
そして周りに聞いた限りだと圧倒的に「啓示タイプ」が多く、文園さん以外のエスパータイプ信者には出会えなかった。
文園さん(埼玉県、30代)
見る場所:手首の隙間
判断基準:相手の頭上に何が見えるか
見えるもの:相手が出そうとしている手(エスパータイプ)
また、橋田さんからは「手の甲のシワを見る説」が飛び出した。周りのひとがやっていたそう。
力加減でいくらでも変わってしまいそうだが、そこが良い。緊張していたら押す力が強くなって全員パーになるかも。
橋田さん(東京、50代)
見る場所:手の甲
判断基準:シワの本数(1本はグー、2本はチョキ、それ以上はパー)
見えるもの:自分が出すべき手(啓示タイプ)
その他の説:指のシワを見る・判断基準が違う
周りの家族や友人にも聞いて回ったが、みんな少しずつ違う説を信じていた。これは人の数だけ説があるのでは......?!面白かったのでどんどんご紹介します。
友人M(東京、40代)
見る場所:手を組んだ時の小指のシワ
判断基準:シワの本数(5本はパー、2本はチョキ、グーはそれ以外)
見えるもの:自分が出すべき手(啓示タイプ)
手は組むものの、穴を覗かずに小指のシワを見るという新しいパターン!グーの基準は決まっていないらしい。そんなもんですよね。
友人K(神奈川、20代)
見る場所:手を組んだ指の間
判断基準:見えた穴の形(丸ならグー、三角ならチョキ、四角ならパー)
見えるもの:自分が出すべき手(啓示タイプ)
大きさに関係なく形で判断するらしい。自分で何度かやってみたけど三角になりやすかったので、チョキの確率がやや高めかもしれない。ちなみに、これで出す手を判断した友人Kとじゃんけんしたら負けました。
友人E(東京、30代)
見える場所:手を組んだ指の間
判断基準:見えた穴の形が俺に何を出せと言っているか
見えるもの:自分が出すべき手(啓示タイプ)
穴から見える光の形を見て感じたものを出していたらしい。「この光は俺にチョキを出せと言っている...!」というように。まさに「上位存在」からの啓示を受けている!
友人M(東京、40代)
見る場所:手を組んだ指の間
判断基準:見えた穴が何っぽいか(個数や大きさは無関係。あくまでフィーリング)
見えるもの:自分が出すべき手(啓示タイプ)
こちらも穴の数や大きさにかかわらず、とにかく「フィーリング」で判断していたらしい。言われてみれば私の判断基準である「大きければパー、小さければグー」というのもある意味フィーリングなのかもしれない。
友人U(東京、40代)
ストレッチの一種だった
ストレッチの一種だったらしい。急にじゃんけんしたら手を痛めてしまうかもしれないもんね!
友人D(カナダ、20代)
カナダにはそんなものはなかった
カナダには、じゃんけんに勝つための儀式的なものはなかったんだそう。日本の独特な文化なのかもしれない。もし海外の例を知っていたら教えてください。
というわけで、皆様の説もぜひ聞きたいのです。下記のフォームよりお寄せください。言葉で説明が難しければ写真などを添えていただいても構いません。お待ちしております!

