カフェとして使ってもいいのでは
回ってみて、盲点に気づいた。タピオカ屋といわれるお店はスタンド形式ばかりじゃなく、椅子やテーブルのあるお店もあるし、wifiが飛んでいたり、電源が設置されていたりもする。良いカフェじゃないか。
それにしても、毎日違うの飲んでも制覇できなそうなくらい、飲み物の種類がある世界はなんだかいい。お酒が飲めない人にも対応しているし。こういう喜び、ちゃんと楽んでいきたい。
この数年、破竹の勢いで増えたタピオカミルクティーを扱うお店。ふと足を踏み入れ、メニューを眺めた瞬間、気が遠くなった。
メニューが、多すぎるのだ。タピオカ以外にも数十種類とかあったりする。
タピオカミルクティ一択を貫けば迷わずにすむのだろう。だが他の道筋に目を通してしまったが最後、選択肢の沼に溺れる者もいる。
タピオカ屋の「タピオカ以外のメニュー」ってどんななんだ。心して飲んでみよう。
タピオカブームがまだ続いている。街にはタピオカが溢れ、インターネットにはタピオカ記事が溢れている。
当サイトにも、既にタピオカ関連記事が沢山ある。正直もういいんじゃないだろうか……とも思った。だが気になるのだ。タピオカ屋のメニューの多さが。「タピオカ以外」が何なのかが。
思えば牛めしが主力商品の松屋でも、豚のどんぶりやカレーが美味かったりする。蕎麦屋のカレーも美味い。だし巻き卵も美味い。
メイン(と思われているもの)以外もちゃんと美味しいのが飲食店の常だ。そのセオリーでいけば、タピオカ屋の「タピオカ以外」は美味しいはずだ。
ここらで腰を据えて、ちゃんと味わってみたい。
ざっくりいうと以下のような特徴があった。
と、まとめてみて思った。
タピオカも生まれたばかりのころには、そう思われていたんじゃないだろうか、と。「ミルクティとタピオカを合わせる……だと……?」とか言われていたんじゃないだろうか。
非日常は、継続しているうちに日常になる。
せっかく色んな体験ができるのだ。ブームが去って廃れるとかではなく、やたら多いメニュー込みで、タピオカ屋が日常に溶け込み切る方向を期待している。
回ってみて、盲点に気づいた。タピオカ屋といわれるお店はスタンド形式ばかりじゃなく、椅子やテーブルのあるお店もあるし、wifiが飛んでいたり、電源が設置されていたりもする。良いカフェじゃないか。
それにしても、毎日違うの飲んでも制覇できなそうなくらい、飲み物の種類がある世界はなんだかいい。お酒が飲めない人にも対応しているし。こういう喜び、ちゃんと楽んでいきたい。
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