深さへの欲がうまれて効率アップ
たっぷり休憩を取って、ふたたび穴に戻る。一度冷静になってみると、現場は一瞬ドキッとしてしまうほどボコボコだ。いったいどうしちゃったのか(掘りました)。
またしてもスコップを握った途端に夢中になってしまう私たちであるけど、午後はさらに欲がでてきた。
深さへの欲である。
特に指揮をとる人がいるわけでもないのに、知らないうちに効率を高めるフローが生まれているのだ。
みんな、とにかく深く深く掘っていきたくなっている。腰を痛めないようにだけ気をつけながら、とにかく掘りましょう!
ほとんど初対面のメンバーばかりが揃っているが、慣れと役割分担によって、どんどん効率が上がっていく。
掘りたい掘りたい、もっと掘りたい。みんな何気ない会話をかわしてはいるが、心のうちには穴掘りへの欲がうずまいているのがよくわかる。
ゾーンに突入、土のう袋も1000枚到着!
新たにやってくるメンバーも、技術が伝授されてすぐに戦力になっていく。穴も大きくなってきたから、一度に作業できる人数も増えた。
作業スピードがグングン上がり、これはいわゆる「ゾーン」なのではないか。スポーツでゾーンに達したことはないけど、穴掘りではゾーンが体験できてうれしい。
そしてここで朗報。追加物資として、土のう袋が1000枚到着したのである。
想定を超えて掘りまくっているので、袋が足りなくなってしまっていたのだ。
しかしもう心配ない。袋さえあれば、土はいくらでも掘れる。いや、掘らせてください!