悪魔の糞をカレーに入れる
レシピサイトを見ながら、他にも買ってきたスパイスたちを使ってカレーを作ってみた。
今回はスパイスカレーを作る一般的なスパイスに加え、悪魔の糞を投入してみる。量がまったくわからなかったので小さじ1くらいにしておいた。他のスパイス(大さじ1)と比べてずいぶん少ないが、隠し味に、ということなのでこのくらいで許していただきたい。
まずは刻んだ玉ねぎとにんにくを油で炒めていく。
玉ねぎに悪魔の糞を入れた瞬間、なんとなくあの腐ったネギの香りがしたような気もしたが、玉ねぎと一緒に炒めていくうちに気にならなくなった。なんとなくいつもよりも玉ねぎの香りが強く感じるような気がするが、どうだろう。
玉ねぎがいい感じに飴色になったらトマト缶を加える。
トマトを入れたらさらにじっくり炒めて、水分を飛ばしたらいよいよスパイスの投入である。
書き忘れていたが、事前に鶏モモ肉をヨーグルトとスパイス(ここではガラムマサラを使用)で1時間くらい漬けておく。
焦げそうだったら少しだけ水を加えて、あとは弱火で15分くらい煮込めば悪魔の糞入りスパイスカレーの完成である。
悪魔の糞入りカレー実食
いざ、食べてみる。
煮込んでいるうちから思っていたのだけれど、悪魔の糞のにおいはまったく感じなくなってしまった。いつも通りのカレーの香りである。味はどうか。
悪魔の糞、正直よくわかりませんでした
味に敏感な人なら気づくのかもしれないが、カレーの味が変わるほどではないなと感じた。ただ、玉ねぎの香ばしさというか、焦げたような香りを少しだけ強く感じるような気もする。
それが悪魔の糞の効果なのか、僕がただ玉ねぎを炒め過ぎたせいなのかはわからなかった。
しかし隠し味というのはそういうものなのかもしれない。わかる人にだけわかる、それでいいのだろう。
僕は悪魔の糞を入れたことで十分に興奮できたし、あの臭いがカレーに入るとまったく嫌ではなくなるマジックも目の当たりにした。ご飯にかけて食べる、みたいな使い方さえしなければ、隠し味として重宝すると思います。
月餅さんと與座さんの
反応集
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