分解する
さあ、いよいよ分解しよう。このおもちゃを普段使っているのは1才の娘だが、それを分解して壊してしまっては申し訳ないので、分解用に同じおもちゃをもう1個用意してある。
「中央に部品がある」という意味ではバネ方式がちょっとだけ近かったけど、それにしても全然違う。部分点すらもらえないだろう。惨敗だ。
実際の仕組みはどうなっているのか。
ことばで順に説明するとこうだ。
①すべてのもぐらの下にはバネがあり、何もなければ飛び出すようになっているが、基本的には中央の円盤によって下に押さえつけられている。
②ただし、円盤には切り欠きがあり、その位置にあるもぐらは「押さえつけ」がなくなるため、飛び出す。
③飛び出すもぐらを押し込むと円盤が回転する。
円盤が回転すると切り欠きの位置が変わるので、別のもぐらが飛び出すというわけ。なるほどね~。
よくできた仕組みだ。素人の私からするとめちゃくちゃすごい仕組みに見えるが、機械工学的には超基本なのだろうか。AIに聞いてみよう。
なお、その後調べてわかったのだが、ノック式ボールペンでも同じような仕組みが使われているらしい。言われてみれば確かに……。
本当にランダムなのか?
一個気になったことがある。冒頭の調査では飛び出すもぐらのパターンが見つからなかったが、結局は歯車みたいなものなのでいつか元と同じ状態になるはずだ。もっと数を増やして調べてみよう。
調べが甘かっただけで、法則はあったようだ。しかし、このおもちゃのユーザー(赤ちゃん)は26個も覚えられないので、ユーザー目線ではランダムっぽく見える。疑似ランダムだ。
恐竜のおもちゃはどうか
「やれやれ、分解も終わったしこれで記事を書こう」と思っていた矢先、西松屋で別のおもちゃを見つけた。
これも先ほどと同じで、一か所を押すと別の場所が飛び出すというものだ。きっと仕掛けも同じだろう。
今度はパターンが分かりやすく、基本的に「1個飛ばし」で飛び出す。
パターンがわかりやすいのは、穴の配置が単純だからだ。逆に言えば、穴の配置によってパターンの複雑さを調整できる。
複雑なパターンの方がランダムっぽく見えるのでゲームとしては楽しい。いっぽうで知育玩具という意味では逆に単純な方が「パターンを見つけた」という喜びにつなげられるだろう。どちらにも良さがある。

