特集 2023年6月7日

紫陽花見酒

アジサイたちの種類

と、アジサイとの出会いを求めて街を歩きだし、しばらくして見えてきたことがある。それはまず、ひと言にアジサイと言っても、その種類はとても豊富であること。それでいて、無尽蔵というわけでなく、法則性みたいなものもある。例えば色。

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葉っぱのような緑色から
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純白
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薄く色づき
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典型的な水色から
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濃い青や
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濃い紫
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さらに
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濃いピンクまで

と、グラデーションはありつつ、この範囲内に収まらない色のアジサイは観測範囲内にはなかった。真っ黄色とか、真っ赤とかは。

また、形にも数パターン、典型的なものがあるようだ。

そこで、ほんのさわりだけ調べてみたところ、アジサイのなかにも種類がいろいろとあることがわかった。そもそも付け焼き刃の知識なのであまり詳しくはないけれど、撮ってきた写真をもとに、基本的な分類だけでも紹介しておこう。(初心者につき、すべての解説の前に“たぶん”がつきます。もし間違っていたら優しくご指摘いただけますと……)

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まずこちら

アジサイと聞いて誰もが思い浮かべるこの形のものは「ホンアジサイ」という種類で、実は日本古来の品種「ガクアジサイ」を園芸用に品種改良したものだそう。

ではガクアジサイとはどういうものかというと、

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こんな形の
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やつら

中央に両性花という粒のような花、その周りを、ガクが発達した飾り花が囲むタイプ。

さらに、このガクアジサイが西洋で品種改良され、日本に逆輸入されたものが、

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「セイヨウアジサイ」

言われてみると、花びらの形にほんのりと西洋っぽさがある気がする。

さらに、福島県から四国、九州地方にかけての太平洋側を中心に古くから自生するのが、「ヤマアジサイ」。

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たぶんこいつ

花が小ぶりで、素朴な雰囲気が特徴。

対して、このモコモコっとしたのが、

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「アメリカアジサイ」

「アナベル」「アメリカノリノキ」などとも呼ばれる種類。

続いて、

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「カシワバアジサイ」

葉っぱが柏の葉に似ていて、花がピラミッド型に尖っているのが特徴。

などなど。ただ、アジサイは品種改良が盛んで、毎年のようにどんどん新しい品種が生まれているそう。そのそれぞれの細かい名前までは、とても今の僕の知識では把握しきれない。

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例えばこれは「ダンスパーティー」という品種だと思われ

いかにも陽気なパーティーといった雰囲気で好きだ。

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これにも
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これにも
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これにもきっと名前がある

⏩ あとはひたすら愛でていきましょう

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