特集 2023年6月7日

紫陽花見酒

アジサイたちの種類

と、アジサイとの出会いを求めて街を歩きだし、しばらくして見えてきたことがある。それはまず、ひと言にアジサイと言っても、その種類はとても豊富であること。それでいて、無尽蔵というわけでなく、法則性みたいなものもある。例えば色。

08.jpg
葉っぱのような緑色から
09.jpg
純白
10.jpg
薄く色づき
11.jpg
典型的な水色から
12.jpg
濃い青や
13.jpg
濃い紫
14.jpg
さらに
15.jpg
濃いピンクまで

と、グラデーションはありつつ、この範囲内に収まらない色のアジサイは観測範囲内にはなかった。真っ黄色とか、真っ赤とかは。

また、形にも数パターン、典型的なものがあるようだ。

そこで、ほんのさわりだけ調べてみたところ、アジサイのなかにも種類がいろいろとあることがわかった。そもそも付け焼き刃の知識なのであまり詳しくはないけれど、撮ってきた写真をもとに、基本的な分類だけでも紹介しておこう。(初心者につき、すべての解説の前に“たぶん”がつきます。もし間違っていたら優しくご指摘いただけますと……)

16.jpg
まずこちら

アジサイと聞いて誰もが思い浮かべるこの形のものは「ホンアジサイ」という種類で、実は日本古来の品種「ガクアジサイ」を園芸用に品種改良したものだそう。

ではガクアジサイとはどういうものかというと、

17.jpg
こんな形の
18.jpg
やつら

中央に両性花という粒のような花、その周りを、ガクが発達した飾り花が囲むタイプ。

さらに、このガクアジサイが西洋で品種改良され、日本に逆輸入されたものが、

19.jpg
「セイヨウアジサイ」

言われてみると、花びらの形にほんのりと西洋っぽさがある気がする。

さらに、福島県から四国、九州地方にかけての太平洋側を中心に古くから自生するのが、「ヤマアジサイ」。

20.jpg
たぶんこいつ

花が小ぶりで、素朴な雰囲気が特徴。

対して、このモコモコっとしたのが、

21.jpg
「アメリカアジサイ」

「アナベル」「アメリカノリノキ」などとも呼ばれる種類。

続いて、

22.jpg
「カシワバアジサイ」

葉っぱが柏の葉に似ていて、花がピラミッド型に尖っているのが特徴。

などなど。ただ、アジサイは品種改良が盛んで、毎年のようにどんどん新しい品種が生まれているそう。そのそれぞれの細かい名前までは、とても今の僕の知識では把握しきれない。

23.jpg
例えばこれは「ダンスパーティー」という品種だと思われ

いかにも陽気なパーティーといった雰囲気で好きだ。

24.jpg
これにも
25.jpg
これにも
26.jpg
これにもきっと名前がある

⏩ あとはひたすら愛でていきましょう

<もどる ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>
20240626banner.jpg
傑作選!シャツ!袋状の便利な布(取っ手付き)買って応援してよう

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ