フィリピンの塩玉子サラダ、台湾のゴーヤ塩玉子炒め
まずはフィリピン人の知人に地元レシピを教えてもらった。


サラダの説明に「MSG」というのが出てきてゲーム脳の僕は「機関銃!?」と思ったが(それはSMG)、グルタミン酸ナトリウム、つまり味の素のことらしい。サラダに味の素を使うのは日本の感覚では珍しいので、これを作ってみることにした。
②味の素とコショウをかけてまぜる



普通の玉ねぎでもいいと思うんだけど、赤玉ねぎにすると一気に東南アジア感でますね。
それでは実食…の前に、台湾のレシピも一緒に作ったので先に紹介したい。

ゴーヤ炒めにするとおいしいらしい。作らなくてもわかる。ぜったいうまい。
②みじん切りにしたショウガかニンニクを油でいためる
③塩玉子の黄身をつぶして投入、泡立つまで炒める
④ゴーヤを加えて黄身が絡むまで炒める
⑤白身を加えて炒め、酒を入れて臭みを消す
⑥水を少し加えてゴーヤを柔らかくし、再び水分がなくなるまで炒め、ごま油で香り付けする




調味料であり、具でもある、それが塩玉子
まずはサラダから食べてみよう。

正直、味付けがシンプルなのでちょっと物足りないのでは…と予想してたけど、全然そんなことなかった。玉ねぎの辛味と卵の塩気がめちゃめちゃ合います…!
味の素の効果か、ドレッシングかけてないのにドレッシングかけたくらいのリッチな味がする。これがうまみの力か…。サラダに使うのは正直大胆だなと思ったけど、ぜんぜんアリだな。

そりゃもう、もちろんうまい。
普通の塩炒めとはぜんぜん違うし、炒り卵と炒めたのともまた違う。全体に卵の味が馴染んで、具じゃなくて取りまとめという感じ。アヒル隊長である。
本格的な中華屋で「ただの炒め物なのになんでこんなにキャラの立った味なんだろう」って思う、あの感じがある。ぜひ通いたい。自宅だが。

ひき肉炒めでは具として、サラダでは調味料として、そしてゴーヤ炒めでは全体の取りまとめとして、それぞれ違った役割で塩玉子が活躍してくれたように思う。
これは相当なポテンシャルを秘めた食材…!
といったところであと2カ国続きます。