デジタルリマスター 2023年7月19日

スピード写真にスピード感をつける(デジタルリマスター)

免許証やパスポート、履歴書などに使用するために撮影するスピード写真。撮影から現像まであっという間にで出来るから「スピード写真」である。

最近のスピード写真機は性能が上がっているらしく、仕上がりがとてもキレイだという。特に、渋谷駅南口に設置してあるスピード写真機は写りが良いと評判だ。

評判といってもうちのスタッフ1名がそう言っているだけであるが、8月にパスポート用の写真を撮った時、確かにちょっと前までのスピード写真とはひと味違うような気がした。照明がしっかりしているのだと思う。

今回、そのスピード写真にスピード感をつけたいと思う。

2008年11月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。


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> 個人サイト すみましん

やり方は簡単だ。

シャッターが切られる瞬間に顔を動かしてブレた写真にするのだ。うまくいけば、かなりスピード感のあるスピード写真に仕上がるはずである。

早速、渋谷駅南口のスピード写真機を目指した。写りが良いと評判のマシーンである。

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渋谷駅南口のスピード写真機

渋谷駅南口、モヤイ像のそばにはスピード写真機が3台あって、僕が訪れた時は2台が使用中だった。スピード写真、大人気である。うかうかしていると残り1台も使われてしまう。

急いでスピード写真機の中に入った。

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お金を入れて撮影スタート

写りが良いと評判のこのマシーンは、1回700円で2カット撮影してくれる。1回だけ撮り直しの猶予があるので、都合4カットの中からベストな1枚を選べる仕組みだ。つまり、スピード感を与えるチャンスは700円で4回。その中から1番いい感じにブレたものを選ぶ予定だ。

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撮影中

マシーンの指示に従って撮影が進む。目の高さを指定のラインに合わせ、背もたれに背中をつける。位置が定まったら、マシーンのカウントダウンが始まる。

「トリマス。サン、ニー、イチ」

普通ならここで目を閉じないようにがんばるタイミングであるが、僕は思いっきり顔を左右に振る。ブレればブレるほどスピード感が増すはずだ。

しかし、写りが良いと評判なだけあって、このマシーンはとても賢いのだ。
顔を左右に振っていると中々シャッターが下りない。

ん? と思って顔を止めるとその瞬間にピカッと光る。

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ブレてない

全然ブレてくれないのだ。
スピード感は一切ない。

よし、作戦変更だ。

小道具を使ってスピード写真にスピード感をつけていこう。

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