特集 2020年10月27日

ほんのりプレミアムなチェーン店めぐり~東急沿線さんぽ~

おれは違いのわかる男になりたい。

チェーン店が好きだ。どこに行っても変わらない安心感がそこにある。地方に行っても同じ味、同じ雰囲気が味わえる。ただ、どうだ、いつもと違う雰囲気も味わいたい気分になるときがある。わがままだが、それが大人ってやつだ。

 

※この記事はデイリーポータルZの運営元であるイッツコムのサービスエリア、東急沿線の魅力を紹介する記事です。

1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー)

前の記事:チャーハンは自由だ


プレミアムなリンガーハット

長崎名物の長崎ちゃんぽんが食べられるチェーン店リンガーハット。野菜を食べられるので「今日は野菜を食べるぞ」という気持ちになったときに行く。あと、お酒を飲んだあととか、お腹が減っているとき。

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実際に長崎へ行かなくても行った気になりますね。
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ちゃんぽん。具だくさん。

普通のお店でもおいしいのになんとこのリンガーハットを超えるリンガーハットがあるという。なんだ、サイヤ人を超えたサイヤ人みたいなやつ。スーパーサイヤ人がこのあと出てきます。出てこないです。

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横浜駅にあるかっこいいフードコート。
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おいしいご飯がお金と胃袋に余裕があれば食べ放題。
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おしゃれすぎて、フランス料理屋と言ってもばれないと思う。

だいたいフードコートってお酒を飲んで寝ている人がいるだろう。そんな人がいない明るいフードコートだ。競馬新聞を読んでいる人がいない。

そして、そこにあるのがリンガーハットを超えたリンガーハット。プレミアムリンガーハットである。

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まぶしいくらい輝いている。

全国に5店舗しかない特別なリンガーハットである。そうは言ってもなにが違うのかぱっと見ただけじゃわからない。

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名前にプレミアムがついているが違いはなんだろう。

まずは普通のリンガーハットを見てほしい。

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これが普通のリンガーハットにある長崎ちゃんぽん。
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そして、これがプレミアムリンガーハットのプレミアム長崎ちゃんぽん。

どうだ、全然違うだろう。違いのわかるのが大人ってもんだ。もしくはリンガーハットヘビーユーザー。違いが紹介したい。

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具材が増えている。

たっぷりの野菜などに加えてあさりにいかげそ、そして、うずらの卵がプラスされている。うずらの卵、好きなので3個入れてほしい。

しかもそれだけではない。一般的なリンガーハットに比べてスープのうま味が増しているそうだ。言葉で言ってもわからないと思うので、見てください。

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これが普通の長崎ちゃんぽんを食べたとき
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プレミアム長崎ちゃんぽんを食べたとき

これが違いである。口の中にひろがるコクやうまさが1ランク違う。まろやかなスープは、後味さっぱりなのにコクやうまさがふわっと広がるのだ。そういう人とファミコンをしたい。

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ちなみに変わった餃子もある。こちらはエスニック風スパイシー餃子。これもうまいです。
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食後にレモンを食べた。
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全員わかっていたと思うが酸っぱかった。なんで食べたの?
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いつもと違うバーミヤン

中華料理のチェーン店で有名なバーミヤン。中国4000年の歴史の味が気軽に味わえる。ニーハオ。

そんなバーミヤンだが、変わった店舗が用賀にある。その名もばーみやん軒。

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中国が用賀にやってきた。
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ばーみやん軒に来たらメッセージを受け取ろう。

なにが違うのか、メニュー表を見てみた。おい、北京ダックがあるぞ。

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頼んでしまった。調べたら普通のバーミヤンにもある。
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職人の目つきでタレをかける。かっこいいので社員証の写真をこれにしてもいいな。

違う。普通のバーミヤンと違うところを探してきたのだ。どこが違うのか。メニューをしばらくながめる。

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メニューを気にしつつ北京ダックを食べる。

なんだ、なにが違うんだ。タッチパネルのバッテリーが切れてしまうのではないかと心配になるぐらい、すみからすみまでみた。4回ぐらい見た。

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結局わからなかったな。

バーミヤンに行ってみる

わからないままお店を後にした。あれだ、一般的なバーミヤンのことを知らないからだ。一度、バーミヤンに行こう。そして、やってきたのは溝の口にあるバーミヤン。

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ばーみやんからバーミヤンへ。

なにが違うんだ。メニュー表を見るが一緒な気がする。間違い探しを東急沿線でしている。

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メニューを見ても同じ。
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わからない。バーミヤンという迷宮に迷い込んでしまったのか。迷宮と書いてファミリーレストランと読みます。

わからない。このままお店を出てしまいたい気持ちをグッとこらえて餃子を注文した。餃子はいつだって食べたい。

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税抜き239円6個の餃子。6人家族なら1つずつだな。

このときの餃子が実はのちほど関係してくる。恩返しに来ます。餃子の恩返しである。恩返しには来ないです。

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わからなかったけど餃子をとりあえず食べた。あと勢い余ってビーフンも頼んだ。

戻ってきたばーみやん軒で知った真実

普通のバーミヤンのことはなんとなくわかった。そして、用賀の地に答えを知りたくて戻ってきた。

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戻ってきた。本日3回目のバーミヤン。鼻の穴だって大きくなる。

このままじっとしていても答えなんて出ないだろう。席に座ってから店員に聞いた。一体なにが違うのか。

「一人でも飲めるようコンセント付き一人用の席があったり、餃子の値段が5個で安めに設定していたりします」

昔は限定で麻婆カレーやロコモコチャーハンなどかなりとがったメニューを出していたが、今は提供をしていないらしい。

みんな、どうしてもわからないときは聞いた方が早いよ。

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確かに餃子が5個になっていて安い。
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オリジナルとしてバーミヤンにはなかったまぐろが2倍乗ったメニューがあった。

先ほどは見なかったがお酒がかなり充実している。しかもワインや紹興酒が99円で飲めるのだ。ベロベロになってしまう。

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驚きの安さ。
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紹興酒も気軽に飲める。
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しかも、ファミレスなのにボトルキープもできる。(普通のバーミヤンでもやっている)

お酒を少し飲んで帰るのにちょうどいいお店だった。せっかく来たので紹興酒を飲んでみよう。注文しようと思ったら見慣れない言葉が出てきた。

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カン・ザラメ付き。

まずカンってなんだ。それにお酒にザラメが付いてくるのか。怖いのでレモンサワーにしようとも思ったが興味が勝ったので注文した。

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熱い紹興酒と本当にザラメがついてきた。

お酒にザラメなんて入れるのかそれとも、ザラメをつまみに飲むのか。調べたら温めた紹興酒にザラメを入れて飲むらしい。酸味が強い紹興酒にザラメを入れるとおいしくなるそうで、一般的な飲み方のようだ。酸っぱいグレープフルーツに砂糖をかけて食べていた祖母を思い出した。祖母は梅干しにも砂糖をかけて食べるタイプでした。

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紹興酒なんて飲んだことがないのでどんな味なのか楽しみ。
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濃い!風味とアルコールが濃い!!

甘い香りとガツンと来るアルコールの味。すごい、もうすごい。お酒が好きな人が好きな味だ。

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すごいのでメロンソーダを急いで飲んだ。
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あと、ばーみやん軒とバーミヤンの違いが安心したのでマンゴーのバニラアイス添えを頼んだ。
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これもすごかった。
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レアなドトールをドトール好きと行く

最後も用賀にあるドトールだ。いつもありがとうございますのイッツコムが入っているビルの一階にあるドトールが変わっているらしい。

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普通のドトールに見える。

ここでゲストの登場である。ドトールを愛し、ドトールに愛された男は言い過ぎなので普通にドトールが好きなライターの北向さんを呼んだ。

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ドトールのことをよくつぶやいているのでお呼びした。

こちらのお店、実はしぶそばの運営会社の方に教えてもらったのだ。ありがとう東急グルメフロント(東急の飲食店などを運営するグループ会社です)

さて、なにが違うのだろうか。北向さんに当ててもらう。ここでワーワー言いながら「ブー違います!」と言ったりして、盛り上がりながら2000字くらい書きたいと思っています。

さて、なにが違うと思いますか?

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「普通のドトールに見えますけどね...なんだろう」

お、困っている。いいぞ、ここで中に入って「ヒントはメニュー表に載ってます!」と言おうと思っていた。

ただ、横に目線を動かしたときに誤算が起きた。

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「これか!」
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到着して30秒で見つかったな。

早い。早いよ北向さん。そうだ、このお店ではお酒を飲むことができるのだ。

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ドトールでセンベロができる。ベロベロになれる。

食べ物2品にハイボールやワイン、ビールが2杯飲める。食べ物が足りなかったら追加で頼むことも可能で、それでも足りなかったらミラノサンドを頼んでもいい。シメにコーヒーを飲みたくなったら飲んでもいい。自由である。

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普段見ることのない、ドトールのケチャップに興奮する北向さん。
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ドトールでコーヒーではなく、ビールを飲む北向さん。

一般的なドトールにはビールはもちろん置いてない。周りには仕事をしているのだろう、パソコンをカタカタと打ち込んでいる。仕事をしている人たちがいる中で飲むビールは最高にうまい。仕事をしている人の肩を叩いて「ビールがおいしいですよ」と伝えてあげたい。ケンカになる。

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仕事終わりのビールにテンションが上がる北向さん。


メニューはドトールだからちょっとおしゃれなものでおじさんは頼みづらい、なんてことはなく安心のラインナップである。全6品を順に紹介しよう。

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これさえあれば誰もが満足の枝豆と辛いソーセージのチョリソー。チョリソー、好きなので定期便で家に届けてほしい。
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甘辛いたれがついたからあげ。ちゃんとした味を伝えようとしたが二人して「甘辛いですね」「あ、甘辛いです」と甘辛い以外の言葉が出なかった。もっと頑張れ。
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ケチャップ付きのポテトフライ。ちゃんと言うとポテェトフライ。
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クラッカー付きのクリームチーズ。セレブなパーティーで食べるやつも食べられる。

北向さん「このメニューを見せられて、どこのお店でしょうか?と問題を出されても、絶対にドトールと答えられる自信がないです」

確かにと思った。

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北向さんのテンションが上がっている頃、筆者はクラッカーとクリームチーズを両手に持って「どうやって食べればいいのか」とおしゃれな食文化を知らない人になっていた。

北向さんは最近、リモートワークになってから飲酒量が増えたそうだ。「お酒を飲むと面倒な作業をこなせるので、画像の編集とかやるときには飲んでしまいますね」

いいお酒の飲み方である。自分なんて、お酒を結構飲んでいい気分になったときに尾崎豊を聞いて泣いている。日高屋で。

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このドトールいいなーと。最後まで喜んでいた。

最後に感想を聞いた。

「仕事の合間に来るところなので、仕事中にビールを飲んでいる感覚で背徳感があります。あと、カフェでお酒を飲むのなら、もう少しおしゃれなメニューがあるじゃないですか。でも、あえて定番料理をを出してくるところに、ドトールの愛しさがありますね」

このあと、働きたくないなと話をして帰った。酒を飲んで忘れたいことはみんなあるなと思った。


変わったチェーン店は楽しい

普通のチェーン店もメニューがたくさんあって楽しいが、いつもと違うお店はテンションが上がる。それがちょっとだけでもうれしい。

また他のチェーン店で変わった店舗を見つけたら行きたいと思ってます。そのときはよろしくお願いいたします。

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これはばーみやん軒でカレーがないと知ったときの表情です。カレーを食べたい。

 

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