知らない間にシナシナしてる
牛乳をかけたあとどれくらいでシナシナになるか、考えても想像がつかない。
勢いよくバーっと食べると最後までサクサクなままなのだけど、テレビなどに一瞬でも気をとられるともうシナシナになってる。
「ぼんやりしている間」にシナシナになるから、時間感覚がない。
今日はじっくり、時間ごとの状態変化を確かめてみたい。
検証のため、パッケージに書いてある1食分であるコーンフレーク40gと牛乳200mlを用意した。
コーンフレークの分量を量って食べるというのは初めてだ。箱にある40gってどれぐらいだろうとは常々思っていたが、結構多いんだな。
大抵私は1杯食べて足りずに少しおかわりするのだが、それでちょうど40gぐらいになっていたのかもしれない。
浸り時間ごとのフレークを採取する
牛乳をかけたあと、ストップウォッチで時間を計り20秒ごとに少量のコーンフレークをラップの上にすくい上げ、その様相を観察しよう。
牛乳投入から8分に達するまで慎重に20秒ごとにフレークをすくいとっては並べた。
いざ、試食
それでは、並べた物を試食してみよう。ドキドキ。
00:00 牛乳を入れる前の物。当然サクサク。
00:20 シナシナ
00:40 シナシナ
01:00 シナシナ
01:20 シナシナ
しまった
20秒でもうシナシナになるの!?!? と愕然としたが、どうもそうではないようだ。
どうやら、ラップの上に取ったあと、回りについた水分をガンガン吸収してしまっていたらしい。
20秒後のものから、8分後のものまで全部ほとんど同じシナシナ感だった。
失敗だ!
やはり時間はかりつつ食べて確かめるしかない。
20秒ごとにむしゃむしゃ食べて食感を確かめるというのはどうも「検証」っさぽがないと思って避けたのだが、やむをえない。
形から入るようでは何事も上手くいかないのだ。
仕切りなおし
おなかをすかせてから再度、コーンフレーク40gと牛乳200mlを用意した。
傍らにはストップウォッチと記録用の紙とペン。20秒ごとにむしゃむしゃ食べながら様子を書き記していく。
では、気をとりなおしていってみましょう!
シナシナポイントは2分後半から3分の間!
00:00 当然サクサク
00:20 サクサク
00:40 一部がシナシナになるが全体サクサク
01:40 フレークの薄い部分がほぼシナシナに
フレークには薄い部分と分厚い部分があり、薄い部分は思いのほかシナシナ進行が早い。2分後半から3分にかけては加速度的にシナシナが進行した。
この間、フレーク全体がチリチリという音をたてて牛乳を吸っているのが分かった。
02:40 50%ぐらいの部分がシナシナに
03:00 ぐんぐんシナシナ感加速80%シナシナ
03:40 分厚い部分をのぞき90%シナシナ
分厚い部分がしぶとくサクサク
05:00 依然として分厚い部分にサクサク感のこる
90%の部分がシナシナになったものの、分厚い部分はしぶとくカリカリしている。
06:00 水分を吸収する音が聞こえなくなる
チリチリという音も聞こえなくなり、辺りが静まり返っていく……。
08:20 まだ固い部分がある
10:40 どこをどう食べてもシナシナ!
食べる音も最初のサクッツサクッから、グニャリグニャリに変わっている。シナシナだ! どこに出しても恥ずかしくない、完全なシナシナだ。
シナシナ派は3分待ってから食べるといいでしょう
「コーンフレークがシナシナし始めるのはだいたい3分ごろから。10分を過ぎた時点でご飯でいうところのおかゆ状態になる」
今回の検証で以上のことが分かった。
コーンフレークにはサクサク派とシナシナ派がいらっしゃることと思いますが、サクサク派の方は3分以内に、シナシナ派の方は3分経過してから食べるといいのではないでしょうか。
調べておいて何なのですが、私はサクサクもシナシナも好きでして、今後も各時間で味わいながらゆっくり食べようと思います。