特集 2023年5月22日

新潟の激渋ホテル、公楽園に泊まる

部屋に戻る

さて、あとは部屋に戻って寝るだけである。いやあ、なんだか疲れたな。

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よっこら
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しょ
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バネに直接座っているようだ
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カエルの大合唱がきこえる

そして窓の外からは蛙の大合唱。窓を開けてみるが、真っ暗でよく見えない。ここどうなってるんだろう。

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シーツ類は清潔で安心

もう他にすることもないので、寝ることにしてベットに横になる。

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普段は部屋を真っ暗にして寝るタイプなのだが、怖くて電気を消せない。

でも、明るいと寝られない。

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電気を消すのが怖かった

ということで、折衷案として洗面台の灯りだけつけて、YouTubeでワイワイガヤガヤにぎやかで面白いやつを流しながら眠った。

朝までに四回、目が覚めた。

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裏は田んぼと山

朝になり、あらためて窓の外を見ると一面の田んぼ。そりゃカエルも大合唱だわ。

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朝見ても廃墟と呼ばないで

さようなら、公楽園。なかなか面白い体験だった。


味気ないのに味がある

田んぼの中にポツンと建つ、レトロホテル公楽園。

コインゲームと自動販売機で、人との接触は、チェックインとチェックアウトのときだけという味気なさがある。

しかしそこには、所狭しと書かれている手書きの注意書きと、建物や物が歴史を経て醸し出された疲れた感とで、味わい深さがあった。

つまり公楽園は、味噌や醤油、日本酒など発酵食品のまち、新潟にふさわしい発酵ホテルだったのである。

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