食べるぞ!
ナポレオンパイ(以下、ナポレオン)をご存知でない方もいるかもしれません。見てやってください。私が子供の頃から愛し続けてきたケーキを。

ナポレオンとはパイ生地とカスタードクリームのミルフィーユです。私が子供の頃から食べてたのは駒込のアルプス洋菓子店のものでしたが、2019年に閉店してしまいました。




トロトロ濃厚なカスタードクリームと、ほど良く硬さを残すパイ生地の絶妙な組み合わせが最高。もうこれで記事終わっても良いや。
でもまだ書きます
冒頭に「独占ではなく共有にこそ幸せは宿る」と書いておきながら、思わず自分だけ食べてました。ナポレオンにあまり馴染みがないという林編集長とべつやくさんが先に食べるべきでしたね。さあ、召し上がれ!


「これ、よその家で出されて知らないで食べたら、二度見しちゃうね」とべつやくさん。なんかこう、スネ夫の家で出てきそうなケーキなんですよね。

“良いもの”。まさに幼い石井少年が心を掴まれたのは、そこだったと思います。このケーキを食べる時だけはとっ散らかったリビングに、ふんわりと高級な空気が流れたものです。
垂直と並行
このケーキ、ひとつだけ難点があります。パイ生地をフォークで割ろうとすると、カスタードが飛び出しちゃう。つまり綺麗に食べるのが難しい。

子供の頃「クリームは飛び出さないがお行儀よくない食べ方」を開発したので、ご紹介します。垂直に切り分けるんじゃなくて、平行に食べるのです。



でもやっぱり普通の食べ方もしたいから、一度に2個食べれば良いんだと思います。
色々と定義が不明
この日は成城アルプス以外のナポレオンも用意しました。

成城アルプス以外はイチゴが乗ってますね。というか、ナポレオンには普通イチゴが使われてるんです。私が子供の頃から親しんできたアルプスは、むしろ特殊なのです。アーモンドは三つとも使われてますね。
ちなみに先日見た『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』というジョージア映画に出てきたナポレオンには、イチゴが使われてませんでした。(ジョージアのナポレオンについてはこちらの記事を参照のこと)。
何をもってナポレオンとするのか、その定義がちょっとよく分かりません。そもそもなんでナポレオンという名前なのかも分かりませんし。

竹内まりやさんには是非『不思議なナポレオンパイ』という曲を作って欲しいです。