特集 2019年4月14日

マトリョーシカ餃子を食べたい(デジタルリマスター版)

今回の材料です。

餃子が大好きだ。大好きなので、餃子屋を巡るだけという記事を過去に2回も書いてしまった(東京で美味しい餃子を食べ歩き) 。もっちりした皮、肉、しかも皮の中には脂たっぷりの肉汁!

餃子はなにが良いって、肉と炭水化物、脂という、当サイトの大好物三つが一口で食べられるのがいい。すばらしい。

そんな餃子愛を僕なりに表現してみました。

2010年1月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載しました。

あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。

1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー)

前の記事:リアルのアイスクライミングはアイスクライマー(ゲーム)と全然違う

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まずは皮と餡作り

餃子作りは簡単だ。小麦粉をぬるま湯でこねると皮の生地が出来る。小麦粉(薄力粉とか中力粉とかは適当で良い)300gに対してぬるま湯180mlくらい。で、適当にまとまるようにこねればいい。詳しくはアトサチってください(コチラ)。

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ぬるま湯を3回くらいに分けて混ぜるのがコツらしい。

餡も簡単。白菜とかニラを刻んで挽肉と混ぜれば良い。味付けに味覇でも入れればいっそう中華らしくなるので入れると良いけど、入れなくても美味しいのでどっちでもいいです。ニンニクはお好みで。今回は本場中国に思いをはせてニンニクなしで作ってみた。

よし、こんな具合でサクサクいこう。

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適当にこねてるとまとまる。お湯が多すぎたり、固かったりしたら水とか粉を適当に足して調整してください。耳たぶより少し固いくらいが目安。
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白菜とニラはみじん切りにして塩もみした。挽肉は豚肉だけのが良いと思うけど、お好みで合い挽きも可。
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混ぜれば餡のできあがり。ね、簡単でしょ?
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ここまでで30分ほどです。これからは楽しい包み作業。

マトリョーシカ餃子は、餃子の中に餃子を内包するホムンクルス構造

皮の生地と餡があっという間に出来ました。

では、ここからが本番なので更に飛ばしていきます。

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生地を適当にちぎって麺棒でのばすと皮になります。

皮で餡を包んで閉じれば餃子の完成。手作り餃子って可愛いね。

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鶏の頭を想起させる可愛らしいフォルム。

マトリョーシカ餃子なので、これを更に餡と皮で包むわけです。

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皮 on 餡 on 餃子。
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また包む。包んではマトリョーシカ。

 

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包んではマトリョーシカの繰り返し。
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この中には2個の餃子が搭載されている訳です。餃子搭載餃子。
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1回で包む皮と餡で、普通の餃子が3個くらい作れる感じ。
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まだまだおわらんよー。
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もう何重かなんてどうでもよくなってる。
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かなりずっしりと重いマトリョーシカ餃子。いや、むしろホムンクルス餃子の方がふさわしいか。

 

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大皿一杯に広がる皮と肉。それに包まれる餃子。

 

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ちょっとした小動物くらいの大きさと重さと感触。

6回重ねたところで、自重による崩壊の危険性が出てきた。あと、これ、ちゃんと焼けるのか?という心配も出てきた。あんまり盛大に失敗すると記事としてもどうかという事になるので、この辺で悪ノリはやめて焼き工程に入ろうと思う。

 

成長の様子をアニメーションでどうぞ

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マトリョーシカ餃子、略してマトギョーが育つ様子をアニメーションでどうぞ。

ここまで出来たら焼いて食べよう。さて、美味く焼けるか。

 

 

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普通サイズの餃子と比べるとこんな大きさ。大食いチャレンジのメニューみたい。材料費的には300円分くらいかな。


この餃子を焼こうという訳なのだが、なんと言っても、どれくらいの時間焼けばいいのか皆目見当が付かない。こんな大きさの餃子焼いたことないし、中は皮と餡の多層構造。本当に火が通るのかすら怪しい。

とはいえ、焼かないことには始まらないのでフライパンに投入。重い。

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チョウチンアンコウの雄と雌みたいな大きさの違い。

 

餃子はまず表面を焼いて、そこにお湯を注ぐ。茹でるようにして火を通していくわけだ。この工程が一番大事で、ここでしっかり皮に火が通ってない食感が悪くなる。

でも、この餃子、中の皮までちゃんと火が通るんだろうか。何分で?サッパリ判らない。

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普通サイズの餃子も作ったので一緒に焼いてみた。

 

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30分後、普通サイズの餃子はすっかりとろけ状態。茹ですぎて皮が煮崩れてしまった様だ。

普通サイズの餃子はここでフライパンからリタイア。マトギョーの方は更にお湯を加え、何回かひっくり返しながら更に30分茹でたり焼いたりした。

そうして出来たのがこれだ。

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どーんとこんな大きさ。表面上はこんがり美味しそうに焼けました。
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携帯と比べてみた。うん、やっぱり結構でかい。右のゴミみたいのは普通サイズの餃子。皮が破けたのは茹ですぎのせい。


食べてみよう

制作時間1時間半くらい。大変にお手軽なマトギョーだが、味はどうだろう。早速切って食べてみよう。

マトリョーシカの名の通り一層一層はがして食べようかとも思ったのだけど、断面を見たかったので切ってみた。

焦げ目がない部分は柔らかくて包丁がスッと入った。切ったら中から大量の肉汁が!という映像を想像していたのだけど、どうやらそういった汁は皮が吸ってしまったらしい。なるほど、内部ではお湯の代わりに肉汁が皮を茹でる役割を担ったわけだ。

味わってみる。

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1/3くらいの塊。重くて箸を持つ手に力が入る。
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切ると内部は、当然のことながら層状になってます。火は通ってる感じ。
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タレにつけて食べる。ラー油は李錦記のラー油を使用。辛い。
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縦に切ると地層の様で面白い。ビエネッタみたい。

 

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苦労には見合わない味だけど、食べられるものが出来てよかった。


味としては、餃子。ミルフィーユの様であり、ロールキャベツの様でもあり、ラザニアの様でもあり、でも餃子という訳のわからない餃子だった。

皮の合わせ目が餃子の片方に集中してしまったため、その部分だけやや火の通りが悪かったように思う。合わせ目は角度を変えながら、マトギョー内部にまんべんなく分布するように作った方が良いだろう。またこんな役に立たないノウハウばかり溜まっていく。

大成功とは言い難いが、中成功くらいの結果にはなったと思う。前回(スパイスのお香)の失敗と比べたら大分良い結果だろう。

という事で、個人的に今年最初の記事でした。2010年もよろしくお願いします。

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余った材料で普通の餃子を作りました。やっぱ美味いね、普通の餃子。

なんにしても餃子は美味い

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マトギョーを狙う黒い影。猫がニラとか食べたらいけませーん!

今回の記事で判ったのは、餃子を作るのは簡単で安くて美味しくて最高だ、という事だ。餃子はやはり良いものだ。

そういえば、以前住んでた街に美味しい餃子屋さんがあった。餃子専門店で、色んな種類の餃子があった。でも場所が悪くて全く流行ってなくて、「いつ死のうか考えてる」と店主が漏らしていた。座敷席のテーブルの上には小分けされた小麦粉が売り物として並んでいた。

引っ越してから行ってないんだけどあの店、どうなったかなぁ。餃子を食べながらなんとなく思い出したので書いてみた。


 

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