画像が一枚余ってしまった
座ったり寝たりしている4人を一つに集めた画像を作っていたのだが、どんよりしすぎていて本文のどこにも貼れなかった。こちらに貼ります。
ミロのパッケージには色々なスポーツをする少年少女が描かれている。栄養満点なミロを飲めば元気に動けるよ、ということなのだと思う。
しかし元気に躍動するシーンはスポーツに限らない。空いている枠が無数にある。ミロのパッケージ、これはブルーオーシャンなんじゃないか。
よく見るわけじゃないのになんとなくずっと覚えているものがある。ミロのパッケージである。
緑色の背景で少年がボールを蹴ったり走ったりしているのだ。
これがずっと引っかかっていたのは、飲み物のパッケージなのにスポーツをする少年の存在感が大きすぎるからだろう。「関係ある?」と思ってしまうのだ。
「ミロ パッケージ」で画像検索すると、他にも体操、バドミントン、空手、テニス、バスケットボール、バレーボールなど、たくさんのスポーツが描かれていることが分かる。
こういう理屈である。でもこれがありなら③の部分は、スポーツじゃなくても当てはまるだろう。躍動感さえあればミロのパッケージになれるのではないか。
色んな躍動感のあるポーズをして、ミロのパッケージらしくなるか調べてみよう。
とりあえず、ミロと同じポーズをしてみる。
かなりミロだ。10点満点で10点。ここではまだ同じポーズをしているのでミロになってくれないと困るのだが、この時点でかなり嬉しい。ミロになれた喜び。無駄に気持ちが大きくなる。
ちなみにどうでもいいことなんだけど、商品名のところはミロっぽくなれ、という思いを込めて「NILO(似ろ)」、メーカー名のところはネスレじゃなくて「Nitemastle(似てまスレ)」とした。
ミロには栄養があって、そのおかげで力強いシュートが打てる。
しかし、他のシーンにもミロの栄養は行き届くだろう。
フリーキックの壁はやはりあまりにも躍動がなくそのせいでミロ度が低いが、スローインなどはなかなか馴染んでいると思う。しかし、次の二つのシーンはあまりにもミロにならなかった。
躍動のあるシーンだが、元気に楽しそうにプレイしている、という様子がないとガクッとミロらしくなくなる。
試合終了のホイッスルを受け入れられず、ピッチに座り込んでしまうシーン。このしょんぼりしたシーンも全然ミロらしくない。
ミロになるには躍動感も大事だが、写真からポジティブな雰囲気がにじみ出ることも大事だと分かった。
正面は向かない方がミロらしかったかもしれない。カメラなんて気にしなくていいのだ。今、この一瞬に真剣に向き合う、そういう姿勢がミロらしさだと思う。
躍動するのは選手だけではない。サッカーに関して言えば、監督だってなかなかの躍動を見せている。
躍動、というと体の動きのことを考えてしまうが、大きな表情からも躍動感が伝わり、それがミロらしさになるのだ。よかった。監督もミロのパッケージになれる。
いよいよスポーツから離れてみよう。ビジネスの場にも躍動はあるはずで、躍動があるところにミロらしさもまたあるはずなのだ。
良い。あんまり違和感ないぞ。
やはり見た目上の動きは少ないが「何かに真剣に取り組む」様子はミロに合う。
ビジネスマンが楽しくて無駄にたくさんやってしまった。みんなの上着を掛けるシーンなんかは、動きこそ地味だがそこにいる誰よりも早く気を利かせて行動したという背景を考えるとなかなかの躍動であるとも言える。「ミロを飲んで、飲み会で気を利かそう!」っていうのもなんかイヤだけど。
やはり動いている感じと真剣な表情があればミロに馴染む。もう実際にあるシーンでなくてもいけるのではないか。フリースタイルで躍動してみよう。
自由って怖いな、と思った。写真を撮り始めてすぐに躍動とは何か、ミロらしさとは何か、そして今自分は何をしているのか。そういうこと全てが分からなくなった。2枚目ぐらいからもう分からなかった。
冷静になって考え直すと「人が、何のシーンでもないがとにかく躍動している」ことなんてない。大きな動きをするからにはそこに何か理由があるのだ。そんなことを考えながら一連の画像を見返すと、体育の時間に先生がどこかに行ってしまって暇でしょうがないので何となく体を動かしている中学生が見えた。
先生の指示を待たずに、自分たちで考えて行動してください。
たくさんのポーズを試したが、ミロっぽくなるためのポイントはだいたいこんな感じじゃないだろうか。
今回、以上を網羅し且つ現状のミロにはない、良いラインをついたのはこちらである。
躍動し、そして仕事に熱中している良いパッケージである。ミロを飲んだおかげで元気に動いている、という感じがする。
よかった。この記事のタイトル通り躍動感さえあればミロのパッケージになれることが分かった。しかし注意が必要である。躍動感「さえ」あればいいのだが、その躍動感は何の設定もないところからポンと生まれてきたりはしない。「躍動すればいいんでしょ? 簡単じゃないか」と軽い気持ちで撮影に臨まないようにしよう。
座ったり寝たりしている4人を一つに集めた画像を作っていたのだが、どんよりしすぎていて本文のどこにも貼れなかった。こちらに貼ります。
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