2回めのレポートである
そしてデイリーポータルZではこのイベントにすでに1回参加している。
厳寒の焼肉祭りであの世を見た(2008/02/26掲載)
16年前だ。
だから改めて行かなくてもいいんじゃないか、というのは合理的な人が言うことなので、合理性を超越した我々はまた行くのだ。行きたいから。
北見の外気に触れて16年前の感覚が蘇った。
2000年代、なんども真冬の北海道に取材に行っていたが寒さを感じなかった。寒すぎるとテンションがおかしくなるのだ。カラ元気で代謝を上げて命の危機を回避しているのかもしれない。
デイリーポータルZもカラ元気で危機を乗り越え続けている。
さて、祭りの2日前に現地入りし、北見で防寒着を買って焼肉をリサーチしていた(食べに行くことを指す)。防寒着についてはべつやくさんの記事にゆずるとして、焼肉だ。
北見は人口あたりの焼肉店が全国ベスト3に入る焼肉の町である(調査や年によって順位は違うが1~3位に入っている)
関東では「ハラミ」と呼ばれている横隔膜のことだ。柔らかいが脂が乗りすぎず、サクッととした歯ごたえもあって、うまい。
「サガリ」の発音は「ハラミ↑」のように語尾をあげず、「サラミ↓」や「サガミ↓」のように語尾を下げて発音していた。
あと、北海道に行くたびに思うのだが、薬味のネギがうまい。
「賞味期限は10分です」と言われて慌てて食べた。人生で一番短い賞味期限だ。このユッケの話はこのあとの焼肉祭りには何ら関係がなく、ただの自慢だ。とても美味しかった。
行く店々では観光ですか?と聞かれ、そうだと答えると「焼肉祭りですか!?」と100%言われた。道外からたくさん人が来ているらしい。
言葉を選ばずに書くと、悪ふざけのようなイベントでここまで盛り上がっているのはすごいことだと思う。未来に希望が持てる。
肉祭り会場へ
北見厳寒の焼肉祭りは2月9日17時から。駅の裏にある芸術文化センターの駐車場で行われる。チケットは4人席で1万円。11月29日に発売されて即完売していた。
(イベントは2月9日、発売が11月29日とニクにかかっている)
肉はサガリ、豚ホルモン、豚ロース。そこに玉ねぎと餅、米がつく。あとは箸とアルミ皿。
アリーナには板とビールケースでできた席があり、そのあいだに1グループにひとつ七輪が置かれ、席には焼肉のタレとポッカレモンが置いてある。
あとは勝手に肉を焼いて食べる。そういう祭りだ。
まつりが全体にハードモードなので、タレが辛くても納得である。どんと来いだ。そしてこのタレうまいな。
開会式は巨大七輪への点火
巨大七輪に点火しているのは今年20歳になる地元の若者。「北見の明るい未来を担う素敵な大人になって欲しい」とMCがしゃべっていた。BGMは2001年宇宙の旅。隣の温度計は-8℃。
要素が多く、それぞれの矢印がいろんな方向に向いている。
肉をどんどん焼け
イベントが始まった。あとは肉を焼いて食べるだけだ。
市内の焼肉店で食べたサガリよりも柔らかくて美味しい。祭りの主催者のやる気を感じる。そのやる気は会場の随所であふれていた(そもそも道東はどこでも人が親切)。
酒と米が無料という祭りの始祖を見るようなイベントだ。
ライスは無料だが炊いた分がすぐに配布完了してしまい、並んだのに受け取れない人もいた。
でも「大丈夫です!また並びますから!!」とホスピタリティで返していたのにはちょっと感動した。
このほかにオニオンスープも無料配布していた。