魅力的、でも分からない
わざわざ一番寒い時期に外で焼肉を食べる。
そんなおかしなイベントなのに、湯気が舞う会場は幻想的なのだ。
どうやっても写真が映える。そして肉がうまい。
おもしろい・感動的・おいしい
ポジティブな異なる3つの要素がいっしょになっている。2回行っても楽しさの正体がつかめないイベントである。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/6017/0776/4705/028.jpg)
ステージではカラオケ大会が開催されていた。一人目の参加者はアナ雪のテーマだった。こんなぴったりな曲を最初に歌われてしまって、次の人はどうするのだろうかと思ったが、打首獄門同好会や星野源を歌っていた。
文字通りの霜降りだ。だじゃれだけではなく、この霜は焼肉の網を冷やすのに大活躍してくれた。冬の屋外で焼肉をやるメリットである。
会場でライター西村さんから連絡があり、指が出る手袋にかえて返信を打っていたら指がアップルペンシルみたいに固くなった。
-8℃の世界ではスマホ用に指が出るとかこじゃれた手袋は危険だ。
そういえば道が滑りやすいせいか歩きスマホをしている人を見なかった。デジタルデトックスしたい人は道東かもしれない。
昨日掲載のべつやくさんの記事にも書いてあるが、足が寒い。寒さは上からではなく地面から来るのだ。
北見の町の100円ショップに靴の中敷きのラインナップが多かったのはそのせいだったのか。
でも会場にはでかい火がある。
火はすごい。2万年前の先祖もそう思っただろう。その気持、分かりますよ!(先祖に送っている念)。そして火と同じぐらい感動したのが汁だ。
地元の飲食店でヘッドライトあったほうがいいと教えてもらった。
ヘッドライトがなくても肉が焼けているのは見えるが、ライトがあったほうが肉がくっきり解像度が高く見えた。焼け具合を確かめるというよりも、肉が迫ってくるのを楽しむための装備だ。
焼肉祭りは17時30分から20時までだが、地元らしき人たちは早めに撤収していた。常にラストオーダーまでいる僕は当然最後までいたが、だんだん首が短くなっていた。
ここでタイムアップ。20時となったので片付けて隣の建物に入った。
厳寒の焼肉祭りは、寒い場所にいるのも楽しいし、一気にあたたまる瞬間もまたカタルシスである。「ととのう」ってこういうことだろうか。
わざわざ一番寒い時期に外で焼肉を食べる。
そんなおかしなイベントなのに、湯気が舞う会場は幻想的なのだ。
どうやっても写真が映える。そして肉がうまい。
おもしろい・感動的・おいしい
ポジティブな異なる3つの要素がいっしょになっている。2回行っても楽しさの正体がつかめないイベントである。
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