つまり、どこまでも小江戸ってことです
ずっと気になっていた、川越にある東京っぽい地名の数々。この機会にまとめてレポートを作る事が出来て僕は満足です。満足過ぎます。
主に自分の満足のために書き殴ってしまいましたが、わずかにでも感心してくれる人がいたら、それで十分にしあわせでございます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
川越は池袋から東武東上線で40分くらいの所にある埼玉県の地方都市。かつては運河で江戸と繋がっていた関係から川越城の城下町として栄えていたという。
そして今もなお小江戸と呼ばれ近場の観光地として賑わっている。
僕は8年ほど川越に住んでいたのだが、その頃から気になっていた事が一つある。それは、やたらと東京っぽい地名があるという事だ。
今日は、そんな川越にある東京について紹介したいと思います。
※2006年11月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
今回は、川越に潜む5カ所の東京を紹介をしたいと思います。霞ヶ関、新宿、田町、大手町、新富町です。それでは自由な順番でご覧ください。
東京の霞ヶ関といったら言わずと知れた官庁街。警官だらけの街と川越の霞ヶ関を比較します。
「かんちょうだらけ」って声に出して読むとどうかという感じだけど、警視庁とか公安委員会やら国交省、外務省、内閣府、厚労省、まだまだ他にもいっぱいなんとか省があるのが東京の霞ヶ関です。
上の写真、右のビルは合同庁舎第2号館。中身は公安と国交省です。左は外務省。頭いい人がたくさん詰まっている、頭のいいビルといえましょう。
ここは農水省の裏あたり。なんとか白書がたくさん売っている本屋さんです。「環境省一押し!!」とかいう売られ方をしていて大変に愉快です。
こんど白書を買いに来ようっと。れもん白書とかそういうの。
上のような案内板が至るところにあってもの凄く親切な街です。青いのは官公庁。建物のほとんどが官公庁です。
流石に警官も凄く多くて、大きいレンズ付けてあっちこっち撮ってたせいか、もの凄く注視されてました。
あ、あやしい者じゃ、ないんだからねっ!!
では川越の霞ヶ関を見てみましょう。
2階建ての駅舎には庄やとマクドナルドが入っています。かつてこの駅ビルには東武ストアが入ってたんですが、その後潰れて三徳というスーパーに変わりました。
今回見てみたら、その三徳も潰れたらしくテナントが空いてました。っていうか、付いてた看板が三徳じゃなかったのでもう1軒間に潰れた店が入るみたいです。
呪われてないか心配です。
実は霞ヶ関には6年ほど住んでました。久しぶりに行った霞ヶ関、通称「かすみ」が非常に懐かしく、写真をたくさん撮ってきたのでお楽しみ下さい。「ちょっと見てきて」みたいな気分でどうぞ。
多いに変わっていた川越の霞ヶ関。このペースで行くとあと150年くらいしたら官公庁街になっててもおかしくないと思いました。がんばれ霞ヶ関!!
日本一の繁華街、歌舞伎町がある新宿。そんな新宿が川越にもあった!!
新宿は言わずと知れた、鮫が住んでる眠らない街。日曜日はアルタ前がホコ天になるんですね。知りませんでした。
新宿は霞ヶ関とはまた違って、やたらと色が多い。しかも原色が多い。そして人も多い。エネルギーが満ちあふれている街です。この近くならきっとでっかい元気玉が作れます。
本当はこれ、しんじゅくじゃなくて「あらじゅく」って読みます。新宿は国道16号線に沿ってあるのでつまり、概ね国道16号線です。
新宿っぽい物を探そうと思ってもNTTの巨大な電波塔くらいしかありません。っていうか新宿っぽくないか、電波塔も。
では、頑張って集めてきた新宿っぽい写真をご覧下さい。出来るだけ優しい気持ちで見ていただけると助かります。
新宿町は16号だった。最後に見つけた業務用スーパーは興奮したが、大体において16号線だった。そこに新宿鮫が入る余地は一分もなく、大きなトラックが轟音を上げてガーガーと何台も何台も走り続けていた。それでもそこは新宿だった。
実はどっちも全然馴染みがないって言うか、東京の田町って初めていきました。困った。書く事あるかしら。
田町の駅前には軽く入れる飲食店がズラリと並んでいた。焼き鳥屋、立ち食いそば、ラーメン屋、などなど。朝昼晩と田町で済ませても良いようなラインナップ。
初めまして田町さん、僕は君が好きです。
って言えちゃうくらいのフィーリングです。
川越には、川越、本川越、川越市と川越って付く名前の駅がありますが、その中の一つが川越市駅です。深夜になると川越市駅止まりの電車が増え、終電も川越市までなので川越市よりも先に住んでる人にとってはあまり降りたくない駅の一つでしょう。
そこに田町がありました。
駅前には川越スポーツクラブという施設があります。僕がここに通ったら庄やトラップに引っかかって毎回ビールを飲んでしまいそうな気がします。
川越市駅には何度も来た事があったものの、ここを田町と意識した事はありませんでした。そうか、ここは田町だったのか。名字しか知らなかった友達の名前を知ったような気分です(本当に友達か、それ)。
ここまで書いてきてなんだが、この記事は僕以外の人も面白いのだろうか。とかなんとか余計な心配をしつつ、残りは大手町と新富町です。よろしくお願いします。
新聞社や銀行など、なんだか頭良さそうな人たちが働いてるのが東京の大手町。川越の大手町にはなにがあるのか?
大手町の地下は地下鉄だらけ、地下通路だらけです。丸ノ内線にいたっては、となりの東京駅まで歩けます。乗り換えられる地下鉄は5路線。JR東京駅もすぐそこなので6路線とも言えるでしょう。
どこへだって地下から行ける!!そんな地下の街天国が大手町です。
そして見逃せないのが奇麗で格好良いビル群。上の写真のビルなんて、思わず失禁モノの格好良さでした。壁面に隣のビルが写り込む様も心憎いじゃないか。
では、次は川越の大手町をご覧下さい。
大手町と書かれたバス停の前には食品店があり、威勢の良いおばちゃんが名物という手作り納豆や川越の芋を売っていました。そういえば川越は芋の産地だったよね。
他にも果物やイカスミ沢庵、なぜかモンゴルの甘い塩が売られていました。川越の大手町はつまり、食品の街。
川越は城下町なので道がいきなり直角に曲がっていたりします。ここは、そんなゴチャゴチャした道を抜けたあたり。基本的には住宅が多く、これといって大手町っぽいものは見あたりません。
川越の大手町は特筆すべき所がない大手町でした。次でこの記事も終わりなので頑張って読んで欲しい思います。
中央区の区役所がデーン!とあるのが東京の新富町。地図を見てたら職場から近かったので、仕事の移動中にちょっと寄ってきました。
東京の新富町は中央区にあります。もうちょっと歩けば銀座、茅場町や八丁堀、築地の近くにあります。駅の前には堂々たる中央区区役所と税務署。
密かなる官庁街とでも呼べば良いでしょうか。
見どころは概ね格好良い道路。地下鉄に降りるこの階段の良さが判っていただけるだろうか。素晴らしいね。
写真が小さくて判りにくいかも知れないが、この立体交差も素晴らしい。特に何が良いかというと、写っている道路のほとんどが本当は道路じゃないという点。
良さが分からない人は新富町に見に行ったら良いとおもいます。見てもよく分からないから。
沢山ある川越が付く駅のうち、本川越駅の辺りが新富町です。です、とか言って知ったかぶってますが、今回の記事を書くに当たって初めて知りました。
駅前には頑者というつけ麺が有名なラーメン屋さんがあります。入った事ありませんが(並ぶの嫌い)、いつ来ても長蛇の列が出来ています。
本川越駅の周りはわりと賑わっています。クレアモール(旧称サンロード)と呼ばれるとても長いショッピングモールもあり、駅から観光地としての川越を繋ぐ道にもなっているからです。そんな賑わいの中から拾い出した新富町をご覧下さい。
以上、5つの川越の東京について紹介してみました。これを読んだからといって、何かが残るという類の内容ではありませんが僕と同じように気になっていた人にとっては楽しかったんじゃないかと前向きに思っておこうと思います。
ずっと気になっていた、川越にある東京っぽい地名の数々。この機会にまとめてレポートを作る事が出来て僕は満足です。満足過ぎます。
主に自分の満足のために書き殴ってしまいましたが、わずかにでも感心してくれる人がいたら、それで十分にしあわせでございます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▽デイリーポータルZトップへ | ||
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |