水質調査開始
こちらの川の水調査セットを使うと、化学的酸素要求量、アンモニウム態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素、りん酸態りんの5項目の調査をすることができる。簡単に言うと、これらの数値が大きいほど川が汚い、ということになる。
比較対象として、荒川の方では事前に水質調査の方は済ませておいた。ガンジスと荒川を比較することで汚れを実感しやすいようにしたい。
インド出発前日、何を準備していいのかわからなくなった挙句、荒川に走ってこんなことをしていたのだ。
黄色いガンジス
それはともかくガンジス川の汚れ具合を荒川と比べようと思う。まずは水をすくう。
すくってみると、なんだか黄色い。これがこの世の全てが流れていると言うガンジスの水。 荒川の水もここまでは黄色くない。生活のアレやコレや、わけのわからないアレやコレがここに混ざっているのだろう。
COD(化学的酸素要求量)
まず調べるのはCOD(化学的酸素要求量)だ。この値が高いと、具体的ではないが、何か水の中に反応しやすい異物が含まれているということがわかる。
要するに漠然と「何か含まれてるな~」ということがわかるらしい。
袋の中からチューブを取り出し、ガンジス水を吸って中の試薬と反応させる。
反応時間は気温が10度のときは6分で、30度のときは4分。今気温は40度近くあるのでたぶん3分くらいか。想定外の暑さの中この調査は行われているのだ。
上の写真を見てもらえれば一目瞭然だが、ガンジスは標準色で表されているMAXのところまで来てしまっている。
荒川も綺麗とは言えない水のようだが、ガンジスはもっといろいろと"何か"が含まれていて、濃い。