子どもに見せる前に作っておこう
大きな文房具売り場の折り紙コーナーを見ていたら、紙でない素材の折り紙が充実していることに気が付いた。ものすごくキラキラしていたり透明な素材だったりする。
子どもと遊びたいなと思って買った。盛り上がるようにあらかじめいくつか作っておくことにした。
どれもものすごくキラキラしている。普通の折り紙の金や銀とはレベルが違う。もう別物。蚊とCarぐらい違う(言い過ぎている)。
折ってみると、紙ほどしっかり折り目がつかなくてすごく難しかった。でもキラキラしている物は無条件で良い。本能が好きと言っている。
鶴の中の鶴
中に折り図が入っていたので作ってみる。「男の中の男」みたいなことなのかな。
クリオネとかミジンコを思い出した。
折り紙って、見たことある物を模して楽しむ遊びだと思っていたが、見たことない物を作ってもいいんだな。
金網の折り紙
なんと金網の折り紙である。
ものすごく細い針金でできた金網。触ると滑らかなんだけど、縁の部分はチクチクする。
そしてちゃんと折れる。折り目もつく。むしろ強く折りすぎると金網が歪んで形が崩れるので、力加減を覚えるのがポイントだと思った。
折り紙とは思えない重さがあるし、見たことない質感がおもしろい。ずっと飾っておける。
褒められた!
机をこのままにして保育園のお迎えに行く。帰ってくると、僕が何か言う前にこれを見つけた。
「これ作ったの?」
「こんなの作れる人だったの?」
「これ欲しい」
「私も作りたい」
「こんなの作れる人だったんだ…」
「すご…」
「すご過ぎる」
矢継ぎ早に褒めてくれる。
すごいのは紙じゃない折り紙を考えて売ってくれた人たちなのだが、説明する隙間も無いほど感動していたので一旦「ありがとう」と言って賞賛を受け止めた。こんなに褒められたの初めてだ。