特集 2018年11月9日

世界最大のパンメーカー「ビンボー」がかわいい

パンビンボーを食べてください!

パンというものがある。スーパーにもコンビニにもパンコーナーがあり、多くのパンが並ぶ。食パンを咥えて、学校に急ぎ、角で転校生とぶつかる、でおなじみのパンだ。朝食はパンという人も多いのではないだろうか。

もちろん世界中にパンを作る会社があるのだけれど、世界最大のパンメーカーをご存知だろうか。そう、「ビンボー」だ。メキシコ発祥の会社なのだけれど、ビンボーがすぎるくらいビンボーなのだ。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

パンのビンボー

ヤマザキ、パスコ、フジパン、リョーユーパンなど、日本ではいろいろな会社がパンを作っている。スーパーのパンコーナーに行けば、いろいろな種類のパンが並び、甘いパンから辛いパンまで豊富だ。

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パンって美味しいよね!

もちろん世界中でパンは食べられている。では、世界最大のパンメーカーはどこなんだろ、と調べると「ビンボー」というメーカーらしい。メキシコ発祥の会社で中南米では、ビンボーのパンがとにかくたくさん並んでいる。

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これがビンボーのパンです!
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めちゃくちゃ並んでいます!(全部ビンボーです!)
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パン=ビンボー

ビンボーはメキシコの会社だけれど、中南米はビンボーだらけと言っていい。場所によってはビンボーではなく、「IDEAL」という名前でも展開している。ただクマのキャラクターは共通しているので、ビンボーに間違いない。

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通常は、
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ビンボーですが、
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「IDEAL」なことも!

本当に中南米のスーパーなどのパンコーナーに行くと、右も左もビンボーだらけなのだ。ビンボー以外のパンってあるの、と思うほどにビンボー。日本では全く馴染みのないパンメーカーだけれど、ビンボーだらけ。右にビンボー左にビンボー正面にビンボーなのだ。

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ビンボー!
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ビンボー!!!

街を歩いていてもビンボーのトラックなどをよく見かける。ビンボーを運んでいるのだ。ビンボーを西へ東へ北へ南へと運ぶのだ。運ぶトラックにはビンボーの文字と、キャラクターのクマが描かれている。

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ビンボーを運ぶ、
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トラック!!!

このクマの名前はなんだろうか。ビンボーだろうか。毛がファーファーなのが特徴だ。ファーファーは私の中でフワフワの最上級なのだけれど、ファーファという柔軟剤のキャラもクマだった。人はフワフワすぎるクマを見るとファーファー的なことを思うのかもしれない。

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中南米ではあちこちに、
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このクマが描かれています!
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では、味は?

ここ最近、中南米に何度か行ったのだけれど、ビンボーのパンを食べると中南米に来たな、と感じる。しばらくは中南米に行く予定はないので、ビンボーの本場「メキシコ」で食べておかねばならない。

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ビンボーのパンを、
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食べる
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ビンボー!!!!!

体が自然にビンボーとなってしまう。ただ驚くことにビンボーのパン、特別美味しいということは一切ない。ただ種類は豊富でサンドイッチも菓子パンも食パンもなんでもある。ビンボーにないパンはないのだ。特別美味しいわけではないけど。

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ただそれが、
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ビンボーの
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素晴らしさ!!!

ビンボーを食べる度に、ビンボーと書かれた服になってしまう。それがビンボーマジックなのだ。ビンボーはサッカーチームのスポンサーをしており、メキシコ国内はもちろん、メジャーリーグサッカーの「フィラデルフィア・ユニオン」のスポンサーでもある。

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なんかずっと、
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食べちゃうよね!
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ビンボー!!!

叫びたくなる。ビンボーと。それがビンボーの魅力だ。ちなみにパン粉とかも出している。世界最大のパンメーカーのパンを食べているのだ。私も世界最大な気がしてくる。ビンボー、ビンボーと叫びたくてたまらない。

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ビンボーの
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パンを、
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食べると、
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なんだか、
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謎なんだけど、
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全力で、
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走り出して、
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叫んじゃう!!!
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ビンボーって!!!
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日本でもビンボー

私の知る限りでは日本ではビンボーのパンは売っていない。日本ではビンボーがなくても多くのパンメーカーがいろんなパンを作っているから全然問題ない。美味しいし。でも、メキシコから戻り、日本でパンを食べているとビンボーが思い出される。

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日本のパンを
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食べても、
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心にビンボーがよぎる

日本のパンのレベルの高さに驚かされる。美味しいのだ。パンってこんなに美味しいのか、って思うほど美味しい。ビンボーより食べ慣れているからかもしれないが、日本のパンは美味しい。でも、心はビンボー。それはいま私に仕事がなくて貧乏だからかもしれない。

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常に、
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心に、

 

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ビンボー!!!
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作りました!

ビンボーを食おうぜ!

日本でも地元パンが人気だけれど、海外にも地元パン的なものがある。ビンボーという響きにひかれて、大好きになってしまった。中南米に行ったら毎日朝はビンボーだ。朝からビンボー。何より海外に行くのはお金がかかるので、日本に戻ってもビンボーなのだ。

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ビンボーを食おうぜ!

 

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