特集 2020年5月18日

あなたの「5、6個コレクション」見せてください

「コレクター」という存在に憧れると同時に、とても尊敬します。

上には上がいる茨の道。自分には絶対に、どんなジャンルであろうと、コレクターを名乗れるほど何かをコレクションすることは無理だろうと思います。

ただ、コレクターを自称するのはおこがましいけれども、ちょっといいなと思って集めているグッズはある。知識を語るほどではない、だけど、「これよくない?」って誰かに言いたい。

そんなつつましいコレクションでも、「5、6個コレクション」と呼称してみれば、照れずに人に紹介できるんじゃないだろうか? それを友達と見せあったりしたら、すごく楽しいんじゃないだろうか?

今回はそんなお話です。

日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。

前の記事:「同じものを一緒に味わう」オンライン飲み会が盛り上がった


5、6個コレクションを見せあうのが楽しかった

きっかけは、我々酒の穴の何気ない会話からでした。「そういえば、5、6個くらいのコレクションって、誰しも持ってますよね~」的な。

そこで先日、ふたりで各自のコレクションを見せあいながらWEB飲みをしてみたところ、ものすご~く楽しかった! ちなみにその時の様子はこちらに記録してあります。

 

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パリッコの5、6個コレクション「とっくり型の日本酒の瓶」

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スズキナオの5、6個コレクション「マッチ」

そこで今回は、ふたりの共通の友達何人かにお願いし、みんなの5、6個コレクションを見せてもらうことにしました。

泡☆盛子さんの「お膳」

ひとりめは、京都在住で、飲食系に強い酒好きライターの泡☆盛子さん。我々酒の穴は、仕事ではもちろん、京都で飲み歩く際の頼もしいアテンダントとしても大変お世話になっています。

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泡☆盛子さん

 そんな泡さんの5、6個コレクションは、家飲みの達人でもある彼女らしいものでした。

パリ:泡さん、今ご自宅ですよね? なんかいい雰囲気ですね。

泡:自宅です。今、和室にいるのと、これのせいじゃないじゃないでしょうか? お膳。

ナオ:そうか、お膳があるからか。

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割烹料亭のよう

パリ:それがまさに泡さんの5、6個コレクションというわけですね。

ナオ:お膳……ってそんなに必要なものなんですかね(笑)。うちには1個もない。

泡:きっと持ってる人のほうが少ないですよね(笑)。

パリ:だけど酒飲みとして、気持ちはすごくわかりますよ。

ナオ:最初に買ったきっかけってなんだったんですか?

泡:もう15年くらい前に、仕事の撮影の小道具に使ったんです。この、箱膳なんですけど。もう一目惚れして、そのまま買って帰ったんです。確か3000円くらいだったかな。

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箱膳

泡:なかに物が入れられるようになっていて。今はしまうところのないすり鉢を入れてます。

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収納にもなる

泡:で、そこの上にこうやって、お酒とつまみを乗せて晩酌すると。

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優雅

ナオ:へぇ~!

パリ:あ~いいですね~!

泡:少々部屋が散らかってても、これがあるとお膳の上しか見ないで済むので(笑)。

パリ:それが出会いだったと。

泡:次は、母が能登出身で、その実家の蔵に眠ってたのを譲り受けて持ってきたやつです。

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赤いお膳

ナオ:すごくいいものっぽいですね。

パリ:うん。「なんでも鑑定団」に出してみたいような。

泡:どうなんですかね。けっこう雑に扱っちゃってますけど(笑)。これがいちばんよく使ってますね。

パリ:う~ん、いいな~。

ナオ:いやほんといい。

泡:次は折りたたみ式のお膳。

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落ち着いた緑色が渋い

ナオ:なるほど。

パリ:いい色ですね~。

泡:これはちょっと大きめですね。旅館の夕食くらいなら並べられそうな。ちょっとお洒落な食器なんかを扱っている雑貨屋さんで見かけて、「なんでお前がここにいるんだ」って感じで異彩を放ってて、私が連れて帰らざるをえなかった(笑)。

ナオ:その時、「お膳は家にもうあるからな~」とは思わなかったんですか?

泡:あはは! ほんまや。

パリ:いやでも、それがコレクター魂というやつでしょう。例え5、6個だとしても。

泡:そうです。この間気がついたんですけど、裏に「木爪膳」とシールが貼ってあるんです。でも、その読みかたもわからなければ、調べようともせず、ただその上でお酒を飲んでる(笑)。

ナオ:最高。

泡:あと最近は、こういうちゃんとしたお膳以外にも使っているものがあるんです。完全に、おふたりがやられている「チェアリング」の影響なんですけど。

パリ:泡さん、よく鴨川の河川敷でチェアリングをされてますもんね。

泡:そうそう。だから最近どうしても、百均のキッチン&園芸コーナーは「これ、チェアリングに使えるのでは?」という目で見てしまうんです。なかでも成功の部類だったのがこれで。

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簡易テーブル?

ナオ:それ、ものはなんですか?

泡:折りたたみのふきん干しなんです。そこにお菓子の空き箱をこう乗せて。

パリ:う~む。悔しいほどにいい。

泡:あとね、これも百均で買った、植木鉢を乗せるやつ。そこにお盆を乗せると、ものすっごく塩梅が良くて。

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「私の自慢です」

パリ:どういう自慢だ(笑)。でも確かに安定感ありそう。こんど買おうかな。

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その日に買いました

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大久保潤さんの「カープ関連のレコード」他

大久保さんは、酒の穴に声をかけてくれ、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』という本を作ってくれた編集者さん。つまり、相当な変わり者。絶対に何かあるはず。

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大久保潤さん

パリ:この企画を思いついて誰に声をかけようかナオさんと話してた時、まっさきに名前が出たのが潤さんなんですよ。

大久保:そうですか(笑)。僕もあんまりコレクター気質ではないので、熱心に集めてるものとかはそんなにないんだけど、妻から「あなたは5、6個コレクションが5、6個あるよね」って言われて。

ナオ:5、6個コレクターの鏡(笑)。

大久保:まずこれは、安く売ってるのを見かけたら買うということにしてるんですけど、「広島東洋カープ」関係のレコードですね。

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真っ赤な5、6個コレクション

大久保:似たような感じで、カープ関係の本っていうのもあります。

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本ももちろん赤い

ナオ:わははは!

パリ:ファンなんでしたっけ?

大久保:もう小学生の頃からだから、30年来のカープファンなんですよ。一時期は試合をぜんぜん見なかったんですが、ここ10年くらい、SNSで盛り上がってるカープファンのみなさんを見ていたら、また自分のなかに波がきて。

パリ:プレミア価格になってるレコードなんかもあるんですか?

大久保:あることはあるんだけど、そういうのは買わない。

ナオ:ネットで探して買ったりはしないっていうことですよね。レコード屋で手頃なのを見つけたら買うみたいな。

大久保:そうそう。

パリ:どんな曲があるんですか?

大久保:応援歌系と、選手の歌唱と。例えばこれは盗塁王だった高橋慶彦が歌ってるやつ。

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『君の声がきこえる』という曲
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「こっちは江夏豊が歌ってる『俺の詩』」

大久保:ただ、だいたい演歌とかムード歌謡みたいなものが多いので、基本的には別に聴かないんですけどね(笑)。

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「こういう応援歌も普通にありつつ」

大久保:あとね、さっき探しててちょっと出てこなかったんですけど、カープがすごく弱かった時代に、広島のローカルタレントらしき人が作った自主制作盤もあって。叱咤激励ソングみたいな。

パリ:それは気になる(笑)。

大久保:7インチレコードがまとめて入れてある箱があるので、たぶんそこにあると思います。見つかったらあとから写真を送りますね。

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無事見つかりました

大久保:あとはそうですね、気づいたら集まってた系だと、トートバッグがやたらとあって。まさに5、6個あるんですよね。

パリ:トートバッグはわかるな~。

ナオ:どんなのがあります?

大久保:だいたい音楽関係ですね。バンドの物販で買ったり、通販で音源を買ったら特典で付いてきたり。これは「シーナ&ロケッツ」。

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ビビッドなピンクがかわいい

大久保:シナロケのグッズはポップなデザインのものが多くて、Tシャツとかもいろいろ持ってます。あと比較的最近のやつだと、フィンランドのミュージシャンで、元「ハノイ・ロックス」のアンディ・マッコイさんのソロアルバムを、向こうの通販サイトで買った時に付いてきたやつ。

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フロムフィンランド

大久保:重宝してるのはこの、テンテンコさんとBLACK SMOKER RECORDSのダブルネームのやつ。

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「サイズがでかめで使いやすいんですよ」

ナオ:実際に使えてるのはいいですね。

大久保:けっこう使ってるんですよ。さっきのアンディ・マッコイさんのやつは、けっこう薄手で。

パリ:あ~、生地もいろいろですよね。しっかりしてたりペラペラだったり。

大久保:うん。でも、ものすごくコンパクトにたためるので、スーパーに買い物に行くときのエコバッグとして普通に便利(笑)。次は、これまた似たような感じなんですが、僕はけっこうバンダナを買っていて、ハンカチがわりに使ったり、最近だとマスクとして使ったり、意外と便利なんですよ。

パリ:なるほどね~。

大久保:これは「サンハウス」のやつ。

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福岡のめんたいロックの大御所バンド

大久保:あとちょっと変わってるのが、インドネシアの「MARJINAL」というパンクバンドのバンダナ。形が三角形で、こうやって使う以外に用途がないんですけど。

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かなりハードコアな見た目に

パリ:あ、でもかっこいいっすね!

大久保:そうなんですよ。メンバーもライブのときにこうやって使うようなやつなんで。

パリ:ただ、日常使いするには若干パンチある(笑)。

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5、6個コレクションも複数並ぶと迫力が出る

大久保:最後はパーカーです。パーカー自体は好きで、5、6個どころじゃなく持ってるんですけど、テンテンコさんのものだけでそのくらいあったので。しかも、立て続けに買ったはいいものの、けっこう似たようなのばっかりで(笑)。

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「こういう、宇宙人の絵と、そでにUFOが描いてあるやつとか」
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「こっちは背中にUFOの絵が入ってるやつ」
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「あとはね……」
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「これもUFOものですね」

パリ:ははは! UFO多い。

ナオ:色もほとんど一緒ですね(笑)。

大久保:はい。ジップのあるなしくらいしか違いがないかもしれない。

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素人目に差がわかりにくいのもコレクションっぽさ
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高田真莉絵さんの「ダサかわくつした」

高田さんも、酒の穴とは共通の知りあいであり、飲み友達でもある編集者さん。

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高田真莉絵さん

高田:あの、本当に5、6個しかないんですけど、いいんでしょうか……?

パリ:もちろんです。「5、6個コレクション」なので。

ナオ:むしろもっとあったら困る。

高田:え~とじゃあ、最初は「コカコーラ」のくつした。

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コーラらしい配色

高田:……こういうことでいいんですよね?

パリ:もちろんです。

ナオ:どこで手に入れたものですか?

高田:台湾です。台湾と韓国に行くと、こういうくつしたがいっぱい売っているので、けっこう買っちゃいます。次はこれ。

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ポップなデザイン

高田:マックのパクリみたいなくつした(笑)。

パリ:はは。小文字で「m」って書いてある!

ナオ:オフィシャルではないんですか?

高田:よく見るとポップコーンも並んでるので、たぶん違うと思います。……大丈夫ですかこんな感じで?

ナオ:おもしろいです!

パリ:っていうか、高田さん不安がりすぎです。まぁこっちが変なこと頼んじゃってるんだけど(笑)。

高田:次はこの「RUN」って書いてあるくつした。

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堂々と「RUN」

ナオ:はははは。

パリ:RUN(笑)。

高田:これは新宿の伊勢丹で買いました。……こんなんで?

パリ:大丈夫だってば!

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お次はキャラクターもの

高田:「ピカチュウ」です!

ナオ:あ~、ポケモン。

高田:ポケモンの、はい。

パリ:これはオフィシャルですか?

高田:ですね。新しくなった渋谷のPARCOに行った時に、なんにも買わないで出るのは気が引けるなと思って、これを買いました。「せっかく店に入ったしなんか買うか」というときに、くつしたを選びがちですね。

パリ:まずその心意気が素晴らしいですね。

ナオ:うん。自分なら何も買わないで出ちゃいますよ。

高田:ありがとうございます。

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「一応、色違いもあります(笑)」

高田:で、最後は、「シンプソンズ」のくつした。

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「これはもしかしたら、オフィシャルじゃないのかも」

高田:あの……

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「本当にこんなんでいいんですか?」

ナオ:ちなみに、どういうときにこういうくつしたを買うんですか?

高田:ぜんぶでこのくらいしか持ってないので、頻繁に買っているわけではなくて、これはいてたらやばいなっていうデザインのものと出会って、それが1000円以下なら買うという感じですね。

パリ:気軽に集められる値段っていうのは5、6個コレクションの基本ですよね。

高田:うん。あと、料理の撮影現場に立ち会う仕事が多くて、夏場にサンダルで行っても、取材先の室内ではくつしたをはかなければいけなくて、いつも持ち歩くようにしてるんです。それが普通のくつしただとテンション上がらないので、こういうばかばかしいデザインのものを選んでますね。

パリ:なるほど。確かに「何そのくつした!」みたいな感じで話題にもなりそうだし。

高田:そうそう! ひと笑いして若干なごむみたいな。

ナオ:実際に役立ってもいるコレクションなんですね。ちなみに、こういうんじゃない普通のくつしたをはくこともあるんですか?

パリ:わはは!

高田:ありますあります(笑)。これらは飛び道具で。

パリ:きっかけは台湾や韓国?

高田:そうですね。あっちって、なぜか地下鉄の構内でめちゃくちゃくつしたが売ってて、日本でいうキオスクみたいな感じで。その、そもそもなんでみんな、くつしたをそんなに欲してるんだっていうところがおもしろくなっちゃって。

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高田さんのダサかわくつしたコレクション

パリ:やっぱりこうやって話を聞いてみると、今まで自分がチャレンジしたことのないような柄のくつしたが欲しくなってきますね。

ナオ:うん。おもしろいくつしたをひとつも持ってない自分が悔しい。

高田:ほんとに?(笑)

ナオ:普段は靴で隠れてるから、多少派手でもいいわけだし。

パリ:で、飲み屋の座敷でバレるみたいな。

高田:うん。そういうときの小さな話題としてもいいんですよ。

パリ:ちなみに、高田さんがくつしたにピンとくるポイントってなんなんですか?

高田:ネタ重視のように見えるかもですが、必ず好きなモチーフは選ぶようにしていますね。というのも、ぜったい、「コーラ好きなの?」とか、「ピカチュウ好きなの?」と聞かれるから。そこは自信をもって「好きです!」と答えられるものを選んでいます。疲れたときに、自分の好きなモチーフが描かれたくつしたを見てなごめるところも気に入ってますね。

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ハナイさんの「捨てられないTシャツ」

ハナイさんは、スズキナオがリーダーをつとめるバンド「チミドロ」のメンバーで、ラッパー。パリッコともよく飲む仲だが、この日はスケジュール的にどうしてもパリッコが参加できず、ふたりでの取材となった。

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ハナイさん

ハナイ:もともとTシャツが好きで、家で着る用、街で着る用、イベントやパーティー用とか、いろいろあるんですよ。今、家に80着くらいある。

ナオ:Tシャツはつい買っちゃうよね。

ハナイ:うん。友達のバンドやデザイナーさんが作ってたりみたいなことも多いし。ただ、3年前に結婚してからは、けっこう捨てるようになったのよ。

ナオ:うんうん。

ハナイ:ただ、もうあんまり着てないし、すごい価値があるというわけでもないんだけど、なぜか捨てられないみたいなのが、ちょうどそのくらいある。なんか愛着があるというか。

ナオ:なるほどね。

ハナイ:最初は、これがキャッチーかな。表はシンプルなロゴだけなんですけど、裏がこう。

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ムエタイのTシャツ

ハナイ:ムエタイの試合を見にいったときに、おみやげでもらったのよ。

ナオ:Tシャツがおみやげってけっこうよくないすか?

ハナイ:ね! で、腕のところに、

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「『みやち接骨院』って入ってる」

ナオ:ははは。スポンサーだ。

ハナイ:次は格闘技つながりでこれ。

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「タイガージェットシンっていう人なんだ」

ナオ:プロレスラーのね。デザインがかっこいい。

ハナイ:着すぎたTシャツ特有の現象で、首回りがボロボロになってる。

ナオ:ほんとだ。相当着てる(笑)。でもめっちゃいいデザインっすね。今は寝巻きにとか?

ハナイ:いや、着てないっすね。でも捨てられないんだな~。次はさらにボロいよ。

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Thailand

ハナイ:タイに行った時に500円くらいで買ったTシャツ。画面上だとわかりにくいかもだけど、ベースの黒がかなり色あせちゃってて。

ナオ:こういうデザインってあるな~。一時期のゴアトランスのジャケットみたいな。

ハナイ:ちなみにこのTシャツの思い出としては、仕事の昼休みに、このTシャツを着てることを忘れて、ひとりでタイ料理屋に行ってしまったことがある(笑)。

ナオ:はっはっは! タイにものすごく興味がある人。これは着てる?

ハナイ:たま~に寝巻きとして。

ナオ:なんか体になじむTシャツってあるんすよね。

ハナイ:そうそうそう。そこなんすよ。次もボロいっすね。

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タイダイ染めのTシャツ

ナオ:タイダイ柄だ。

ハナイ:タイダイがベースで、なんだろう? 仏像みたいな柄もプリントしてある。

ナオ:独特のプリントの薄さだね(笑)。バックプリントが透けてるのかと思った。

ハナイ:洗濯でもだいぶ落ちたのかもしれない。そして、ボロいTシャツの特徴として、穴も空いてますね。

ナオ:ついに! これはもう捨てるでしょ。

ハナイ:捨てなきゃだよね(笑)。ただこれ、代々木公園でインドフェスみたいなのに行った時、友達がなぜか俺に買ってくれたやつで。

ナオ:へ~。似合いそうだったからじゃない? きっと。

ハナイ:そんな思い出もあって。

ナオ:いいですね。

ハナイ:ここまでカラーものできましたけど、白いTシャツだと、黄ばんでしまう問題というのもあって。

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「画面で伝わるかわからないんだけど」

ハナイ:舞踏集団の「大駱駝艦」のTシャツですね。

ナオ:これは貴重なTシャツですね。黄ばみもわかる。

ハナイ:坊主頭でこのTシャツ着てたら「大駱駝艦の方ですか?」って話しかけられたことあって(笑)。

ナオ:はは。ほんと、まぎらわしいですよ。

ハナイ:次は「スペクテイター」のTシャツ。

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独自路線で支持を集めるカルチャー誌

ナオ:ああ、雑誌の。

ハナイ:そう。初期の頃に「HIGH LIFE」っていう特集があって、その時のデザインだね。

ナオ:売り物だったの?

ハナイ:たぶん非売品じゃないかな~。実はその頃、ちょっとだけ記事を書かせてもらってたこととかがありまして。これも気に入っててボロボロ。で、ラストはこれです。宇宙のTシャツ。

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「SPACE DAZE」

ナオ:「SPACE DAZE」?

ハナイ:「SPACE DAZE」。これも20年くらい持ってるやつですね。ちっちゃく(C)みたいなのも書いてあるし、なんかのキャラものっぽいんすけど、当時検索した限りでは、何もヒットしなかった(笑)。

ナオ:なんなんだ。

ハナイ:なんでもないんじゃないかと疑ってる。これもタイに行った時に、アユタヤっていう街の露店で、ほら、よくあるゲバラとかのTシャツがいろいろ並んでるなかにあったんですよね。

ナオ:じゃあますます、ひょっとしたら有名な何かなんじゃないですか?

※検索してみたところ、この映画が可能性高いか?

ハナイ:そんな感じですね。どれもボロボロなんであんまり着ないんすけど。

ナオ:でもわかるよ。オレもTシャツはわかる。


思いあたる友達に何気なく声をかけてみたところ、誰もが何かしらの5、6個コレクションを持っていました。

それについて語る顔はみんなどこか嬉しそうだったし、意外なエピソードやその友達の知らなかった一面について聞けたりと、こちらもすごく楽しかった。コレクションは、5、6個集まった時点で人に自慢してもいいんだ。そう思える企画でした。

というわけで、次はあなたの5、6個コレクションも見せてください!

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