いろんな母子手帳を見たい
記事企画を相談した際、編集部の橋田さんからも母子手帳が送っていただいたのですが
自治体によってもデザインが違うほか、年代によっても全然違うことがよくわかった。うぅ⋯かわいい⋯表紙だけでもいろんな母子手帳を見たい⋯。
子どもが産まれてから読む「育児の手引き」がどの年の母子手帳にもついているのだが、
さらに2023年版には
様々な経験の積み重ねが「2023年版」のこの手厚さにつながっていることがうかがえる。過去生きた全員に大感謝⋯という気持ちになった。
現在の母子手帳が丁寧な分、過去の母子手帳は記述がストレートでおもしろい。例えば
実際ばあちゃんも、子や孫がわがままをいうと「あ!!わがまま言わないよ!!」と叱り方が強めである。人にもよるだろうが、こうした時代背景もあったんだなぁと謎の納得をした。
1989年と2023年には粉ミルクの記述があるが、1968年は「牛乳や乳製品に栄養分を足して人工栄養を作って」と書いてあった。全体的にとてもハードだ。ばあちゃんえらい⋯。
他にも、2023年版だけSIDS(乳幼児突然死症候群)の記述がかなり厚めにされ、仰向け寝が推奨されたり、逆に1968年は「結核や赤痢、疫痢に注意してください」と現代では少なくなった感染症への注意喚起があったりした。時間ってすごい〜
母子手帳には「出生通知票」というはがきがついており、2023年版はそれをだすと「赤ちゃん訪問」といって保健師さんが家に来て赤ちゃんの様子をチェックしてくれる、という流れだった。
1989年版、1968年版にもはがきがついていたが、そのはがきの値段にびっくりしてしまった
実際、じいちゃんばあちゃんの世代は水のことを「ワーラー(water)」というなど、返還前の名残が言葉にも残っている。(あとその影響からか全員コーラが異常に好き)
1989年版は翌年に私が産まれたこともあり知ってることや今と変わらないことも多かったが、1968年版は変化だらけで本当に衝撃だった。
ばあちゃんに感想を電話したところ
私「ばーちゃんの時感染症とかも大変だったの?」
ばあちゃん「そうねー病気はいっぱいあって大変だったね。やんばる(山原と書く沖縄の北部地域)に隔離されてる病棟とかにもいったことあるよ。注射器とかもね、使いまわししてた時代さー」
最後の「さー」という方言で少しもやわらがないぐらいすごい話ばっか聞かせてくれた。実際ばあちゃんの人生経過をきくと波乱も大大大万丈ぐらいすごい人生である。
ばあちゃん「あ!でもね、子ども産んだ時びっくりしたことがあって」
私「何?」
ばあちゃん「産まれてから一週間、病院に夫がきたり、親戚がきたり、お乳あげたりかわいがってたんだけど、一週間後、全然違う人の子どもだったって気づいたわけさー😂」
私「全然笑えないけど!?」
ばあちゃん「あとで両家で気づいて交換して、まあでもこれもご縁だからってことで親戚同様にしましょうね〜ってしばらく仲良くしてたよ」
すごい、もう今と何もかもが違うなと思った。かつて取り違えは社会問題にもなり、今は本人確認を厳しく行っているそうだ。(たしかに私が入院した産院では毎回超チェックしていた)
今回は地域差もあったのかもしれないが、30年後には私の母子手帳や育児の方法も「古!!!」とか言われるのかなと気が遠くなり、目を閉じていろいろ考えた日でした。
今回の記事をいとこに話したところ、「いまの沖縄の母子手帳も送るよ!」と送られてきたのがこちら
記事企画を相談した際、編集部の橋田さんからも母子手帳が送っていただいたのですが
自治体によってもデザインが違うほか、年代によっても全然違うことがよくわかった。うぅ⋯かわいい⋯表紙だけでもいろんな母子手帳を見たい⋯。
| <もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
| ▲デイリーポータルZトップへ |