特集 2026年8月13日

3世代の母子手帳をくらべてみる

実家の整理をしていたら、私の母が生まれた時の母子手帳(1968)が見つかった。

手元にいま、私の母子手帳(1990)、私の子どもの母子手帳(2023)もある。

ということは⋯3世代分の母子手帳が揃ったということです。すごい。せっかくなので比べてみました。

1990年沖縄生まれ。営業日のお昼休みに(ほぼ)毎日更新する「今日の休憩」というブログを運営しています。

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表紙を見てみよう

まずは3世代分の母子手帳、表紙から比べてみたいと思います。

はい!左が私の母(1968・沖縄)、真ん中が私(1989・沖縄)、右が私の子(2023・東京)の母子手帳です。左と右で55年差がある

よく見てほしいのですが、一番古い1968年の母子手帳は

発行が「琉球政府」になっていました。レアすぎる!1972年に沖縄本土復帰なので、母が生まれたのはその手前。なので琉球政府だそうです すごい 授業でやった
1968年版の表紙を見てみると、製本テープ?で作られていて、母と子の絵が書かれています。タイトルは「母子手帳」
こちらは私の!1989年発行(沖縄)で、過去と比べると作りも手帳らしくなっています。表紙は引き続き母と子で、タイトルは「母子健康手帳」
こちらは2023年の母子手帳(東京)。さらに手帳らしいしっかりとした作り、そして絵はもう人ですらなく、ポケモンになりました。タイトルは「親子健康手帳(母子健康手帳)」

並べると色合いやデザインがやさしくポップになっています。たしかに妊娠初期は何もわからなすぎ大混乱ワロタという状態だったので、ポケモンの表紙がやさしく、安心したことを覚えています。

だがこの1968年版の文字の感じ、COOL 特に「母」

作りも製本テープから、しっかりした冊子へと変化していました。私は産前、母子手帳のことを「妊娠祝いとして自治体からもらえるグッズ」だと思っていたのですが、いざもらったあとは、子のワクチン履歴などが病院によって書き込まれていき、子が将来も参照する超重要資料だと知りました。 そりゃしっかりもする!!

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子の書ける数が違う「妊娠中の状態」欄

次は「妊婦の状態」というページを3世代分比べてみます。

こちらは2023年の母子手帳。病気、感染の歴から日常のストレス、たばこ・酒の状態、夫の健康まで細かく回答します。いままでの妊娠歴を書くところも。
こちらは1968年の同じページ。妊婦どころかその他家族の状態を書く欄がある!そして家族が全部夫側なのもすごい。当時の家族観の違いを感じる

そして一番おどろいたのが「過去の妊娠、出産」の欄で

2023年版が3人まで書けるのに対し、1968年版は5名まで書けるのだ。スペースが余ったから?子沢山が普通だったから?そして「死」の選択肢がずっと書いてある

ばあちゃんに聞いたところ、4~6名兄弟とかは普通にいたそうだ。ばあちゃんは2人産んだそうだが、私の父親は6人兄弟なのでこれは本当だ。すごい。さっきからすごいしかでない。

1989年版はさらに増えて6人まで書くところがあった。スペースの問題⋯?

また、1989年版からは「住居の種類」という項目が出てくるのですが

2023年は「一戸建て・集合住宅・その他」なのが、1989年は「独立家屋・マンション・団地・アパート・借間」など種類が細かい。面白い

借間は「他人の家や建物の一部を借りること」だそうだ。母親にきくと「おじいちゃんが長屋の家を4つに区切って1部屋ずつ貸したりしてたからそういうのかな?」とのこと。

母は小学生の時、その長屋の家賃集金係だったらしい。「1部屋につき8000円集めて、それをおじいに持っていったら、おじいがその金でお酒飲みにいきよったよ〜」と話していた。すごい話ばかりがでてくる!

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