黒い音威子府そば・蓋付茶碗を照明に～自由ポータルZ

古賀及子のコメント

これめちゃくちゃに良いですね……！ カテゴライズできない発想に結果の良さがついてきて脳がぎゅっと押されました。

茶碗が好きで集めている（理解できるし、良さも伝わる）→蓋付茶碗の蓋使わない問題（共感がある）
ここまですごく普通なんですよね。そこからの

>間接照明にすれば可愛いのでは？

このひらめきに大きな意外性があって急激に可笑しみが発生しています。

しかもやってみたらいきなり最高にうまくいく。スカッとしますね！

最終的にきりっとメリットを洗い出しているのも真面目でおもしろかったです。文章もちゃんと笑いどころが作ってあって（「合宿でもやるのか？」と言われたことがある、は最高のひとこと）よどみなく嫌味もなく短いなかでうまさが発揮できてます。

ぜひぜひまた投稿してください！

石川大樹のコメント

これはめちゃくちゃにいいですね…！磁器ってこんなに光を通すんだ。正直陶器との違いをあまり意識していなかったのですが、驚きました。柄が透けているところもきれいです。

正直、古賀に全部言われてしまったので僕から追加で言いたいことはないのですが、面白かったことを伝えたいのでコメントしました。面白かったです！

石川大樹のコメント

人知れず世の中から消えかけていた、幻の真っ黒なそば、音威子府の話。

終わるのがかなり急ということで、残された数か月の時間の記録としてとても濃いものだったと思います。

お店での聞き込みもしっかりされていて、そばにかかわる人たちの心情が聞ける範囲でしっかり描かれているうえ、在庫状況など客観的な事実が残された時間の短さを物語ってもおり…非常に手に汗握りました。

また自分自身の、限られた時間の中で焦る気持ちもしっかり書かれていて、最後に北海道に行くくだりもパッションを感じました。

こういう記事って客観的な事実も大事なのですが、書き手の熱意が伝わるかどうかが記事の説得力にかかわってます。その点で申し分のない記事だと思いました。

最後の道の駅でお客さんがそばの注文を断られるシーン。感情をエモく書き連ねるのではなく目の前の事実で寂しさを伝えていて、このあたりの書き方もうまいと思います。

古賀及子のコメント

これくらいの違和感をよく1本に仕上げたな……。そこに感心しましたし、でもちゃんと変な場所ですね。

むちゃくちゃあおり調子でドカドカ書く芸風ですが、このあたり

>この自販機でポカリを買おうと近づいたとき～

ここで急にちゃんと感覚的なことが説明できていて、状況説明の写真の連続も丁寧でしっかり可笑しみ、違和感が伝わりました。

デイリーポータルZ的にはあおり部分は不要なんですが、そこは好きにやるがのインターネットだからなー。

石川大樹のコメント

読ませますね。これ「鏡かと思ったら空洞だった」っていう日記にしたらすごい普通の話だと思うんですよ。なんですけどスポット情報的にとらえて「鏡がある場所」として紹介することで話を一般化して面白く見せられてます。

そこからさらに「実は空洞！」って種明かしする見せ方もいいですね。最初から「空洞がある」だと別に面白くないですし、またスポット情報として一般化したまま自分のプライベートな体験を追体験させているという意味でも実は技巧的なことをやっているのではという気がしてきました。

最後に余談ですが、前回の投稿「なんで寺院に機械があんだよ」はネットミームであることを見落としたまま入選にしてしまいすみませんでした。元ネタ、流行ってるのは知ってたけど見てませんでした。悔しい！！！