自由ポータルZ 2022年6月24日

物理的積みゲー・合奏の相棒・曲がった道路標識~自由ポータルZ

こんにちは、石川です。
今週も告知から。noteと共催の記事コンテスト「やってみた大賞」実施中です!

きのうはこれまでの応募記事からのピックアップを掲載しました(こちら)。

自由ポータルとは違った秀作&アドバイスが掲載されていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

では共催ではない方の独立系記事コンテスト、自由ポータルZです!

自由ポータルZは毎週金曜日に更新の記事投稿コーナーです。読者の方が執筆した記事をご紹介しています。

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【もう一息】「積みゲー」を物理的に積み上げて遊ぼう

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[投稿者]窪田 鳳花さん (もがき続けて100年生き抜くブログ
[コメント]積みゲーをほんとうに積みあげました。
ボードゲーム仲間がほしいです。
遊んでやってもいいよという方がいらっしゃいましたらコメントお願いします。

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古賀及子のコメント

「積みゲー」という言葉をその通り再現する、これがほんとの〇〇だ! 系のネタですね!

定番ネタなだけに写真がバシッときまっている、一目でわかることが鍵で、バーンとしたトップ写真でもうOK! 完成! の感がありました。

最後の最後、どん帳が開いて窪田さんが現れるGIFが最高で、このどん帳をもっと生かした撮影をしてトップ写真でもそこの感じが出すと良かったのでは……。

あと、どうしても背景の日の丸とあと隣のマーク(村章ですよね)に目がいくんですよね。成果の写真をバーンと載せたら、そのあとすぐに場所の説明をすると「というか、どこ!?」と気が散らずにすみます。

ステージが200円で借りられるの、ライターとしてめちゃくちゃでかいアドバンテージだと思います!

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石川大樹のコメント

積みますよね…。僕もPCゲームですが100本くらい積んでます。100本て、と思うけど年10本積んで10年たったら100本ですからね。

「積みゲーを積む」というところまでは「二階から目薬を差す」系のネタなのですが、この記事の面白いところは、それをゲームとしてやるというゲームの入れ子構造ですね。ここが鮮やかにキマッってるのが素晴らしいなと思いました。

なのですがせっかくなのでゲームとしての体裁をもっと貫いてほしいなという思いもありました。攻略法とか、やると見えてくるじゃないですか。それが3つくらい箇条書きにしてあるだけでも、ゲームとしての積みゲー積みに奥行きが出てきたように思います。

幕が上がるGIFは文句なしに面白かったです。PCで見ると小さいのでサイズ指定で貼るといいかも。

 

【もう一息】レゴで合奏の相棒を作って合奏する

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[投稿者]大分むぎ焼酎二階堂CMファンクラブ代表さん (大分むぎ焼酎二階堂CMファンクラブ
[コメント]合奏において、相棒の存在は、欠かせない。今回の合奏、相棒はなんと、人間ではなくレゴブロックである! 私の大切な相棒「カンコン」との、記念すべき合奏記録を、ここに公開させていただきます。

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古賀及子のコメント

うわ~、良いですね! 工作としてよくできているしふたりの合奏も最高、相棒「カンコン」とのコンビ感が記事がすすむごとに育つのも熱かったです。

なにしろ楽器選びがドンピシャでしたね! 素朴な音が機械的に繰り返されるギャップにめちゃくちゃ和みました。

合奏ではカンコンを操作する手際の良さが大きな見どころになっていて、そこがちゃんと画像で切り出されているのも良かったです。

記事内の埋め込み動画はなかなか見てもらえないんですよね。こういったサービス精神は読者の途中離脱防止にかなり効くはずです。

めちゃくちゃマジレスになってしまうのですが、デイリーポータルZでは対談以外ではあまり(笑)は使わないんです。(笑)を使わずに遠慮なく真顔で冗談を言っていく方向でライティングしています。

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石川大樹のコメント

まず装置がよくできていてオッと思いました。最小限の工作でちゃんと叩けていてすごい…!

古賀も書いてますが、装置をスイッチする「ビシッ」とした手の動きも小気味よくて最高でした。

演奏旅行っていうのもしゃれてていいですよね。

せっかく面白いことをやっているのですが文章がちょっと平易な感じがするので、もっと凝るとクオリティ上がりそうだなと思うんですよね。ただそれってちょっと慣れが必要で。

どうしたらいいかなと考えたのですが、もしかしたら、「普通のことをやって面白く書く」練習をしていただくといいのかもしれません。変わったことをやると、平易な文章でも変わった記事になるじゃないですか。普通のことをやって平易に書くとただの日記になっちゃうので、そこを「面白くしてやるぞ」って気合い入れて書くといい練習になります。

そうやって文章に凝る感覚がつかめれば、変わったことをやるのはもうできているので、組み合わせると最強のライターになれます!ぜひ試してみてください!

 

【もう一息】曲がった道路標識を考察してたらとんでもない街に住んでることになった

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[投稿者]いずこさん (いずこの日記
[コメント]曲がっている道路標識を見ているのが好きで、どうして曲がったのか考察してみました。

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古賀及子のコメント

テンポ最高、イラストもはまってますね! 大喜利的な記事ですが臆せずばんばん「考察」が繰り出されていき力強いです。

最終的に「この街」を考察から定義してしまう力業にも笑いました。

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石川大樹のコメント

面白かったです!曲がった標識を集める、という点では路上観察ものとも言えますが、路上観察って「集めて分類してみました!」だけだとあんまりおもしろくならないんですよね。そこで大事なのが書き手による解釈で、この記事はそれがうまくいっている好例だと思いました。イラストがキャッチーなのがいいですよね。

ないものねだりになっちゃかもしれませんが、ひとつだけでも、こうやって曲がったんだっていう真相がわかると記事に奥行きが出たかなと思いました。ネット上の資料でも何でも。

 

Tips:タイトルには一般性、中身は自分の話。

今週も、6/16の配信「面白い記事を作るチェックリスト」よりTipsをご紹介したいと思います。

タイトルはクリックされやすいように一般的な話題を、中身は自分の話を書くとよいです。

例えば、こんにゃく食べ放題の店について書くとします。まずタイトルですが、

×こんにゃくが好きな私
〇こんにゃく食べ放題の店があった

この2本の記事が並んでたら絶対後者を読みますよね。読者は自分に関係がある記事が読みたいんです。なのでタイトルは一般的なものを。

そして本文では、自分の話をします。
といっても自分の生い立ちとか人生観とかを書くわけではなくて、あくまでこんにゃく食べ放題の店について書くわけですが、その中に自分のこんにゃく愛の深さとか、学生時代のこんにゃくエピソードとかを入れる。そうすると他にはない、自分にしか書けないレポートになってくるわけです。

入り口は広く、中身は濃く、でいきましょう!

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