特集 2022年6月23日

note共催・記事コンテスト「やってみた大賞」力作ピックアップ

こんにちは、編集部 石川です。

お昼に近所の店でタイ料理食べたんですよ。メニューにグリーンカレーとレッドカレーがあって。これにあと黄色い甘口カレーがあったら、混ぜていろんな色作って絵が描けるんじゃないの!?って思ったんですよね。

そんな思い付きをやってみて、記事にするコンテスト「やってみた大賞」、noteと共催で開催中です。ここではこれまでのエントリー作から特に面白かったものをピックアップしていきます!

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

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記事コンテスト「やってみた大賞」やってます 

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なぜかポリゴン化した林がイメージキャラクター

「やってみた大賞」では、あなたがやってみたり、つくってみたりしたレポート記事を募集しています。自分で何か新しいことに挑戦したり、体験したり、話を聞いてみたり、とにかく自分なりに「外の世界を楽しんだ」記事です。

…と説明されると悩んじゃいますが、要はふだんデイリーに載ってるような記事なら何でもOKです!応募方法はハッシュタグに「#やってみた大賞」を設定してnoteに記事を投稿するだけ。締切は8/16(水)です。

詳しい応募要項はnoteの「やってみた大賞」募集ページをご覧ください!

投稿作ピックアップ

さてここからは、現時点までに投稿いただいた作品のうち、特に面白かったものをピックアップしてご紹介していきます。「やってみとるね!」と思いながらご覧ください。
タイトルか、画像をクリックすると作品ページに飛びます。

 

ピックアップ①
ねるねるねるねをクラシルみたいに作りたい
tonkotutarouさん

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クラシルはご存知でしょうか。上から見下ろしたおしゃれな映像が特徴のレシピ動画サイトなのですが、そのフォーマットでねるねるねるねを作ってみる記事。その動画がこちらです。


まず動画の完成度が高いのですが、それだけじゃなくてぜひ記事も読んでほしいんです。まず「クラシルっぽさ」を研究するところから始まって、実際の撮影ノウハウ、そして盛り付けの苦労話まで、この映像ができるまでの過程が全部わかるようになっています。

記録として面白いだけじゃなく、「これをマネすれば自分もクラシル風の動画が撮れるかも」って思わせてくれるんですよね。読者をその気にさせる記事はもれなくいい記事です。

「これを毎日撮っているクラシルの人はすごい。洗い物はどうしてるんだろう。」など、実際にやった人ならではの感想もグッときました。

 

ピックアップ②
マクドナルドで完全栄養献立を作って食べてみた
Mat'z さん

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栄養計算アプリを使って、三食マクドナルドだけで栄養的に完ぺきな食事をしてみたレポート。

体に悪いイメージのファストフードと完全栄養の組み合わせがおもしろいです。ポテトとか普通に食べても意外にOKなんですね。また、毎食もりもりコーンを食べさせられているのには笑いました。

また「リキッドレモンは本来はアイスティー用だけど、ドレッシングのかわりにリキッドレモンをもらえないかとお願いしたところ快くつけてくれた。」など、アクロバティックな注文をしているところも面白かったです。

いったん広告です

ピックアップ③
大人になってから歯の矯正をしようと決めたはいいものの③
あずきみみこ(イラストレーター) さん

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たぶん歯科矯正のレポートってもうネット上にいっぱいあると思うんですけど、そこにあなただけの発見や感想があるのであれば、新たに書く意義はぜんぜんあるわけですよ。そんな勇気をくれる記事でした。

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記事より

大人が歯科矯正するとどうなるかっていうのが、実感がこもったイラストでわかりやすく表現されています。のですが、イラストだけでなくちゃんと本文も面白いんですよ。書き出しが

前回の歯医者で
「何か食べない方がいいものありますか」
と尋ねるとグリーン先生が言った。

「とんかつ系」

とんかつ系とは。

ここでもうぐっと興味を惹かれますよね。他にも噛むことを放棄する歯の描写や担当医ガチャなど、笑いどころがたくさんありました。こういう「おもしろくしよう」っていうサービス精神が、記事執筆のいちばん大事なところだったりします。

 

ピックアップ④
タイの太陽光でつくる究極のサステナブル料理!?
カボニュー さん

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タイからのレポート。ガイヤーン(鳥の丸焼き)を、鏡で集光した太陽光だけで焼いている、というお店のレポートです。

大量の鏡で日光を集め、その前に鶏肉が吊るされている様子はなんだかシュールで笑えるのですが、その後のちゃんとおいしそうな料理の写真も食欲をそそられました。「行ってみたい」と思うけど場所的にもご時世的にもなかなか行けなさそうなので、こういったレポートはうれしいです!

 

ピックアップ⑤
【クロコダイル実食レポ】ワニと熱い握手を交わす、寮で暮らす、という事
ぶもチャン👾 さん

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こういう変わったものを食べる記事ってけっこう難しくて、珍品扱いしすぎると下品な感じになるし、普通に食べすぎてもインパクトに欠けます。その点でこの記事は「握手をする」っていう別軸を作ることで、うまく印象をコントロールしているなと思いました。

未知の食品なのに、鮭皮ってワードが出てきて急にピンとくるのも楽しかったです。
 

執筆アドバイス

作品紹介は以上です!ピックアップにあたって投稿作品をどっさり読みまして、noteの書き手の皆様にお伝えしたいアドバイスを3つまとめました。ぜひ参考にしてください。

想定読者は「あなたを全く知らず、年齢も趣味も違う人」
日本人の8割以上が知っていることを除けば、すべて説明が必要
です。クラシルが何なのか、ガイヤーンは一般的に何で焼くのか、などなど全部です。
やってしまいがちなのが、自分の過去記事を読んでる前提で書かれているパターン。知人向けの記事ならいいのですが、広く読んでもらうためには配慮が必要です。

 

「おもしろくする」
必要な情報だけ書くのではなくて、ユーモアを忘れないようにしてください。冗談を入れたり、絶妙な喩えを考えたり。ふざけない方がいいのでは?と思うかもしれませんが、読み手に楽しく読んでもらうためのサービス精神だと考えてください。やってみるととても時間がかかる作業ですが、それだけの価値はあります。

 

自分語りより「楽しさ」を
あなたと無関係な人に読んでもらうのに、「これをやることが自分の人生においてどういう意味があるか」よりも、「これをやるといかに楽しいか」を書いた方が圧倒的に訴求力があります。「自分もやってみたい!」と思わせることを目標にしましょう。
そのためには「やってみるときは自分が主役、記事に書くときは対称が主役」と考えるとちょうどいいバランスになるのではないかと思います。(対象の楽しさを伝える目的での自分の話はもちろんOK、むしろ推奨です!)

 

また、先日配信した「面白い記事を作るチェックリスト」も、デイリーポータルZ秘蔵の記事作りのノウハウが詰まった内容です。あわせてごらんください~

 


ひきつづき作品募集中!

というわけであらためまして、「やってみた大賞」作品募集中です!締め切りの8/16まではまだずいぶん時間がありますので、ぜひ力作を書いてお送りください。

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↑応募要項はここをクリック!

 

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