古賀及子のコメント
じわじわ良さがやってくる感覚がありました。
肩のうえのシカオが庭氏さんに徐々にフィットしていく様が写真からグラデーションで見えてきます。映画鑑賞のところでシカオが完全に映画を観ていて、きまった! と感じました。
外に出たことによる刺激で未来がちょっと変わるラストはまさかのドラマチックでした。
動機をもうちょっと整理すると全体の筋が見えてくるかなと思いました。
冒頭では「シカオとの生活はすれ違いが起き、いずれ破綻してしまうかもしれない」だから乗せる、となっていますが、
〉往年のパートナーキャラクターたちは、皆主人公の肩に乗って冒険をしていた。
こっちが気持ちとしては理解しやすいですよね。
フィクションの世界では相棒を肩に乗せがち、だから俺も乗せる、の方がしっくりはまったんじゃないかと思います。
動機の切り口が鋭くなることで、記事中に起きたことの良しあしの判断もつけやすくなって全体にメリハリが出ます。