大江戸線はポイっぽい・東京陣取り合戦～自由ポータルZ

古賀及子のコメント

おもしろかったです！ やってることのとんちがまず効いているし、文章も書きなれた気負いない軽さがチャーミングです。

ひらめきから勢いよく取り組んで、トントン拍子にポイができる、そのあとふっと、

>なんか…。3Dプリンタでめちゃくちゃ2Dのモノを作ってしまったな。
>ま、いっか！！！！

ここで吹き出したし、全体的にこの感じの読めば読むほど元気がわいてくる楽しさがありました。

後半のすくう展開、いきなり海なのは贅沢で可笑しみがあるし、ここ、

>当方右利き、ゆえに魚に対して圧倒的有利！！！！

このパワーワードには魅入られます。それだけに、もう少し構成をまとめられないかと思ってしまいました。

（1）海：いきなりの海は面白い本気度も感じる→ただし魚不在
（2）風呂：本気度は下がる→おもちゃの金魚とはいえすくえた満足感
（3）釣り堀：網を編んで生きた金魚をとうろうとした→逃げられた

原状手をかけてたくさん取り組んでおり豪勢なのですがどれも突破されていない感じになっています。すでに前半で記事の完成度は高めてあるので、後半は海か風呂か釣り堀か、どれかひとつを100点にするとシュッとするかなと思いました。

林雄司のコメント

テーマがおもしろいですね。ナイス着眼点。
実際に調べて地図にマッピングしている労力もすばらしい。おつかれさまでした！

ガード下の飲食店は住所が丸の内にも関わらず有楽町を名乗っているのは飲食店としてのイメージですかね。そういうのも面白いです（小見出し「拡大が難しい有楽町派」の3行目、「最近攻勢を強めているのが丸の内派だ」は「有楽町派」の間違いかな）

ただ、素材はいいんですが一読してちょっと分かりにくいですね…。

アドバイスとしては3点です。

・題材そのものに力があるので戦国時代的なたとえ話は不要かも
働いている人も多い地域ですし、ミッドタウン日比谷以降、日比谷を名乗るビルが増えていることなどはそれだけでフックになります。むしろ戦国のたとえのほうが狭い可能性があります。
・文中に出てくる地名を地図に出す（有楽町・日比谷編で地図に晴海通りの表記がなかったんですが、そういう細かいところも）
・本文に出てこない「黄：新興勢力（その他）」は地図から消して、対立の構図をわかりやすくする

でっかい魚をつかみかけている感じはします。3地域ありますが、ひとつの地域に絞って書くのも分かりやすくコンパクトになると思います。題材としてはとても好みです！

石川大樹のコメント

面白かったです。駅前の店がどの地名を名乗っているか、というのはわりと思いつきがちなテーマですが、単にマッピングするのではなくそこにストーリー性を見出しているのが面白いなと思いました。

ですが林と同じくちょっとわかりにくさを感じました。

僕の案としては…

・各陣営に色を付けているので、文中の陣営名にも色を付ける

・説明→図の順番に配置されているので、読者は文章だけで頭の中に想像してから図が出てくることになります。それだとあんまり図の意味がないので、図を先に見せて文章で解説するのがいいです

・林とは逆ですが、戦国時代的なたとえ話は、個人的には魅力的に感じました。単なる街研究ではなく、ストーリー性が生まれるので。が、やはり読者がイメージするのにパワーを使うので、図をさらに増やすとか、欲を言えばちょっと大変ですがアニメーションで戦況の推移を見せるとかすると、かなりよくなる気がします

あと建物ごとの寄りの写真はあるのですが街自体の写真がなかったりしたので、「何も知らん人にもわからせるぞ」という気持ちで書くといいと思いました！