古賀及子のコメント
おもしろかったです! 実はオモコロ賞で岡田悠さんの賞を受賞された際にすでに拝読し、わくわくさせてもらっていました。
この記事のすごいところは圧倒的な演出力だと思います。
ロマンを発動させなにがしかの謎調査を企画化するときにやると良いことといえば、手を動かす(文献調査)、外に出て体を動かす(取材)、人に聞く(インタビュー)、この3つですが、それをひとつひとつちゃんとやってちゃんと整理して文章で演出して書いていくことで直線距離で真実にリーチせず、上手に寄り道しています。内容を濃くするのがうまいなと感じました。
風情なしでいけば、わりとすぐに真実にリーチしちゃう方法もあったと思うんです。
でもそうせずに、遠くからじっくりと、タイトルのとおり3ヶ月かけて攻めることで面白さも情報も同時に積み上げた。マゾ的に取り組む記事の情報量を堪能しました。
入り口のきっかけ部分も同様にしっかり演出されていて感情が移入します。憎い上手さです!