特集 2019年4月24日

2020年のイヤーメガネは鼻水もおさえられる

来年は止まらない鼻水にも対処できるメガネがくるはず

あと半年経つと「今年も残すところあと2カ月ちょっと」になる。ついこの間、年が明けた気がしていたのに、もう年末だ。

その頃になると、きっとあちこちで「2020年メガネ」が登場するに違いない。どんなものになるのか、誰よりも先に考えておきたい。

島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。(動画インタビュー

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これまでの「イヤーメガネ」

西暦2000年以降、新年が近づくとその年のメガネが売られるようになった。

昔、一度だけ買ったことがある。

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写真の日付は2001年大晦日。新年に対して浮かれすぎだろう(場所はファミレス)

2010年過ぎてから一気に見かけなくなった。目の部分になる「0」が2つも確保できなくなったからだろう。

すっかりなくなったのだろうかと思ってはいたが、こんな形で存在はしてたらしい。

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ライター地主さんによる「風雲コネタ城」への投稿より

「1」部分がくり抜かれたイヤーメガネは2019年まで毎年存在してたようだが、どうも納得できない。

本当にいいのか、これで。

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「2019」なら丸い部分は2カ所あるから、頑張れば数字の形をそのまま生かしたメガネができる。そう思ったのが、今回の記事の発端だ。

迫りくる「2020年メガネ」を作るついでに、ここ2年以内ぐらいで使えそうなメガネも作っておこう。もちろん数字の形は生かしていく。

2年以内に使えるイヤーメガネ

まずは今年・2019年。「0」と「9」が目として利用できる。(よくよく検索してみると、このタイプのメガネと「1」をくり抜いたタイプのメガネ、どちらも存在していた)

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「9」の形をそのままレンズに

来年は久々に「0」が2つある年がやってくる!

元々は「0」が多いから作られてたはずのイヤーメガネだ。ようやく無理のない形のものを出せるときがきた。イヤーメガネはこうでないと!

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わーい、久々に「0」が2つだぞ。めでたい!! (目の部分を拡大鏡にしたら、目にケントデリカット効果が……)

これを過ぎたら、また丸くない数字を無理矢理くり抜く10年が始まるに違いない。

くり抜かず、数字の形をそのままにするとこうなってしまう。やっぱりくり抜くしかないのか……。

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見えない……

ついでのついでに令和(018)バージョンも作ってみた。

けど「ほら、これ令和なんですよ!」っていちいち言わないと分かりづらい。つぎの改元まで当分使えるけれども。

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目の部分を拡大鏡にしたので、令和のうちにこれが手離せなくなる日がくるはず……

メイキング「2020年メガネ」

少し話が広がってしまったが、「2020年メガネ」が本題だ。さっきのメガネをいざ作ろうとしたところで、真っ先に心配になったのが「2」の細さだ。

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「2」が潰れすぎないか心配しつつも、イメージ図を描いてみた。

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「2」がつぶれすぎるかなと思っていたが、意外とそんなことないのかも。

本物のメガネっぽく仕上げたいので、アクリル板をレーザーカッターで切って作ろう。

アクリル板の工作は初めてでどうしたらいいのか分からないので、FabCafeに持ち込んだ。

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初心者はまずここに行けばいいと聞いたので来た

今までレーザーカッターを使ったことがなく、どうしたらいいのか全然分からなかったので駆け込んだところ、あれよあれよという間にこうなった。

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ものの1~2分でメガネが……!!(2019メガネも一緒に切ってもらっていた)

illustratorのデータとアクリル板を渡すだけでこんなものが……! 初めてだったので感激しつつ、メリメリはがす。

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うおー、メリメリはがれる! 楽しいなあ(きっとこんなに新鮮に楽しめるの、初めてのときぐらいなんだろう)

これを100円ショップで買ったメガネに貼り付ける。フチが透明なメガネなら上に貼っても目立たないはずだ。

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市販のメガネに
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貼り付ける
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「2019」のほうは、つるの付け根を切断して接着したら安定が悪くなってしまった

これで「できたーーー!!」

……と最初は思った。

ちょっと待て。「2」の部分が鼻に当たる。これはメガネとしてアウトでは。

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ずっと付けてると、鼻に当たって痛い

装着感が不快なだけじゃない。鼻に当たってる分、メガネが浮くので落ち着かない。

不快じゃない「2020年メガネ」を!

2020年をこんな不快感を感じつつ迎えたくはないので、改良しよう。今度は鼻に当たらないものを作りたい。

数字部分を再設計し、ついでに作り方も変えた。

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つぎは3Dプリンターを借りて出力した。小一時間でみるみるできてくる!!

最初に作ったメガネは、既製品のメガネにそのまま貼り付けたが、もっと自然に仕上げたい。

そこでこの鼻メガネを買ってきた。

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いくつかメガネを作った後だと、これが100円で買えることに若干驚きを感じる
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鼻の穴がある……

これをどうするかというと……

こうだ。

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3Dプリンターで出力したこれに
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このメガネを
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はめる!!

おおおーー……はまった~~~!!!!

そしてこれを着色すると……

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夜ベランダで色を付けたら見えづらすぎる (2つあるのは、メガネに上手くはまらなかった失敗作……)
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できたーー!!

鼻に当たらずいい感じに着用できるかどうか。かけてみると……

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おお……ピッタリ! 撮影する場所によっては、妙にアートっぽさが……

「2」を大きくしたことで、いい感じに鼻を避けた形となった。スッキリとした着用感! これはいい。2020年明けるときに、負担なく着用できそうだ。

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けどちょっと飲みづらい……

鼻ピッタリのサイズなので、鼻水が止まらないときにも使えるぞ……!

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鼻水を抑えるティッシュもこれでもう落ちない

これでもう手で押さえる必要もない。来年の春、このメガネで鼻水をおさえる花粉症の人が大量発生したら最高じゃないか。

もし商品化したい方がいたら、ご連絡ください。


塗るのが下手だ

最初から赤い樹脂を使ってプリントすればよかったのだが、白い樹脂しかなかったので塗ることにした。

スプレー塗料で着色するのが不慣れすぎて、気泡やムラを気にして塗りなおしまくってるうちに、スプレー缶1本も使い果たしてしまった……。メガネひとつを塗ってただけなのに。

ハンダごてのときに続き、そもそものノウハウが分からないがゆえの、塗料の無駄遣いだった気もしてる。上手く塗る技をそのうちなんとか身につけたい。

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事件性を感じるほど真っ赤
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