自由ポータルZ 2020年6月5日

USBを一発で挿す・広告コピーに潜む「あるある探検隊」~自由ポータルZ

こんにちは、編集部石川です。
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デイリーポータルZ新人賞へ、たくさんのご応募ありがとうございました!
ここで日別の応募作品数のグラフをごらんください。

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ギリギリ応募の多さ!
次に、最終日の時間帯別、応募数のグラフをごらんください。

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23時台の多さ!!
20時ごろの応募作品に「ギリギリの応募ですみません」というコメントがついていたのですが、安心してください。あなたはまだ早いほうです。
審査にはもう少し時間がかかりますので、結果を楽しみにお待ちください。
では今週の自由ポータルです!

【入選】誰もがUSBを一発で挿せる世界を目指して

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[投稿者]りばすとさん (ぼんやり参謀
[コメント]Amazon社の広大なwebサービスを無駄遣いしているところがひそかにお気に入りです

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古賀及子のコメント

あるあるのネタ化、これは鉄板ですね……! この問題はIT情緒でもあるのでより深く堪能させていただきました。
冒頭、文句なしの書き出しです。続いての4ステップも人類のがっかりが完全にまとめられていて感激しました。
からの、装置がすごい。というか、すごい! と思わせておいて、すごくなさが途中で分かる(でも十分すごい)展開もチャーミングです。
送信するメッセージの内容が違うなど細かいところまで気が利いているのも上手でした。

 

【もう一息】タピオカはしょうゆ以外に漬けてもわりと美味しい。11種類の素材で漬け込んでみた

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[投稿者]高下龍司(koge)さん (クレイジースタディ
[コメント]昨年の富士そばの暴挙は関西でも伝わり聞いています。そのオマージュ記事です。

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古賀及子のコメント

インターネット上で息をしているからには誰かがやらねばならないネタですね。確実な実施、ありがとうございます!
淡々としっかりミッションを慣行しているので安心して読めますし、全体的に味が想像できて口がおいしくなりました。
この手の料理の横展開は種類はたくさん試したい、でも記事が長くなって単調になるのがどうしても課題なんですよね。
途中に関係のないフリー素材のネギの写真を挟むのは小粋でした。
もうちょい抜本的になんとかするとしたら、普通にはなりますが、ダメだったやつOKだったやつをまとめる、傾向でまとめるなど1品1品ではなく全体を読むように構成をもっていくといいかなと思います。 

 

【もう一息】広告コピーに潜む「あるある探検隊」を探検する

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[投稿者]甲斐兵衛太さん (俺の(散らかった)脳内
[コメント]日本人なら誰でも知っている「あるある探検隊」その奥深く、だけど身近な世界を一緒に探検しましょう!

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石川大樹のコメント

特に気にかけていなかったキャッチコピーが、新しい視点を持ち込むことで鑑賞対象になるという、好例の記事だと思いました。
また、『「あるある探検隊」という形式の詩がある』の冒頭が良いですね。そういうもんだと言い切ってしまうことで生まれてくるおかしみがあります。
単に形式にのっとったコピーを探すだけでなく、同じシリーズの広告との比較するなど、外に目が向いているのもよかったと思います。
欲を言えば個々の事例へのコメントだけでなく、事例をまたいだ比較分析などできているとより面白かったかも、と思いましてのもう一息です。そのためにはもうちょっと数があった方がいいのかな。
ぜひまたお送りください!

 

【もう一息】‪『赤色エレジー』の月を部屋に招く

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[投稿者]唐沢むぎこさん (唐沢ジャンボリー
[コメント]『赤色エレジー』に出てくる、インパクト大の月をお部屋で再現

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林雄司のコメント

これを選んでみました。赤色エレジーという題材がピンポイントに刺さったからかもしれません。
テキストの間にイラストを挟むテンポが良いです。ネタよりも伝えかたで読ませることができると思います。
今回は林静一タッチで描いているイラストがありますが、別のタッチでもいけるんですね。
いまの自画像のタッチがツルっとしているので、このような手触りのあるタッチで描いてみると印象が違ってくると思いますよ。
タッチ変えてみてはって無礼なコメントですが、どうでしょう!

 

Tips:頭から書き始めなくてよい

そういえば、記事って頭から書かなくてもいいんですよ。一番書きたいところから書けばいいのですが、僕は特に、冒頭の導入部は最後に書くようにしてます。
本文のテンションとか、言いたいこととか、書いてるうちにけっこう変わってくるじゃないですか。それがまだ見えてない状態で導入書き始めちゃうと、あとでちょっとズレた感じになっちゃうんですよね。
あと先に導入書いちゃうと、長くなりがちなんですよね。全部説明しようとして。本文中に自然にわかることまで、全部冒頭に説明しようとしてしまう。なので最後に書いてます。

これは絶対そうした方がいいというわけではないですが、そのくらい柔軟に考えて良いですよ、ということでご紹介しました。

ではまた次回!

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