1週間を振り返る(東京都心周辺)
週末の予報が当たらず、すみません…
11月といえば、天気が安定して、予報の成績が上がる季節。なのに、今年はどうも調子が上がりきらない。
とくに週末は、のろわれたように、予報がウラ目に出ている。
先週は、土曜(17日)にガッツリ雨が降るという予報だったが、太平洋からの湿った南風が弱く、雨雲はバラバラに。
「あれ?雨の予報じゃなかったっけ?」という言葉に、「いい青空ですね」と無邪気な笑顔で返すしかなく、かなしいくらいの晴天だった。
土曜にかんしては、前日に予報を修正したので、いちおう当たりになったが、日曜は夜遅くになって雨。こっちは前日に予報できず。
降ると言ったら降らず、降らないと言ったら降る…なんで週末の予報はウラ目に出るの!?ウラめしい!
【今週のみこみ】今週はシベリア出身の冬将軍のふるまいに注目です
遅れていた冬が、やってくる。寝坊ぎみだった冬将軍(=寒気)が、目を覚まして仕事を開始。
なかなか初雪が降らなかった北海道だけでなく、木曜(22日)夜~金曜は東北の平地など本州でも、日本海側では雪になるところが出てきそうだ。
全国的にも今より寒くなるのは確実だが、冬将軍がまともに出勤するのは今シーズン初なので、力量が読みきれないところはある。
もし、思った以上に仕事ができてしまう冬将軍なら、新潟あたりでも初雪が降ったり、東京や近畿では木枯らし1号が吹くことに。
どれくらい寒くなるか結果は来週!
今週の格言
『シーズン初めの冬将軍は、力量が読みづらく、思った以上に冬らしい天気になることがある』
質問コーナー
「天気予報って、どの番組でもサイトでも同じに感じます。気象予報士は自分で気象を予想するのではなく、気象庁の発表に準じた予報を伝えるだけなんですか?」
答え:自分でやってますよー。
もちろん、日々、自分なりに天気がどうなるかを考えています。ぼくがツイッターに毎日アップしているコメントも、自分で「こうなる」と考えたものです。
テレビで伝えるときも、自分が「こうなる」と思ったことをしゃべるのですが、ただ、少し大人の事情がありまして…。
テレビに出る天気マークが番組によって変わりすぎると、「同じ局なのに」とおしかりをいただくことがあるんですよね。なので、気象庁の予報のマークに統一して、画面に出している局が多いです。もちろん、あまりに自分の考えと予報が違うときは、マークを変えて、画面に出します。
サイトは、天気マークが大きく違う日って、けっこうあるんですけどね。
いずれにせよ、テレビにしてもサイトにしても、同じように感じられるのは、ぼくたちの解説や伝えかたが似通っているという裏返しでもあり…精進します!
TEN-DOKU
先週の問題は、こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「北海道付近にある低気圧に注目」です。
理由などとともにお願いします。
正解は来週に!