沖縄の名物おばあ・スズメの涙の原価・焼きそばを煮る～自由ポータルZ

石川大樹のコメント

最初の一区切りまでの3段落くらいで、いやなんなら最初の2行の時点で、もういい話する気満々じゃないですか。こっちもおもしろサイトに携わって10年以上ですし、身構えるんですよ。いい話には騙されんぞ、という。すごいハードル上がってる状態ですね。それで最後まで読みました。……うわーん、めちゃくちゃいい話でした…。

うまいなと思ったのは、徹頭徹尾、事実だけが書かれてるんですよね。起きたことが。たまにほんの少し感想が混じる程度。だからわざとらしさがないんですよね。例えば再会して覚えててくれた時、「うれしくてちょっと涙が出てしまった」とか書いてあったら一気に台無しじゃないですか。代わりに「はるこさんの顔が、みるみるうちに深刻なものになる。」このディテール。その解釈は全部こちらに委ねられている。そのうえで僕は自分の責任のもとに自分の感覚で、心を打たれました。そう思わせてくれるのがいい文章ではないかなと思います。いい文章でした。

石川大樹のコメント

狩猟免許のパートまではふむふむと思って読んでいたのですが、動物愛護管理法のところでオッと思いました。このしつこさ、いいぞ、という。1つの観点だと記事って浅くなるので、2つ以上の角度から切り込んでいくのが大事ですよね。そういう意味でこの考察だけで確度を変えた2パートがあるのはいいなと思いました。とはいえここで終わったらもう一息だったのですが、ちゃんと自分の手も動かしてるのがいいですね。言ってみれば茶番ではあるのですが、スズメの目から流れる涙が予想外にロマンチックで気に入りました。

また記事が書けたらお送りください！

古賀及子のコメント

芋煮はインターネットに愛されたパーティーです。これまでさんざんつわものがネタとして取り上げてきた超レッドオーシャンなわけで「冬に大阪の河原で芋煮」というのは弱いかなと思ったのですが、記事の「最後に」の部分が急に上手で笑ったのでもう一息で採用させていただきました！ピクニックが好き、というのを動機にするとちょっと俺色が強まりすぎてしまうので、最後に書いた宗教戦争の部分を冒頭に持ってきて、中立国大阪として参戦するようなかたちで書けるとネタとしてはまとまったんじゃないかと思います。

古賀及子のコメント

「これ、うそじゃないか」という動機むちゃくちゃいいですね。

シンプルなネタなのでテンポよい展開も気持ちよかったです。

>  茹で上がったときに油が落ち、独特のテカリがなくなった麺は、ちょっと細いスパゲティのような見た目になっていた。

ものすごく身近なもので身近なことをやっているので上のような気づきに素直に「へー」となりますね。味が薄いという結果も意外でした。小見出しをつけるともっとテンポが出ると思います。「煮そばはやさしく頬をなでるような味」とか、よく書けたところを見出しに出す感じです。

林雄司のコメント

みんなキャンプの朝食ってこんな凝ってるもの食べていたとは！　たしかにコンビニ弁当とかおにぎり食べるはずないですね。

それにしてもチーズダッカルビとは！

ひとり遊びでもなく、色んな人が出てくるし楽しい記事だったと思います。

文章もこねくりまわしてなく素直でいいですね。

林雄司のコメント

未亡人がはじめたからという話ははじめて知りました。なるほど。納得です。でも確かにこれ、どうやって記事にするか悩みますね。

1～2軒、話を聞いたらちょっと記事に厚みが出たかもしれません。記事には他人を出すのがいいですよ。

ひとりで作ったり調べたりすると一人の脳で完結してしまって書くことがあまりないんですよね。他人を出すとその予想外の反応や、それに対する自分を描くことができます。材料が増えます。