自由ポータルZ 2018年11月23日

昔の人体解剖図・トイレを注意深く見る~自由ポータルZ

こんにちは、石川です。今週、来週と林がMaker Faire Parisのため、おフランスに行っているのでお休みです。いま入力してて気づいたのですが、フランスに「お」をつけるとき大抵「おフランス」じゃないですか。御フランスだとだいぶ印象変わりますね。貴族の匂いがする。

今週の自由ポータルは2本です!

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【あと一息】手術の説明を受けたら昔の人体解剖図を思い出した

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[投稿者] モロズミ・ダンさん (昭和キッドの記憶のカケラ
[コメント] 手術をしたことをきっかけに、小学生のころゾクゾクしながら見入ってしまった昭和時代の学習用人体解剖図や模型をあらためて見直してみたくなった。学童向けにしてはかなりリアルで目を背けたくなる反面、引き寄せられる不思議な力も感じる。それを一言でいう適当な言葉がみつからなかったので「キモ好奇心」と勝手に名付けてみた。気になる手術跡の微妙な段差をスリスリ撫でながら記事を書いた。

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古賀及子のコメント

昭和30年代の子どもの文化を研究されているということで断りもなくリソースが豊富ですごい……!

昭和の子ども向けの人体本のガチさ泣くほど伝わりました。夏目漱石の脳が出てくるくだり、なぜ夏目漱石の脳の写真が出せるのかがよどみなく解説してあって記事の強度が高まってました。

なにがしか対象があって紹介する記事は「なんでこうなのか」の疑問が残ると読後感が悪くなってしまうんですよね。最後透明の皮膚に収納できるプラモデルも最高にかっこよかったです。

そもそもこういった本やおもちゃを紹介しているブログなので記事の入り口がご自身の入院なわけですが、先に興味喚起の間口が広い本やプラモを出すと読み手としては気が楽です。入院のエピソードはグッズを紹介しながら、ぼちぼち挟んでいくと書き手が身近に感じられると思います。

 

【あと一息】現代人たちよ、もっと注意深く公衆便所を観察しようではないか。

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[投稿者] 千徒馬丁さん (ゑずトリア研究所
[コメント] 日々キレイにリフォームされていく公衆便所。親切で清潔なAfterなトイレ。しかしトイレの始まりはBefore便所である。Before便所に混入される『情』それをより多くのひとたちにご紹介したいと思う。きっとあなたもこの情を感じて大きくなっているに違いない。

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石川大樹のコメント

トイレの記事ということで、90年代に「東京トイレマップ」管理人としてウェブマスターのキャリアをスタートさせた林がいないのが惜しまれます。

以前僕もトイレの記事を書いたことがあるのですが、トイレって他の人が入ってこないので写真撮りやすくていいですよね。

路上観察(室内ですが)的なネタですがちょっとフォーカスが甘い気がしました。やり方としてはいくつかあると思いますが、トイレのあれこれを見るのではなくてトイレットペーパーホルダーのみに絞って分類整理する、みたいな対象を絞るやりかたが一つ。あるいは全体を見るにしても、例えば「住むならどうか」みたいな視点を決めるのが一つ。なんとなく紹介するのではなくて、対象や視点をビシッと定めることで、読者も話をつかみやすくなると思います。

あとトイレ観察であるということが読み進めてだんだんわかってくるような構造になっているので、最初に明示したほうがいいと思います。これについては締めで。

 

おわりに

まずは大枠を説明する

先日、某ライターと話していたのですが、書き手って書くことの全貌が見えているので、ついディテールから入っちゃう場合があるんですよね。

例えば今日の千徒馬丁さんの記事だと、最初エッセイっぽく始まって、次の見出しでトイレの歴史っぽい話が始まり、写真3枚目くらいでようやく「トイレ観察の記事かな?」っていうのがわかるんですよね。

全体が見えていない読者にとっては、ここにくるまで何の記事なのかがわからず、不安定なまま読み進めることになります。文学だったら先が見えないハラハラドキドキの展開もアリなのですが、レポート記事だと意図が不明瞭になって読んでもらえないことが多いです。

記事のテーマ(「トイレを観察します」)はかならず最序盤(冒頭である必要はないですが)に明記するか、本文でもったいぶりたい場合はタイトルに入れるのがいいのではないかと思います。

ではまた来週!

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