週末も？今週は強風の日が多いです ～あと出し天気予報

まずまずの成績だった先週の予報。 ……だったのに、土曜（7日）がボロボロ。

朝の5時か6時まで降ると見ていた雨が、夜中1時頃には終了。がっくり。

昼間は晴れて、20℃を超える陽気かと思っていたら、風がビュービュー吹いて、寒いくらい。またがっくり。

さらに、夜はノーマークの雨に降られて、またまたがっくり。

1日で3日ぶん、予報をはずしたような、ふんだりけったりの結果。

ちなみに、自分は昼間にいつでも半袖になれる準備をしていて、上着をもっていなくて、いろんな意味で寒い結果に。人に上着を借りて、ずっと外で過ごす土曜の昼下がり。

気象予報士も、そういう日があるんです。

先週は、はじめ初夏の暑さで、週末はけっこうな冷え込み。

こうやって気温差が大きいときに、風は強く吹く。気温差を解消しようと、大気がグルグルと大きくかきまぜられる。それが風。気温差が大きいときほど、勢いよくかきまぜる必要がある。つまり、風が強くなりやすい。

今週も、日本周辺で気温差はまだけっこうあって、強風が吹きやすい。水曜（11日）と、週末に、低気圧が来るタイミングで吹きそうだ。

週末は、低気圧が日本海→北日本コースだと、全国的に南風が強まる。低気圧が本州南岸だと、風が強まるのは低気圧の近く。つまり、太平洋側の海沿いが主になりそうだ。

どうなるか、結果は来週！

ちなみに、南風のとき、関東の群馬県など内陸では、あまり強風が吹かない。南風が関東平野を進むうちに、陸地の摩擦でブレーキがかかる。

春の強い南風に困っている人から見ると、うらやましく、最高な場所！（我が家は南風のとき、外のいろんな物が飛んでいきます…。群馬うらやましい！）

たとえば、緑が少なく、人工排熱が多い東京都心は、ヒートアイランド（熱の島）状態となっていますが、その中でも緑がいっぱいある大規模な公園や皇居などは、気温の上昇がおさえられていることが確認されています。周辺より涼しいので、クールアイランドとも言われる現象です。

植物にさえぎられて直射日光が減ったり、植物から出た水蒸気が蒸発して気温が下がったりして、涼しい空気がたまりやすいわけですね。

そういった緑がたくさんある地域から、涼しい空気がにじみ出してきて、周辺では気温が1～3℃低くなることも観測されています。

将来的に、このまま気温上昇がつづいたら、そういった緑地周辺の土地は、「暑さがマシ！」というのをウリに、地価や家賃が上がる時代がくるのでしょうか。

でも、冬の緑地周辺は、他の地域より寒いので、どっちもどっちか…。

先週の問題は、こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします！

追加のヒントは、「高気圧の動きに注目です」です。

解答はこちらから↓