とにかく安い
買いすぎた
卸売市場で買ってみた。ばら売りでなくまとめ売りで買わされた。全部で2000円(120元弱)だったけど随分買えてしまった。人生初の大人買いにして爆買いであった。
知り合いの子供が英語版のポケモンカードをコンプリートしたと言っていて金持ちだなあと驚いたけど、それっぽいのがえらく安い値段で売られてた。なるほど日本とは事情が違うらしい。
小袋1つが1元(17円)で売られるようだ。その小袋が20個ついている。 これを僕は12元(200円)で買ったので全部売れれば8元(135円)儲かることになる。
アイドルモノだ。ビックリマンでいうヘッドシールもある
妄想が遊びを加速する
カードをよく見てみる。攻撃力と防御力、それに通し番号がある。アイドルカードにはさらにサイコロとじゃんけんマークもある。
サングラスや電話などの小物がかっこいい
学校の帰り道、お小遣いの1元で買うわけですよ。その後友達とカードを出し合って、「俺のほうが攻撃力高い!」「でも防御力は俺のが上回ってる!」「じゃあジャンケンで勝負だ」とかなるんですよきっと。
あ、そういえば遊び方は製品パッケージにもネットにもどこにも書いてませんでした。想像力と会話力が鍛えられるのですよこれは。
指が4本だけど、実はミッキーもそうだからたぶん問題ない
ヘッドカード(キラキラカード)は一味違う。強い。
現地のヒーローものカードだ。QRコードもあるぞ。 攻撃力は3億6520万、防御力は6億5200万だ。さすがヒーローは違う。
裏には別の謎の絵がかかれている
ヒーローもののカードは裏にもアソビがある。手持ちのカードを1枚とられるか、または「カエル跳び10回」や「異性の好きな人の椅子に座る」などといった罰ゲームかを選べとあるのだ。なんかもう好きな人の椅子に座るという罰ゲーム、たまらないですね。
攻撃の攻でなくて、功。たぶん功夫の功。ヒーローにも功徳が必要だ
女の子版もある。「コーデの魅力で勝負」とかそんな感じ
物理で闘う世界
女の子向けのカードゲームはお姫様コーデ系と、アイドル系だけだろうか。あとは男子同士がカードの攻撃力と防御力で戦うものだった。
中国で人気の三国志もカード化されていたが、これもまたそうだった。
三国志のカードだ。じゃんけんやサイコロはないが、”功”撃力と防御力はある
腕っぷしだけが試される世界。知力とか計略なんて面倒臭い概念はいれない
”功”撃力と防御力しかない世界。天下の軍師とよばれた諸葛亮も司馬懿も、主人公の劉備も、最大勢力の魏の国王曹操も、攻撃力と防御力しかない世界では武将呂布にかなわなかった。
呂布のカードを持った人が絶対に勝てる、それ以外は勝ちようがない。それもまたリアルを学ぶ上でいいと思いました。
亀仙人最強説
ドラゴンボールのカードが手元にある。これには3ケタの「攻撃係数」「防御係数」がある。一番強いのは誰なのだろうか。気になったので順番に並べてみたら、驚きの結果となった!
ドラゴンボールのカードだ。ヤムチャはいなかった。
孫悟空と孫悟飯のイラストが入れ替わってるが細かいことは気にしない。
亀仙人、スーパーサイヤ人化した孫悟空どころでなく強い。
亀仙人 360
孫悟空(子供) 340
ピッコロ 330
天津飯 320
孫悟空という名の孫悟飯 320
フリーザ 300
魔人ブウ 290
ベジータ 280
亀仙人が圧倒的強さを見せつけた。武術の功は年の功。そんな気になった。フリーザ様なんて亀仙人にかかれば目じゃないのである。
オンラインゲームの銃をピックアップしたカードゲーム。 億単位の”功”だけに、剣や拳(こぶし)よりも銃こそがこの世界で最強なのである。
三国志の概念は正しい
ドラゴンボールで孫悟空と孫悟飯が入れ替わっていても、亀仙人が最強でも、芸能人の腕力が想像であっても、三国志の呂布最強説だけは違和感がなかった。
仮に作り手が手抜きして勢いだけで作ったのだとしても、三国志の数値はしっかりしていた。中国人の間で三国志はよく知られているのだなと思った。
数字は雑でも、ドラゴンボールやNARUTOやキングオブファイターズ(ゲーム)を題材にするカードゲームはあった。中国のキッズに日本のアニメは今でも浸透していた。