特集 2018年1月28日

西郷丼

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今年の大河ドラマが「西郷どん」ゆえに、いま西郷どんが大人気。そこで今回は、西郷どんを丼的に具現化した「西郷丼」を作ってみたいと思う。
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!

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ちなみに西郷どんといえば、おなじみの
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こんな顔。まゆ毛ボーンで勇ましいよね。ボディは気にしないでよい。ではこの顔面をめざして「西郷丼」の作り方をお伝えしよう。明治時代のキャラ弁としても参考になるでしょう。
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そこで早速、材料を想定して、用意する。
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まず、西郷どんの象徴といえる、太いまゆ毛を黒を具現化しなきゃいけないね。そんな食べれる黒い物…ってことで、
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ごはんのお供としておなじみの「ごはんですよ」が丁度いいだろう。が、ない。
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けど実は、ノリからそれっぽいのは自作できるので、これを機に知っておこう。(ちなみに、昔あれ「のりっちょ」って呼んでた気がしたけど、千葉だけ?うちだけ?まぁいい。)まずは
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ノリをざっくばらんに、ざっくりばらす。ここに
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水を適量。
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砂糖も適量。
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みりんも適量。
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しょうゆも適量。まさかの適量ラッシュ。ニュースバリュー低し。つまりはだいたいでいい、ってことさ。で、これを弱火で
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混ぜ続けるんだ。ねるねるねるね~。と、熱していくにつれ、ノリと甘い香りの蒸気がモクモクと漂ってきた。
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「このモクモク、桜島を思い出すがよ!」

興奮する西郷。で、どんどん、毒々しいダークマターになっていき
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完成! これにて「オリジナルごはんですよ」ができたのだった! 匂いにつられて
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寄ってきたももはいったん無視する。
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そして、ごはんを丼に
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こんもりよそう。 同時にジャーからモクモクとあふれる蒸気。  
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「このモクモク、桜島を思い出すがよ!」 

ではこれを西郷どんの顔の形になるように、成形だ!
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西郷どんをイメージして、
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鼻の突起や額の彫りを具現化しよう。
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それにしても、さっきから「西郷どん」と打つたびに「最後うどん」と出てきて、地味に困る。
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そういえば顔色、ってことで、肌色を具現化せねばね。そのために投入するのが
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きなこ。モチ関係で余ってたヤツ。まぁ、きなこなので
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うっすら甘くなる。
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いいのかしら。でも甘党なのでヨシ。が、ファンデーションのように
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ふりかけていこう。
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ていうか、もものきなこへの情熱がエグイ。
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さらなるリアルを求め、顔に陰影をつけたくなってきた。そこで登場したのが
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黒砂糖。親の仇のように
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トンカチでぶっ叩き、粉々にしたのを部分的に置いていこう。
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不毛な美的感覚、参考にしてほしい。でもこれ、がっつり甘くなるね。
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いいのかしら。でも甘党なのでヨシ。
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そして目だが、
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白目のために
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かまぼこを使おう。そしてココに黒目をぶちこむために、穴を開けるのだが、こまごま穴を開ける際には
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ストローが役に立つので参考にしてほしい。で、そこに黒目的に、黒豆を
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ぶち込む。
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…これでいいや。

そして西郷どんの唇だが、カズノコでやろうと思う。包丁で唇のイメージで形づくって
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セットオン。
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わがままな唇、でいいだろう。それにしてもさっきから食材が、うっすらおせち感を出しているが、コレ大河の始まった年明けに作ったから、というのは内緒だ。
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そしてここで! 先ほど自作した、
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「ごはです」(こう略すとデスメタルのバンドみたいでかっこいい)で黒を具現化していこう。ミスは許されないので慎重に…
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おぉ! これ塗料として絶妙なゲル状で、
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チョー塗りやすい! これはオススメやで! 本来の用途ではないが。
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あと、どうせだから血色よくしてあげたいので、ココで
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桜でんぶを投入。チークな感じで施していこう。そういやこのでんぶも甘い。
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流れで、ただただ甘さをオンしている。でも甘党なのでヨシ。
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そして細部まで手を加えたところで、
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これにて! ついに完成してしまった西郷丼が、これだ!!
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ドン!! おぉ!西郷!
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S・E・
!
G・O・
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D・O・N!!

と見た感じ、かなりの西郷丼が具現化できたのであった!
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あ、そういえば、上野の彼は犬をつないでいるよね。ももっぽい犬を。そこで、もも、そういや犬なので、犬っぽくリードをつけて、西郷丼につないでみたら
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ドン!  S・E・G!! S・E・G!! 
と、ますます西郷どんに近づけたのであった(ということにする。)
で、ここでちょいと歴史マメ知識なんだけど、上野にいる西郷どんって、実はぜんぜん別人だという説もあったりする。
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…って、じゃあ必死で作ったこれなんだったの!!
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誰コイツ!! 誰丼!?

まぁ西郷どんって、知名度の割には、攘夷だったのに薩英戦争でとりやめたり、敵対してた長州といきなり薩長同盟結んだり、新政府立ち上げたのに征韓論の後に西南戦争起こしたり歴史的にもスタンスが定義しにくい人物ではあるので(急に受験モード)、こんな具現化でも良しと言えるだろう。
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と、できてしまったこれだが、一体どんな味だというのか、
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実際に食べてみようじゃないですか!
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顔面を食していくのは罪悪感があるが、おそるおそるパックンチョしてみたところ…
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!! 甘え! うっすら甘ぇ! なんだか、次世代の巨大おはぎ、でも食べているかのよう。それもすべては、きなこや黒砂糖のせい。
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知ってた。こうなるって。あんだけ甘み足してればね。でも甘党にはたまらない一品だと言えるッ!
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そんな西郷どんのような、スケール大きい薩摩フレイバーに
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すっかりお腹いっぱいになったけれども、おいしく完食ッ!!できまして、今回は無事それっぽいのはできたってことで、みなさんも適宜参考にして、明治維新のダイナミズムを体感していただけたらと思います。ではまたおやすみなさい…。

はい以上いかがでしたでしょうか今週の「真田丸も直虎も見たから西郷も見ることにするよ」。みなさんもご覧になっていただけたら幸いです。よろしくおねがいいたします。
「天を敬い、犬を愛せよ」
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