1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週はとにかく雨雨雨でした
秋雨前線が、最後のご奉公とばかりに働きまくり、おどろくほど雨が多かった一週間。日曜(22日)には、台風まで接近して大雨となった。
ふつうは、雨が降ると予報の成績が悪くなるが、「雨」と予報すればほとんどの日が当たってしまうくらい雨が降ったため、予報は快調。おかげで6勝1分けの好成績。
でも、こんなラクな予報がずっとつづくわけはなく、今週後半の天気を微妙にする、やっかいものが南の海で発生しそうだ。
雨を喜んでるわけじゃないですからね。
【今週のみこみ】次の台風がどこまで近づくかに注目です
台風21号は、静岡県に上陸。今年4つ目の上陸となった。今年は7月~10月まで毎月1つずつ台風が上陸していて、さすがにもう終わりだろうと思いつつも、11月が気になってしまう。
南海上では、次の熱帯低気圧がスタンバイ。このあと台風になって北上する見通しだ。
南海上でじわじわと大きくなっている台風の卵。大回りカーブか小回りカーブかで、週末の天気が変わる。
さすがに、21号が季節を前へ進めてくれたので、このあとの台風は日本に近づきにくくなる。
ただ、それでも本州のちょっと南くらいまでは来る可能性があって、もしそうなると、週末は太平洋側で雨が降りやすくなってしまう。
現時点では、陸から離れたところを通る可能性のほうが高めだが…結果は来週!
今週の格言
『天気はバランス。雨が降りすぎたあとは、晴れすぎるタイミングがある』
(…はずです。)
「この夏は「大気が不安定」という言葉をよく耳にしました。過去にも気象関連から流行したワード(例「ゲリラ豪雨」)があったら教えてください。
また、一般的には流行していなくても、業界で流行った言葉があったら紹介してください。」
「気象観測史上はじめての」「猛暑日」「爆弾低気圧」などは、過去に、年末の流行語大賞のトップテンに入ったことがありますね。
最近だと、豪雨をもたらす「線状降水帯」あたりが“流行語”になるのでは?という声が業界のなかでは聞こえてきます。
個人的に、最近ちょっと流行りすぎなんじゃない?と思うのが、「○年ぶり」という表現。天気コーナーやニュースで、やたらと多く使われています。
今は、ネットで「○年ぶり」が簡単に調べられるので、簡単に天気のニュースができちゃうんですよね。
しかも、「10月中旬として」とか対象の期間を短く区切って、記録が出やすくして、無理に「○年ぶり」と作っている感もあります。
そこまで、なんでもかんでも「○年ぶり」にしなくていいのではと思うんですけどね。そのうち、ひんぱんに使っている予報士は、“ぶり”っこ予報士と言われる気がします。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「4つの答えのどの都市からも、前線は東へ抜けていますね」です。
解答はこちらから↓
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